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「アジングを始めたいけれど、リールの番手って結局どれを選べばいいの?」——釣具店のリールコーナーで1000番・2000番・2500番という数字を前に固まってしまう初心者の方は本当に多いです。番手はリールの大きさと糸巻き量を表す数字ですが、アジングのような繊細な釣りでは、この1サイズの違いが操作感や疲労感に直結します。
結論から言うと、アジングリールの番手は「迷ったら2000番(シマノならC2000、ダイワならLT2000)」を選んでおけば9割の場面で失敗しません。ジグ単(ジグヘッド単体)から遠投、ちょい投げのキャロまで一通りこなせる、もっとも汎用性の高いサイズだからです。とはいえ、ジグ単だけに絞るなら1000番という選択肢もありますし、番手表記には「C2000」「LT2000」のようなややこしいカラクリも隠れています。
この記事では、釣り歴の長い先輩が初心者に教えるつもりで、番手の意味から1000番・2000番・2500番の使い分け、見落としがちな選び方の軸、予算別のおすすめ3機種までを、具体的な自重(g)や糸巻き量の数値で解説します。読み終えるころには、自分の釣りスタイルに合った番手を自信を持って選べるようになります。
・アジングで2000番が基準になる理由と番手の正しい読み方
・1000番・2000番・2500番のシーン別使い分け
・番手より大事な「自重・ギア比・巻取り長」の見極め方
・予算1万円台で買える実在のおすすめ3機種(実測スペック付き)
アジングリールの番手は結局どれを選べばいい?2000番が基準になる理由

アジングリールの番手で最初に覚えるべきは「迷ったら2000番」です。ここでは番手という数字が何を意味するのか、そしてなぜ2000番が万能の基準になるのかを、糸巻き量とボディサイズの観点から噛み砕いて解説します。
そもそも番手とは?糸巻き量とボディサイズの目安
番手とは、スピニングリールの大きさと糸(ライン)を巻ける量を表す数字です。数字が大きいほどスプール(糸を巻く部分)とボディが大きくなり、太い糸をたくさん巻けます。アジングで使うのは1000番・2000番・2500番という小型クラスで、ナイロン換算でおおよそ1000番が「2.5lb-100m」、2000番が「3lb-150m」前後を巻ける容量です。アジングは0.2〜1g前後の軽いジグヘッドを扱うため、リール自体も小さく軽いほうが手元の感度が上がります。一方で、番手を小さくしすぎると糸巻き量が足りず、遠投する釣りに切り替えたときに対応できません。最初の1台はこの「軽さ」と「容量」のバランスで選ぶのが基本です。
なぜ2000番が万能の基準になるのか
アジングで2000番が基準とされるのは、ジグ単・遠投・キャロ(飛ばし仕掛け)のどれもバランス良くこなせるからです。2000番クラスは0.3〜0.4号のPEラインやエステルライン0.3号を150m前後巻ける容量があり、港内の足元を探る釣りから、堤防の先まで遠投する釣りまで1台でカバーできます。自重もダイワ23レガリスLT2000S-Pで175g、シマノ ソアレBB C2000SSPGで185gと、1日中シャクっても腕が極端に疲れない範囲に収まっています。「とりあえず1台で色々試したい」という初心者にとって、もっとも後悔の少ないサイズが2000番です。デメリットを挙げるなら、ジグ単のみに特化したい上級者には1000番よりわずかに重く感じる点ですが、その差は後述する通り10〜15g程度です。
1000番・2500番が候補に挙がるのはどんなとき?
2000番が基準とはいえ、釣り方を絞るなら1000番や2500番が有利な場面もあります。1000番は0.5g以下の極軽量ジグヘッドを繊細に操作する「ジグ単オンリー」のアングラーに向き、リールが軽い分だけ小さなアタリを取りやすくなります。逆に2500番は、尺アジ(30cm級)や不意の根魚・青物まで視野に入れた遠投メインの釣りで、糸巻き量とドラグ力に余裕が生まれます。つまり「足元で数を釣る→1000番寄り」「飛ばして大物も→2500番寄り」「どちらもやる→2000番」という整理です。自分の通うフィールドが港内中心か、開けた堤防かをイメージすると番手が絞り込めます。
「S」「SS」「C」の浅溝・コンパクト表記の読み方
番手の数字の後ろに付く「S」「SS」「C」は、初心者がもっとも混乱するポイントです。「S」はシャロー(浅溝)スプールの略で、細い糸を少なめに巻く設計を意味します。アジングではPE0.3号やエステル0.3号といった細糸を100〜150m巻ければ十分なので、深溝より浅溝(2000Sや2000SS)が正解です。深溝を買うと大量の下巻き糸が必要になり、リール総重量も増えて感度が落ちます。シマノの「C2000」の「C」はコンパクトボディの意味で、1000番サイズのボディに2000番のスプールを載せた「軽さと容量の両取り」モデルです。表記を読めるだけで、店頭での失敗が一気に減ります。
シマノの「C2000」とダイワの「LT2000」は、どちらも「コンパクトな2000番」という近い立ち位置です。シマノC2000は1000番ボディ+2000番スプール、ダイワLT(ライト&タフ)2000は軽量設計の2000番。メーカーが違っても、アジングではこの2つが事実上の標準サイズになっています。
1000番と2000番はどっちが正解?ジグ単メインで変わる選び方
アジング初心者がもっとも悩むのが1000番と2000番の二択です。答えは「ジグ単オンリーなら1000番、色々試すなら2000番」。ここでは両者の違いを重量・容量・実釣シーンの3点から具体的に比較します。
ジグ単オンリーなら1000番が軽くて有利
0.5〜1g前後のジグヘッド1個だけで足元を探る「ジグ単」に絞るなら、1000番が有利です。理由は単純で、リールが軽いほど竿先までの感度が上がり、アジの「コツッ」という小さなアタリを手元で感じ取りやすくなるからです。1000番クラスは自重160〜180g前後のモデルが多く、長時間の繊細な誘いでも腕が疲れにくいのが利点です。常夜灯下でアジが浮いている港内や、豆アジ(10cm前後)中心の数釣りで真価を発揮します。注意点は糸巻き量の少なさで、PE0.3号なら100m前後しか巻けないモデルもあり、遠投系の釣りに転用しづらいことです。
遠投やキャロも視野に入れるなら2000番
ジグ単に加えて、キャロライナリグやフロートで沖を狙う釣りもやりたいなら2000番が正解です。2000番はPE0.4号を200m前後巻ける容量があり、遠投で糸を多く使う釣りでも下巻きなしで対応できます。30cm級の良型アジや、不意に掛かるメバル・カサゴとのやり取りでも、ドラグ容量に余裕があるぶん安心です。1台で港内のジグ単から堤防の遠投までこなせるため、「アジングを長く続けたい」「行く場所が決まっていない」初心者には2000番をおすすめします。デメリットは1000番よりわずかに重い点ですが、最近のモデルは軽量化が進み、その差はほとんど気になりません。
重量差は実測10〜15gという現実
「1000番のほうが軽くて感度が良い」とよく言われますが、実際の重量差は10〜15g程度です。たとえばダイワ23レガリスはLT1000Sが170g、LT2000S-Pが175gで、その差はわずか5g。シマノのソアレBBでも同クラスの差に収まります。500円玉1枚(約7g)2枚分ほどの違いなので、1日握っていても体感差は小さいのが実情です。だからこそ「軽さ」だけを理由に1000番を選ぶより、糸巻き量に余裕がある2000番を選んだほうが、後々の釣りの幅が広がります。数グラムの軽さと汎用性、どちらを取るかが番手選びの分かれ道です。
「とにかく軽いほうが釣れそう」と1000番を選んだものの、いざ堤防で遠投してみたら糸が足りず、キャロもフロートも使えなかった——という失敗は定番です。原因は、重量差がわずか10g前後しかないのに、糸巻き量の差(数十m)を軽視したこと。対策は、ジグ単専用と割り切れない限り2000番を選ぶこと。最初の1台は「できることが多い番手」が結局お得です。

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2500番・C2000番という選択肢|紛らわしい番手表記のカラクリ

カタログを見ると「C2000」「LT2000」「2500」と似た数字が並び、何が違うのか分かりにくいものです。ここでは番手表記の仕組みと、2500番をアジングで使う是非を整理します。
シマノC2000は「ボディ1000・スプール2000」の意味
シマノのC2000は、1000番の小さなボディに2000番のスプールを組み合わせた「いいとこ取り」の番手です。ボディが小さいぶん軽量(C2000SSPGで185g)でありながら、2000番相当の糸巻き量(PE0.6号-140mなど)を確保できます。アジングやメバリングといったライトゲーム専用に開発されたサイズで、感度と容量を両立したい人に最適です。シマノのライトゲームリールでC2000表記を見たら「アジング標準サイズ」と考えて問題ありません。注意点は、同じ2000でも「C2000」と無印「2000」ではボディサイズが異なること。店頭では型番末尾まで確認しましょう。
ダイワのLT2000の「LT」とは何か
ダイワのリールに付く「LT」は「LIGHT TOUGH(ライト・タフ)」の略で、軽くて丈夫という設計思想を表します。LT2000はダイワにおけるアジング標準サイズで、23レガリスLT2000S-Pなら自重175g、PE0.4号を200m巻ける容量です。シマノのC2000とほぼ同じ立ち位置と考えてかまいません。LTの後ろの数字(1000/2000/2500)が番手、「S」が浅溝、「P」がパワーギア(ローギア)を示します。型番を分解して読めるようになると、ダイワのラインナップが一気に分かりやすくなります。淡水のトラウトから海のアジングまで幅広く使える汎用設計が魅力です。
2500番をアジングで使うのはアリか?
結論、2500番はアジング「専用」としてはやや大きめですが、用途次第で十分アリです。2500番はPE0.6〜0.8号を200m前後巻ける容量があり、遠投のフロートゲームや、尺アジ・セイゴ・小型青物まで掛かる可能性のある場所で安心感があります。自重は200〜230g前後とアジング標準より重くなるため、繊細なジグ単には不向きですが、「アジング以外にライトショアジギングやエギングもやる」という兼用ニーズなら2500番が1台で幅広くこなしてくれます。逆に、港内の豆アジ・小アジを数釣りするだけなら、2500番はオーバースペックです。釣り場と対象魚のサイズで判断しましょう。

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番手と糸巻き量の早見表(釣りはじめナビ調べ)
番手ごとの目安を表にまとめました。実際の糸巻き量はモデルによって前後しますが、「どの番手にどの太さの糸がどれだけ巻けるか」のイメージをつかむ目安にしてください。アジングでは細糸を100〜200m巻ければ十分なので、浅溝(S)スプールが基本です。
| 番手 | PE糸巻量の目安 | 自重の目安 | 得意な釣り |
|---|---|---|---|
| 1000番 | 0.3号-100m前後 | 160〜180g | 港内ジグ単・数釣り |
| 2000番(C2000/LT2000) | 0.4号-200m前後 | 175〜190g | ジグ単〜遠投の万能 |
| 2500番 | 0.6号-200m前後 | 200〜230g | 遠投・大物兼用 |
※自重は各社の同クラス代表モデルから算出した目安です。正確な数値は各モデルの仕様をご確認ください。
アジングリールの番手選びで見落としがちな3つの軸
番手だけに気を取られると、もっと大事なポイントを見落とします。実は同じ2000番でも、自重・ギア比・巻取り長によって使い心地はまったく変わります。番手を決めたあとに必ずチェックしたい3つの軸を解説します。
番手より自重が体感を左右する
同じ2000番でも、自重が175gか190gかで一日の疲労感は変わります。アジングは軽量ジグヘッドを繊細に操作し続ける釣りなので、リールが軽いほど竿全体のバランスが良くなり、感度も上がります。たとえばダイワ23レガリスLT2000S-Pは175g、月下美人X LT2000S-Pは190gで、その差15gは長時間の釣りでじわじわ効いてきます。ただし軽さだけを追うと価格が跳ね上がるため、初心者は「180g前後で1万円台」を一つの目安にすると失敗しません。番手を決めたら、次は必ず自重(カタログの「標準自重」欄)を見比べる癖をつけましょう。
ギア比(PG/ノーマル/HG)の選び方
ギア比はハンドル1回転で糸を巻く長さに関わる数値で、アジングでは低め〜標準が扱いやすいです。型番末尾の「PG(パワーギア=ローギア)」はハンドル1回転の巻取りが短く、ジグ単をゆっくり一定速度で誘うのに向きます。「HG(ハイギア)」は巻取りが速く、手返しよく探りたい遠投系で活躍します。迷ったら、ゆっくり丁寧に誘えるPGかノーマルギアが初心者には扱いやすい選択です。たとえばダイワ23レガリスLT2000S-Pはギア比4.8・巻取り63cmのローギア、月下美人X LT2000Sはギア比5.2・巻取り68cmと、同じ2000番でもキャラクターが分かれます。釣り方に合わせて選びましょう。

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ドラグ性能と巻き心地もチェックする
細糸を使うアジングでは、ドラグ(魚が引いたとき糸を送り出す機構)の滑らかさが意外なほど重要です。アジは口が弱く「身切れ」でバラしやすいため、ドラグがスムーズに滑り出すモデルほどキャッチ率が上がります。シマノ ソアレBBの「ハイレスポンスドラグ」のように、細糸でも切れにくい滑り出しを売りにした機能を備えたモデルが安心です。最大ドラグ力はソアレBB C2000SSPGで3.0kg、ダイワLT2000で5.0kgほどあり、アジングには十分すぎる数値です。店頭でハンドルを回せるなら、巻き心地のなめらかさ(ゴリ感のなさ)も確認しておくと、長く満足して使えます。
番手選びに悩む人が意外と見落とすのが「巻取り長」です。同じ2000番でも、ローギア(63cm)とハイギア(68cm以上)では、同じ速さでハンドルを回しても糸の巻きスピードが変わります。アジが「ゆっくり巻き」に反応する日は、巻取りの短いローギアのほうが食わせやすい——という場面は実際によくあります。番手と自重だけでなく、巻取り長まで見て選べると、釣果が一段安定します。
予算別おすすめ番手とモデル|1万円台で買える実力派3機種
ここまでの番手の考え方を踏まえ、初心者が最初の1台に選んで後悔しにくい実在モデルを3つ紹介します。いずれもアジング標準の2000番クラスで、価格・自重・ギア比の違いで選び分けられます。価格は2026年6月時点の実売目安です。
コスパ最優先:ダイワ 23レガリス LT2000S-P
「とにかく安く、でもちゃんと使える1台」を求めるなら、ダイワ23レガリスLT2000S-Pが筆頭候補です。自重175gと同価格帯では軽量級で、ギア比4.8・巻取り63cmのローギア仕様はジグ単をゆっくり誘うアジングと好相性。PE0.4号を200m巻けるので遠投にも対応します。最大ドラグ力5.0kgと余裕があり、不意の良型でも安心です。希望小売価格は12,600円(税抜)ですが、実売は8,376円前後から見つかることもあり、コストパフォーマンスは抜群。デメリットは上位機種ほどの巻きの滑らかさはない点ですが、初めての1台としては十分すぎる完成度です。詳細はダイワ公式のレガリス製品ページで確認できます。
シマノ派の入門定番:ソアレBB C2000SSPG
シマノで揃えたい人や、ライトゲーム専用設計にこだわるなら、ソアレBB C2000SSPGが定番です。自重185g、ギア比4.6のパワーギア仕様で、ジグ単をゆっくり丁寧に誘うアジング・メバリングに最適化されています。細糸でも切れにくい「ハイレスポンスドラグ」と、なめらかな巻き心地を生む「マイクロモジュールギアII」を搭載し、入門機ながら上位機譲りの機能を備えます。最大ドラグ力は3.0kg、PE0.6号を140m巻ける容量。実売価格は約13,752円です。レガリスよりやや高めですが、ライトゲーム専用の作り込みと巻き心地を重視する人に向きます。豆アジの数釣りから尺アジ狙いまで幅広く対応する万能機です。
ワンランク上の質感:ダイワ 月下美人X LT2000S-P
「最初の1台でも少し良いものを」という人には、アジング・メバリング専用ブランドの月下美人X LT2000S-Pがおすすめです。自重190g、ギア比4.8・巻取り63cmのローギアで、軽量ローターによる巻き感度の高さが持ち味。繊細なアジのアタリや水中の潮の変化を手元で感じ取りやすい設計です。最大ドラグ力5.0kg、希望小売価格は18,700円(税抜)、実売は約13,600円。レガリスより一段上の質感と専用機ならではの作り込みが魅力です。デメリットは3機種の中ではやや重い点ですが、専用ブランドの所有感とアタリの取りやすさを重視するなら十分に元が取れます。スペックはダイワ公式の月下美人X製品ページを参照してください。
3機種スペック比較表(2026年6月時点)
| 項目 | 23レガリス LT2000S-P | ソアレBB C2000SSPG | 月下美人X LT2000S-P |
|---|---|---|---|
| 自重 | 175g | 185g | 190g |
| ギア比 | 4.8 | 4.6 | 4.8 |
| 最大ドラグ力 | 5.0kg | 3.0kg | 5.0kg |
| 実売価格の目安 | 約8,376円〜 | 約13,752円 | 約13,600円 |

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番手を活かすラインと組み合わせ|釣り方別の太さ目安
せっかく良い番手を選んでも、巻くラインが合っていなければ性能を引き出せません。ここでは番手とラインの相性を、ジグ単・遠投の釣り方別に解説します。
ジグ単はエステル0.3号+1000〜2000番が基本
軽量ジグヘッド単体のジグ単では、エステルライン0.3号と1000〜2000番の組み合わせが基本です。エステルラインは比重が高く沈みやすいため、0.4〜1gの軽いジグヘッドでも風の影響を受けにくく、アタリも明確に出ます。1000〜2000番の浅溝スプールに100〜150mほど巻けば十分で、下巻きもほぼ不要です。注意点はエステルが瞬間的な力に弱いことで、必ずフロロカーボンのリーダー(0.8〜1号)を50cm前後つないで使います。直結すると、アワセや不意の引きで簡単に切れてしまうので気をつけましょう。繊細な数釣りを楽しみたい人に最適な組み合わせです。
遠投・キャロはPE0.3〜0.4号+2000番が安心
フロートやキャロで沖を狙う遠投の釣りでは、PE0.3〜0.4号と2000番の組み合わせが安心です。PEラインは細くて強く、伸びが少ないため、遠くのアタリも手元に伝わりやすいのが利点。2000番の浅溝スプールならPE0.4号を200m前後巻けるので、思い切り遠投しても糸が足りなくなる心配がありません。こちらもPEは根ズレに弱いため、フロロリーダー1〜1.5号を1ヒロ(約1.5m)つなぐのが定番です。風が強い日や、広いエリアを手返しよく探りたいときに向く組み合わせで、2000番の容量の余裕がそのまま釣りの快適さにつながります。
深溝スプールは下巻きが必要になる落とし穴
番手選びで見落とされがちなのが、深溝(ノーマル)スプールを買ってしまうケースです。深溝はもともと太い糸を多く巻く設計なので、アジング用の細糸(PE0.3号など)をそのまま巻くとスプールが埋まらず、糸が少ししか入らないうえに飛距離も落ちます。これを防ぐには、ナイロンの太糸で「下巻き」をしてスプールの底上げをする必要があり、初心者には手間がかかります。だからこそ、最初から浅溝(S/SS表記)を選んでおくのが正解です。型番末尾の「S」を確認するだけで、この面倒を丸ごと回避できます。
「2000番だから大丈夫」と深溝スプールにPE0.3号をそのまま巻いたら、スプールが半分も埋まらず、糸が出る量が減って飛距離がガクッと落ちた——という失敗です。原因は浅溝(S)と深溝の違いを確認しなかったこと。対策は購入前に型番末尾の「S」を必ずチェックすること。すでに深溝を買ってしまった場合は、ナイロン2〜3号で下巻きしてからアジング用ラインを巻けば解決できます。
シーン・レベル別の番手の決め方|港内・遠投・ファミリー
同じアジングでも、釣る場所やレベルによって最適な番手は少しずつ変わります。最後に、よくある4つのシーンごとに番手の決め方を提案します。自分に近いケースを参考にしてください。
常夜灯下の港内ジグ単(初心者の最初の1台)
港内の常夜灯まわりで小〜中アジを狙う初心者には、2000番(C2000/LT2000)の浅溝・ローギアが最適です。足元から10〜20m程度の範囲をジグ単でゆっくり探る釣りでは、軽さと感度のバランスが取れた2000番が扱いやすく、いざ遠投が必要になっても1台で対応できます。ローギア(PG)を選べば一定速度のスロー巻きがしやすく、アジに違和感を与えにくいのも利点。予算1万円台のダイワ23レガリスやシマノ ソアレBBがちょうどこの用途にハマります。最初の1台で迷ったら、この「2000番・浅溝・ローギア」をそのまま選べば失敗しません。
堤防からの遠投・キャロで広く探る
堤防から沖の潮目やボトムを広く探りたいなら、2000番のハイギア(HG)、あるいは余裕を持たせて2500番が候補です。フロートやキャロで30〜50m先まで飛ばす釣りでは、手返しの速いハイギアが効率的で、広範囲をテンポよくサーチできます。糸巻き量も多く必要になるため、PEを200m前後巻ける2000番以上が安心です。尺アジや小型青物が混じる地域なら、ドラグと容量に余裕のある2500番も選択肢に入ります。注意点は、ジグ単中心の日には重さを感じやすいこと。遠投メインか、ジグ単もやるかで番手とギア比を決めましょう。
ファミリーでサビキ兼用にするなら
子どもと一緒にアジングもサビキ釣りも楽しみたいファミリーなら、2500番が1台でこなせて便利です。サビキ釣りはコマセカゴの重みや、ときに連で掛かるアジの重量を受け止める必要があるため、容量とドラグに余裕のある2500番が安心です。アジングにも流用できるので「2本買うより1本で兼用」したい家族にはコスパが良い選択になります。デメリットは、本格的なジグ単の繊細さでは専用2000番に一歩譲る点。とはいえファミリーで色々な釣りを気軽に楽しむ用途なら、2500番の汎用性が活きます。サビキの仕掛けや釣り方とあわせて準備しておきましょう。

メバリング・トラウト兼用で番手を選ぶ
アジングだけでなくメバリングやエリアトラウトも楽しみたいなら、2000番のライトゲーム汎用機が最も無駄がありません。これらの釣りはどれも軽量ルアーを繊細に扱う点で共通しており、ダイワLT2000やシマノC2000クラスは各釣りに共通して使える設計になっています。たとえば23レガリスや月下美人Xは、公式にもアジング・メバリング・トラウト対応とうたわれており、1台あれば季節やフィールドに応じて使い回せます。注意点は、トラウトで大型を狙う場合はドラグ性能をよく確認すること。複数のライトゲームを横断するなら、2000番の汎用機が結局いちばん経済的です。
まとめ|迷ったら2000番から始めれば失敗しない
アジングリールの番手選びは、突き詰めると「2000番(シマノC2000・ダイワLT2000)を基準に、釣り方で前後させる」というシンプルな話に集約されます。番手はリールの大きさと糸巻き量を表す数字で、アジングでは軽さと容量のバランスが取れた2000番がもっとも汎用性が高く、ジグ単から遠投まで1台でこなせます。1000番は港内ジグ単に特化したい人向け、2500番は遠投や兼用で容量が欲しい人向けという位置づけです。
そして番手を決めたあとは、自重・ギア比・巻取り長・ドラグといった「番手以外の軸」まで見比べることが、満足度を大きく左右します。型番末尾の「S(浅溝)」を確認して下巻きの手間を避けることも、初心者がつまずかないための大切なポイントです。
最後に、この記事の要点を整理します。
- 迷ったら2000番(C2000/LT2000)。ジグ単も遠投も1台でこなせる
- ジグ単オンリーなら1000番、遠投・兼用なら2500番も選択肢
- 1000番と2000番の重量差は実測10〜15g程度しかない
- 番手だけでなく自重・ギア比・巻取り長・ドラグも必ずチェック
- 型番末尾の「S」=浅溝を選び、下巻きの手間と飛距離ダウンを回避
- 最初の1台はダイワ23レガリス・シマノ ソアレBB・月下美人Xが鉄板
最初の一歩として、まずは自分が通うフィールドが「港内の足元中心」か「堤防の遠投もする」かをイメージしてみてください。それが決まれば番手は自然と絞り込めます。多くの初心者にとっては、2000番の浅溝・ローギアモデルを1台選んでおけば、長くアジングを楽しめるはずです。軽いジグヘッドにコツッと伝わる小さなアタリを、ぜひ自分の手で味わってみてください。なお、価格やスペックは変動することがあるため、購入前に最新情報は各メーカー公式サイトでご確認ください。

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