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ゾディアス神番手は7本に絞れる|26ゾディアス全33機種から選ぶ最適な1本

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「ゾディアスの番手が多すぎて、どれを買えばいいのか決まらない」——バス釣りを始めて最初の1本を探すとき、そして2本目を買い足すとき、多くの人がここで止まります。2026年2月に発売された最新のゾディアスは全33機種。カタログを開いても、166MLと1610Mと268MLの違いが数字だけでは伝わってきません。

結論から言うと、ゾディアス神番手と呼ばれるのは7本に絞れます。ベイトが1610M・166ML・172MH・168L-BFSの4本、スピニングが264L・268ML・268MHの3本。この7本は「守備範囲が広い」「代わりが効かない役割を持っている」のどちらかを満たしていて、買ってから出番がなくなりにくい番手です。逆にここから外れた番手は、狙いがはっきりしている人向けの一芸型が中心になります。

この記事では、その7本を全長・自重・ルアーウエイト・適合ラインの実数値で並べたうえで、なぜその番手が支持されるのかを1本ずつ解説します。あわせて26モデルで何が変わったのか、旧20モデルを今から買う選択はアリなのか、番手選びでやりがちな失敗まで整理しました。読み終わるころには、あなたの釣り場と釣り方に合う番手が1本に決まっているはずです。

🎣 この記事でわかること

・ゾディアス神番手7本の実スペックと、それぞれが得意な釣り
・6年ぶりのフルモデルチェンジで実際に変わった4つのポイント
・一芸型の番手(グラス・ソリッド・ミドスト・スイムベイト)の選び方
・番手かぶりやライン選びで失敗しないための具体的な基準

目次

ゾディアス神番手ランキング7本|迷ったらこの並びで選べば外さない

ゾディアス神番手ランキング7本|迷ったらこの並びで選べば外さないの解説画像

1位は1610M|「1本しか持てないなら」で必ず名前が挙がる番手

ベイトモデルで最初に押さえるべきなのは1610Mです。全長2.08m(6フィート10インチ)、自重112g、ルアーウエイト7〜21g、適合ラインはナイロン・フロロの8〜16lb。この数字の並びが、バス釣りで使うルアーのちょうど真ん中を丸ごとカバーします。

7〜21gという幅は、3/8オンス(約10.5g)のスピナーベイト、1/2オンス(約14g)のクランクベイト、5gのテキサスリグ、10gのラバージグまでを1本で回せる範囲です。2.08mという長さも絶妙で、6フィート6インチ台より数十cm長い分キャストが伸び、7フィート台ほど取り回しに気を使わずに済みます。岸釣りで足場が狭い場所に入っても、頭上に枝がある場所でも振り抜けます。

向いているのは、まずベイトタックルを1セット組みたい人、または現在スピニングだけで釣っていて巻き物とリグ撃ちの両方を試したい人です。本体価格は22,300円。ゾディアスの中では中間の価格帯にあたります。

注意点として、1610Mは「何でもできる」代わりに「何かに特化してはいない」竿です。7g未満の軽いルアーはキャストが安定せず、25gを超えるビッグベイトは投げられません。すでにベイトを何本か持っていて、軽量ルアー専用や大型ルアー専用が欲しい人には、この番手は物足りなく感じます。

スピニングの1位は264L|92gの軽さが1日の集中力を守る

スピニングで最初に選ぶなら264Lです。全長1.93m(6フィート4インチ)、自重92g、ルアーウエイト3〜10g、適合ライン3〜6lb。ネコリグ、ダウンショット、スプリットショット、小型のシャッドまで、いわゆるライトリグの主要な釣り方をこの1本でこなせます。

92gという自重は、リールを載せた状態でも片手で長時間シェイクし続けられる重さです。ライトリグの釣りは1日中ロッドを動かし続けるスタイルなので、100gを超えるか下回るかで夕方の集中力がはっきり変わります。1.93mという短さも、ボートのデッキ上や桟橋の足元を丁寧に探るときに扱いやすい寸法です。

向いているのは、バス釣りを始めたばかりで「まず1匹釣りたい」人。ライトリグはルアーの中でもバスに違和感を与えにくく、最初の1匹までの距離が短い釣り方だからです。本体価格は21,800円程度で、ゾディアスのスピニングでは入りやすい部類に入ります。

デメリットは飛距離です。1.93mでライン3〜6lbという組み合わせは、風の中や広い野池の沖を探る場面では届きません。大規模なリザーバーや霞ヶ浦水系のような広いフィールドがメインの人は、後述する268MLのほうが合います。

実は「神番手」は釣れる番手ではなく、買い足しを止められる番手のこと

意外と知られていないのですが、神番手と呼ばれる番手が特別によく釣れるわけではありません。同じルアーを同じ場所に投げれば、どの番手でも魚は釣れます。では何が違うのかというと、買ったあとに「やっぱりもう1本必要だ」となる回数が少ないのです。

ロッドは1本2万円台の買い物です。守備範囲の狭い番手を選ぶと、次の釣り場や次の季節で使えず、結果的に2本目・3本目を買うことになります。守備範囲の広い番手を選べば、その出費が発生しません。つまり神番手の正体は「守備範囲÷値段」の効率が高い番手であり、釣果の話ではなく買い物の話なのです。

この視点で見ると、ランキングの並びも納得しやすくなります。1610Mと264Lが上位に来るのは、両者の守備範囲が広く、追加購入の必要性を最も長く先送りできるからです。逆に265UL+のような専用設計モデルは、その釣りをやると決めている人にとってはかけがえのない1本ですが、最初の1本には向きません。

ロッドの硬さ表記そのものが分からないという方は、UL〜XHの読み方を先に押さえておくと番手選びが一気に楽になります。

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神番手7本の実スペック早見表(釣りはじめナビ調べ)

7本を同じ物差しで並べたのが下の表です。数値はメーカー公表のスペックをもとにまとめています。自重の欄を縦に見ると、スピニング3本がすべて100g以下に収まっていることが分かります。

番手 全長/自重 ルアー/ライン 本体価格(税別・目安)
1610M(ベイト) 2.08m/112g 7-21g/8-16lb 22,300円
166ML(ベイト) 1.98m/100g 5-15g/7-14lb 21,800円
172MH(ベイト) 2.18m/125g 10-30g/10-20lb 22,800円
168L-BFS(ベイト) 2.03m/100g 3.5-10g/6-12lb 22,600円
264L(スピニング) 1.93m/92g 3-10g/3-6lb 21,800円
268ML(スピニング) 2.03m/97g 4-12g/4-8lb 22,300円
268MH(スピニング) 2.03m/100g 7-21g/6-12lb 22,800円
自重の比較チャート(シマノ 26ゾディアス  90g・シマノ 26ゾディアス  90g・シマノ 26ゾディアス  92g・シマノ 26ゾディアス  95g)
自重の比較(釣りはじめナビ調べ・各公式サイトより、2026年8月時点)

価格はメーカー公表の本体価格をもとにした目安です。実売価格や価格改定によって変わるため、購入前に販売店で確認してください。

6年ぶりの全面刷新で何が変わった?黒一色になった26モデルの中身

赤が消えてオールブラックへ|見た目以上に効く外装の変更

2026年2月に発売された最新のゾディアスは、6年ぶりのフルモデルチェンジで第3世代になりました。最も目につく変更は、シリーズの象徴だった赤の差し色を廃してオールブラックにしたことです。マットクリアからマットブラック仕上げに統一され、シリーズ全体の見た目が引き締まりました。

色の話は好みの問題に見えますが、実用面でも意味があります。マットブラックは光を反射しにくいため、晴天の水面でロッドの映り込みが減ります。シャローの見えバスを狙うような場面では、ロッドのギラつきが1つ減るだけでも近づける距離が変わることがあります。

また、旧20モデルと並べたときに世代がひと目で分かるようになりました。中古で買う場合、赤い差し色があれば20モデル、真っ黒なら26モデルと判別できます。写真だけで判断しなければならないネット中古市場では、これは地味に助かる違いです。

デメリットを挙げるなら、旧モデルの赤いカラーリングが好きだった人にとっては買い替えの動機が1つ減ることでしょう。外装だけを理由に乗り換える必要はありません。

スピニングのリールシートがアップロック式に|握りの安定が変わった

26モデルで実釣に直結する変更が、スピニングモデルのフードナットです。旧20モデルはダウンロック式(リールの下側でネジを締める方式)でしたが、26モデルではアップロック式(上側で締める方式)に変わりました。

アップロック式にすると、リールフットの上側がグリップと一体化した形になり、握ったときに手のひらとリールの隙間が減ります。ライトリグのシェイクのようにロッドを細かく動かし続ける釣りでは、この隙間の有無が疲労に効いてきます。同時にスピニングのバットガイドが小径化され、約1.5gの軽量化も行われました。

この変更が効くのは、264Lや268MLでネコリグやダウンショットを1日中操作するタイプの釣り人です。ロッドを持ち替える回数が多い岸釣りでも、グリップの握り位置が安定するぶんキャスト精度が保ちやすくなります。

一方、ダウンロック式に慣れている人は最初に違和感を覚えます。特にグリップエンドを脇に挟んで構える人は、当たる位置が変わるため数回の釣行で慣らす時間が必要です。

全機種にフックハンガー標準装備|地味だが移動が速くなる

26モデルでは全機種に専用設計のフックハンガーが標準搭載されました。旧20モデルにはこれがなく、市販のフックキーパーを後付けするのが定番でした。

岸釣りでは、ポイントを1つ叩いたら次へ歩く、という動作を1日に何十回も繰り返します。フックハンガーがないと、移動のたびにルアーをガイドに引っ掛けるか、ラインを手で持って歩くことになります。ガイドに引っ掛ける癖はガイドリングを傷めるので、標準装備になった意味は小さくありません。

26モデルのフックハンガーは、フックだけでなくダウンショットリグのシンカーも収まる形状になっているのが特徴です。ダウンショットは移動時にシンカーがぶらぶらして絡みやすいリグなので、ここが収まると歩く動作が軽くなります。

注意点として、フックハンガーの位置はブランクではなくグリップ寄りに設けられています。ルアーを掛けたときにリーダー部分がたるむ長さを確認しておかないと、歩いている間にフックが服に触れることがあります。

価格は約1,500円アップ|それでも2万円台前半に踏みとどまった

26モデルの本体価格は21,000円〜23,600円(税別)のレンジに収まっています。旧20モデルからは全体で1,500円ほどの値上げです。近年の釣具全体の価格上昇を考えると、抑えられたほうだと言えます。

この価格帯の意味を整理すると、ゾディアスはシマノのバスロッドの中では「入門機の1つ上」に位置します。カーボンモノコックグリップやハイパワーX構造といった、上位機種で使われている技術が2万円台前半で手に入るのがこのシリーズの立ち位置です。メーカーは前作比14.7%の高バランス化、カーボンモノコックグリップによる従来比130%の感度を公表しています。

向いているのは、量販店の入門セットに付いてくるロッドから一段上げたい人。もしくは複数本を揃えたいけれど、フラッグシップ機を並べる予算はない人です。同じシリーズで2本、3本と揃えても総額が現実的な範囲に収まります。

逆に、まだバス釣りに行くかどうか決めていない段階の人には高い買い物です。年に数回しか行かないなら、もっと安い入門ロッドで様子を見てからでも遅くありません。

26モデルを選ぶメリット26モデルのデメリット
フックハンガーが標準装備で後付け不要
スピニングがアップロック式で握りが安定
バットガイド小径化で約1.5g軽量
新品の在庫が安定して手に入る
旧20モデルより1,500円ほど高い
発売直後で中古の流通量が少ない
ダウンロック派には慣れが必要
赤い差し色が好きな人には物足りない

巻きも撃ちもこなす王道ベイト4本|最初の1本はここから選ぶ

巻きも撃ちもこなす王道ベイト4本|最初の1本はここから選ぶの解説画像

1610M|7〜21gを1本で回すバーサタイルの基準点

あらためて1610Mを実釣目線で見ていきます。2.08m・112g・7〜21g・8〜16lbというスペックは、ゾディアスのベイトラインナップの中心に置かれた設計です。1日の釣りで使うルアーが3種類以上に散らばる人ほど、この番手の価値が出ます。

具体的な組み立て方としては、朝はスピナーベイトで広く探り、日が上がったらテキサスリグでカバーを撃ち、夕方にクランクベイトでもう一度巻く——この3工程を1本で通せます。ライン16lbまで対応するので、多少のカバー周りでも強引に引き出せます。フロロカーボンの14lbあたりを巻いておけば、巻き物とリグ撃ちの両方で扱いやすい設定になります。

向いていないのは、ビッグベイトやスイムベイトを主軸にしたい人です。上限21gは1オンス(約28g)に届かないため、大型ルアーは投げられません。また5g前後の軽量プラグも、キャスト時にロッドが曲がりきらず飛距離が出ません。

166ML|軽いルアーを扱いたい人の入口になる番手

166MLは1.98m・100g・5〜15g・7〜14lbのベイトモデルです。1610Mより10g軽く、ルアーウエイトの下限が5gまで下がっています。本体価格は21,800円で、ゾディアスのベイトでは入りやすい価格です。

この番手が生きるのは、小型のシャッドやミノー、1/4オンス(約7g)前後のスピナーベイト、軽めのラバージグを使う場面です。1610Mでは投げにくい5〜7gの軽量ルアーが射程に入るため、水がクリアで小型ルアーが有利な野池や、プレッシャーの高い管理釣り場のようなフィールドで戦力になります。

1.98mという長さは、6フィート6インチという扱いやすい寸法です。オーバーハングの下に潜り込ませるサイドキャストや、対岸のブッシュを狙うピッチングでも、長い竿より角度を作りやすくなります。木立の多い小規模河川で釣ることが多い人には、1610Mより166MLのほうが合います。

デメリットは上限15gの壁です。1/2オンス(約14g)クラスのバイブレーションはぎりぎり扱えますが、それ以上のウエイトは投げられません。またライン14lbまでなので、太いラインでカバーを強引に攻める釣りには不向きです。

🎣 押さえておきたいポイント

1610Mと166MLで迷ったら、よく使うルアーの重さで決めます。1/2オンス(約14g)以上を投げる回数が多いなら1610M、1/4オンス(約7g)前後が主力なら166ML。両方使うなら、守備範囲が上に広い1610Mを先に買うほうが後悔が少なくなります。

172MH|カバーと遠投を1本で背負うパワー番手

172MHは2.18m(7フィート2インチ)・125g・10〜30g・10〜20lbのベイトモデルです。本体価格は22,800円。ゾディアスの中で「強い釣り」を担当する代表的な番手です。

7フィート2インチの長さは、キャスト時にロッドの反発を使い切れるためルアーが遠くまで飛びます。オカッパリで沖のブレイクを狙う、あるいは足場の高い護岸から広く探る場面で差が出ます。同時にMHパワーと20lbまでの適合ラインが、アシ際やブッシュに入ったバスを引き出すだけの強さを確保しています。フッキング時にロッドが曲がりすぎないので、遠い距離でも針先が刺さります。

実際の使い方としては、1/2〜1オンス(約14〜28g)のスピナーベイト、10g以上のテキサスリグやラバージグ、大きめのクランクベイトが主戦力になります。ラインはフロロカーボンの16lbあたりを基準にすると、飛距離とカバー耐性のバランスが取れます。

注意点は取り回しです。2.18mは足場の狭い場所や頭上に障害物のある場所では振りにくく、125gという自重も1日中シェイクする釣りには重すぎます。細かい操作を求める釣りには別の番手を用意してください。

168L-BFS|3.5gが投げられると釣り方が一気に増える

168L-BFSは2.03m・100g・3.5〜10g・6〜12lbのベイトフィネス専用設計モデルです。本体価格は22,600円程度。ベイトタックルで3.5gという軽さを扱えるのが、この番手の存在意義です。

ベイトフィネスが成立すると、これまでスピニングでしかできなかった軽量リグをベイトタックルで撃てるようになります。具体的には、1/16〜1/8オンス(約1.8〜3.5g)のスモールラバージグ、軽量ネコリグ、小型のトップウォータープラグなど。ベイトタックルはラインを親指で押さえて着水音を消せるので、浅い場所の警戒心の強いバスに近づけます。

向いているのは、すでにスピニング1本とベイト1本を持っていて、3本目を考えている人です。1本目や2本目に選ぶには守備範囲が狭く、上限10gでは巻き物の主力を任せられません。

⚠️ よくある失敗①:BFS機に太いラインを巻いて飛ばなくなる

168L-BFSを買ったのに「全然飛ばない」となる原因の多くは、ラインが太すぎることです。適合ラインは6〜12lbですが、3.5gクラスを投げるなら下限寄りの8lb前後に落とさないと、ラインの張りがスプールの回転を止めてしまいます。上限の12lbを巻いてベイトフィネスをやろうとすると、軽いルアーではスプールが回りきらず、バックラッシュだけが増えます。対策は「使うルアーの重さでラインを選び直す」こと。3.5〜5gを投げる日は8lb、10g近いリグを撃つ日は12lbと、スプールごと分けるのが確実です。

バス釣りをこれから始める段階で、そもそもどのルアーから買えばいいのか迷っている場合は、ルアー側の優先順位を先に決めておくとロッド選びが早くなります。

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軽いリグを操るスピニング3本|90g台の取り回しが釣果を変える

264L|迷ったらこれ。ネコリグもスプリットも1本で回せる

スピニングの基準になるのが264Lです。1.93m・92g・3〜10g・3〜6lb。ゾディアスのスピニングで最も守備範囲が広く、ライトリグの主要な釣り方をひと通りこなせます。

3〜10gという幅は、2.5gのネコリグ、3.5gのダウンショット、5gのスプリットショット、7gのシャッドプラグまでを含みます。ライトリグの世界で日常的に使う重さがほぼ全部この中に入るため、リグを組み替えながら1日探るスタイルにそのまま対応できます。

92gの自重が生きるのは、シェイクを続ける時間が長い釣りです。ネコリグやダウンショットは、着底させてから数十秒かけて誘うのが基本。腕を上げたまま小刻みに動かす動作を1日繰り返すと、10gの差が肩の疲労に直結します。

合わないのは、風の強い日や広いフィールドで遠投したい人です。1.93mの長さでは、向かい風の中で2gのリグを30m先に届けるのは難しくなります。また3〜6lbのラインではカバーの中に入られると切られるため、アシ際やブッシュを直接撃つ釣りにも向きません。

268ML|岸釣りで「あと3m」を届かせる長さ

268MLは2.03m・97g・4〜12g・4〜8lbのスピニングモデルです。本体価格は22,300円程度。264Lより10cm長く、ルアーウエイトとラインの上限がそれぞれ一段上がっています。

この10cmの差が効くのは、岸から沖を狙う場面です。同じリグを投げても、2.03mのほうが助走区間が長いぶんルアースピードが上がり、着水点が遠くなります。霞ヶ浦水系のような広い水域や、対岸まで距離のあるリザーバーでは、この差が届く・届かないの境目になります。ライン8lbまで使えるので、多少のストラクチャー周りでも粘れます。

使い方としては、キャロライナリグやスプリットショットで沖のブレイクを引く、あるいは12gまで対応するのを生かして重めのダウンショットで深場を探るのが定番です。ボートよりオカッパリ中心の人ほど、264Lより268MLのほうが出番が増えます。

デメリットは足場の狭い場所での扱いにくさです。2.03mは桟橋や小規模河川の護岸では長く感じますし、繊細なシェイクでは264Lのほうが手元に感覚が返ってきます。近距離戦がメインなら264Lを選んでください。

268MH|カバーから引きはがすパワーフィネス専用機

268MHは2.03m・100g・7〜21g・6〜12lbという、スピニングとしては異例に強いスペックのモデルです。パワーフィネスに特化した設計で、複雑なカバーの中でバイトを感じ取り、瞬発的に掛けて魚をカバーから引きはがすためのパワーが与えられています。本体価格は22,800円程度です。

パワーフィネスは、スピニングリールにPEラインを巻き、スモラバやネコリグをブッシュやオーバーハングの奥に送り込む釣り方です。ベイトタックルでは入れられない狭い隙間にライトリグを落とし、掛けたら一気に引き出します。この釣りは掛けた瞬間の主導権がすべてなので、ロッドにはスピニングらしからぬ強さが求められます。

向いているのは、ブッシュや立木、オーバーハングが多いフィールドをメインにしている人。逆に、オープンウォーターでシャッドを引くような釣りには硬すぎて、バイトを弾いてしまいます。

注意点として、268MHはあくまで専用機です。この番手を最初の1本に選ぶと、通常のライトリグでは張りが強すぎて使いにくく感じます。264Lか268MLを持ったうえで、2本目・3本目として検討するのが現実的です。

比較項目 264L 268ML 268MH
近距離の操作性 ×
遠投性能
カバーへの強さ ×
最初の1本向き ×

一芸で選ぶ番手たち|グラス・ソリッド・ミドスト・スイムベイト

一芸で選ぶ番手たち|グラス・ソリッド・ミドスト・スイムベイトの解説画像

166L-Gと170ML-G|グラスコンポジットは「乗せる」ための道具

品番に「-G」が付くのはグラスコンポジットモデルです。166L-Gが1.98m・102g・3.5〜15g・6〜12lbで22,000円、170ML-Gが2.13m・132g・5〜21g・7〜14lbで22,800円。どちらも巻き物、特にクランクベイトのための番手です。

グラス素材が混ざったブランクは、カーボン単体より柔らかくゆっくり曲がります。クランクベイトを追ってきたバスが軽く触れたとき、硬い竿だと弾いてしまうバイトを、グラスは曲がって受け止めてフックを送り込みます。巻いているだけで勝手に乗る、と表現される現象がこれです。

2本の使い分けは明快で、166L-Gは小型から中型のクランク向け、170ML-Gは重めのクランクやディープクランクを長い竿で遠投したい人向けです。170ML-Gは自重132gとシリーズでも重い部類なので、1日巻き続ける体力を計算しておいてください。

合わないのは、リグ撃ちやジャークベイトなど、ロッドで動かす釣りです。柔らかいブランクはアクションが伝わりにくく、感度も硬い竿には及びません。1本目には選ばないほうが無難です。

1610M-S|ソリッドティップは5〜15gの中でも得意不得意がある

1610M-Sは2.08m・105g・5〜15g・7〜14lbのソリッドティップモデルです。本体価格は22,600円程度。Mパワーのチューブラーボディに同じMパワーのソリッドティップを組み合わせた、ソフトベイト特化の設計になっています。

ソリッドティップは穂先が中実構造なので、細く作っても折れにくく、微妙な変化を吸い込むように受け止めます。テキサスリグやフリーリグで、バスがワームをくわえて違和感を覚える前にフッキングまで持ち込みたい場面に向きます。ヘビーダウンショットや高比重ノーシンカーとの相性も良好です。

ただし、公称5〜15gの範囲すべてが得意なわけではありません。穂先が柔らかい構造上、10gを超えるルアーや大型のスイムベイトではティップが入りすぎ、遠投時のキャストコントロールが難しくなります。同じ5〜15g表記でも、166MLとは別物の竿だと考えてください。

向いているのは、リグの釣りが主体で、1610Mでは弾いてしまうバイトを拾いたい人です。巻き物と兼用する目的なら、素直に1610Mを選ぶほうが結果的に使いやすくなります。

265UL+|ミドスト専用設計は他の釣りに流用しにくい

265UL+は1.96m・90g・2〜10g・2.5〜5lbのスピニングモデルで、本体価格は22,000円程度。上位機種で人気だったミドスト専用番手を、ゾディアスの価格帯で用意したモデルです。

ミドストは、ジグヘッドを付けたワームを中層でロッドを細かく震わせながら泳がせる釣り方です。この釣りではロッドティップの振動をそのままリグに伝える必要があるため、専用のテーパー設計が効いてきます。265UL+はティップが細かい振動を扱いやすく、水中のリグにアクションを送り込む方向に振られた設計です。中層のミドストだけでなく、表層のホバストや底を這わせる釣りにも対応します。

裏を返すと、この専用テーパーが他の釣りでは足かせになります。ライン上限5lbではカバー周りは無理ですし、2〜10gの下限側に最適化された竿でシャッドを引くと、ロッドが仕事をしすぎて泳ぎが乱れます。

この番手は「ミドストをやると決めている人の2本目以降」と割り切るのが正解です。バス釣りを始めたばかりの段階で買うと、出番の少ない1本になります。

166H-SBと262SUL|ラインナップの両端を担当する尖った2本

ゾディアスの守備範囲の両端を押さえているのが、この2本です。166H-SBは1.98m・110g・14〜56g・12〜25lbのスイムベイトモデルで23,000円程度。262SULは1.88m・90g・1.5〜6g・2〜4lbの超ライト系スピニングで21,000円程度です。

166H-SBの上限56gは、2オンス(約56g)クラスのスイムベイトやビッグベイトを指します。1.98mという短さでこの強さを持たせているのは、近距離で正確に投げてすぐ回収する、というビッグベイトの釣り方に合わせた設計です。

262SULは逆方向の一芸で、1.5gから扱えます。虫系ルアーの表層、極小のダウンショット、渓流のトラウトタックルに近い繊細さが必要な場面で出番があります。ライン2〜4lbなので、バスを掛けたら走らせて曲げて獲る釣り方になります。

どちらも最初の1本にはなりません。狙いがはっきりしてから買う番手です。特に166H-SBは、対応するベイトリールも大型スプール機が必要になるため、ロッド単体で完結しない点に注意してください。

💡 知っておくと便利:品番の読み方

ゾディアスの品番は「1610M」なら1(バスロッド)+610(6フィート10インチ)+M(パワー)という並びです。先頭が2で始まる番手(264L、268MLなど)はスピニング、1で始まる番手(1610M、166MLなど)はベイトです。末尾の記号は、Gがグラスコンポジット、Sがソリッドティップ、BFSがベイトフィネス、SBがスイムベイトを表します。この3点だけ覚えておけば、カタログの33機種を数秒で仕分けできます。

持ち運び重視なら2ピース17機種|仕舞100cm前後の実力と割り切り

164L-BFS/2|仕舞99.5cmで車の後席に立てて積める

26ゾディアスは全33機種のうち、17機種が並継の2ピースモデルです。グリップジョイントの1ピース系16機種が仕舞170cm前後になるのに対し、並継の2ピースは100cm前後まで縮みます。

164L-BFS/2は1.93m・95g・3.5〜10g・6〜12lb、仕舞寸法99.5cmで本体価格22,800円。100cmを切るこの寸法は、多くの乗用車で後部座席に立てて積める、あるいはトランクに斜めに入る長さです。ロッドを車内に通して助手席まで伸ばす必要がなくなり、荷物の出し入れが楽になります。

使い方は先述の168L-BFSと同じベイトフィネス系ですが、こちらのほうが5cm短く、5g軽い設計です。近距離のピッチング精度を重視する人や、電車移動を含む釣行がある人にはこちらが合います。

注意点は継ぎ目の存在です。並継はブランクの中間に継ぎ目があるため、キャスト時の曲がりが1ピース系よりわずかに不連続になります。差の大きさは人によって感じ方が分かれますが、気になる人は店頭で振って確かめてください。

166ML-2と172MH-2|1ピース系との重さの差は数g

2ピースは重くなるという印象を持つ人が多いのですが、26ゾディアスの実数値を見ると差はわずかです。166ML-2は1.98m・102g・5〜15gで22,300円、1ピース系の166MLは同じ1.98mで100g。その差は2gしかありません。

172MH-2も同様で、2.18m・125g・10〜30g・10〜20lbで23,300円。1ピース系の172MHと自重は同じ125gです。仕舞寸法は185.2cmから112cmまで縮むのに、重さのペナルティはありません。持ち運びやすさを取っても、実釣性能で目に見える犠牲は生じない設計になっています。

向いているのは、車で釣りに行くけれど積載スペースに余裕がない人、遠征や旅行のついでに釣りをする人、収納場所が限られている人です。仕舞100cm前後なら、玄関のシューズクローゼットにも収まります。

デメリットは価格です。同じ長さ・同じパワーで比べると、2ピースのほうが数百円高く設定されています。継ぎ目の抜き差しという手間も毎回発生するので、車に積みっぱなしにできる環境の人は1ピース系のほうが快適です。

176M-2|1ピース系のラインナップにはない長さが選べる

2ピースを選ぶもう1つの理由が、番手の選択肢そのものです。176M-2は2.29m(7フィート6インチ)・122g・7〜21g・8〜16lbで23,300円程度。1ピース系の最長が2.18mの172MHなので、これより長い竿は2ピースにしか用意されていません。

2.29mが効くのは、ロングキャストが必要な場面と、フッキング時にラインを大きく動かしたい場面です。遠投先でバイトがあったとき、ロッドが長いほど水面のラインスラックを一度に回収でき、針掛かりが安定します。大規模な湖や川幅のある本流を釣る人ほど、この長さの意味が分かります。

7〜21gという範囲は1610Mと同じで、スピナーベイトやクランク、テキサスリグまで対応します。つまり1610Mの守備範囲をそのまま長くした番手だと考えると分かりやすくなります。

注意点は取り回しです。2.29mは足場の狭い岸釣りや、頭上に木がある場所ではまず振れません。フィールドが限定される番手なので、自分の釣り場に本当に必要かを先に確認してください。

2ピースのメリット2ピースのデメリット
仕舞100cm前後で車に積みやすい
自重の差は1ピース系と数g程度
2.29mなど長い番手も選べる
収納場所を取らない
同スペックで数百円高い
毎回の抜き差しが手間
継ぎ目の曲がりが気になる人がいる
継ぎ目が緩むと破損の原因になる

買う前に知っておきたい4つの注意点|旧モデル・番手かぶり・組み合わせ

旧20ゾディアスは生産終了|在庫限りの安さをどう見るか

第2世代の20ゾディアスは生産終了となり、流通在庫がなくなり次第、新品では買えなくなります。世代交代のタイミングでは値引きされることが多く、同じゾディアスがより安く手に入る状況は確かに存在します。

判断材料を整理すると、20モデルと26モデルの実質的な違いは、フックハンガーの有無、スピニングのリールシート方式、バットガイドの径、そして外装カラーです。ブランクの基本設計や価格帯の位置づけは大きく変わっていません。すでに使い慣れた20モデルを買い足すなら、安く買えるうちに確保する判断は理にかなっています。

一方で、これから長く使う1本目として選ぶなら26モデルを勧めます。フックハンガーの後付けは費用と手間がかかりますし、10年単位で使う道具に旧世代を選ぶ積極的な理由は多くありません。

注意すべきは、在庫限りゆえに欲しい番手が残っていない可能性です。人気番手ほど早くなくなるので、20モデル狙いなら候補を2〜3本用意しておいてください。

⚠️ よくある失敗②:番手かぶりで2本目を無駄にする

1本目に1610M(7〜21g)を買った人が、2本目に166M系(7〜21g)を選んでしまう——これが番手かぶりです。適合ルアーもラインもほぼ同じなので、2本持っていく意味がありません。対策は「パワー表記を2段飛ばす」こと。1610M(M)を持っているなら、次はL〜MLクラスかMH〜Hクラスに振ります。具体的には1610M+264L+172MHの3本、あるいは1610M+168L-BFS+268MHのような組み方です。買う前に、手持ちのルアーウエイト範囲を紙に書き出して、空いている帯を埋める番手を選んでください。

ルアーウエイト表示の上限は「投げられる」ではない

スペック表のルアーウエイトは、そのロッドが快適に扱える範囲を示しています。上限ぎりぎりの重さを毎回フルキャストすると、ブランクに想定外の負荷がかかります。

目安としては、上限の8割程度を常用域と考えると安全です。1610M(上限21g)なら17g前後まで、172MH(上限30g)なら24g前後までが日常的に振れる範囲になります。上限そのものは「たまに投げても壊れない」ラインだと理解してください。

特に危険なのが、ルアーにシンカーを追加したときです。10gのワームに10gのシンカーを足せば合計20gになります。テキサスリグやキャロライナリグでは、この合計値を計算に入れないまま上限を超えてしまうことがあります。

ロッドが折れる場面の多くは、キャスト時ではなく根掛かりを外そうと煽ったときや、魚を抜き上げたときです。上限を超える重さを投げ続けると、その前段階でブランクに小さな傷が蓄積します。数値は守るほうが結果的に安く済みます。

リールとのバランス|軽いロッドに重いリールを載せない

ゾディアスはカーボンモノコックグリップの採用で、前作比14.7%の高バランス化がメーカーから公表されています。ここで気をつけたいのが、組み合わせるリールの重さです。

92gの264Lに250gを超えるような重いスピニングリールを載せると、重心が手前に寄りすぎて穂先が浮きます。ロッド側の軽さが打ち消されるだけでなく、ティップの動きを感じ取りにくくなり、感度の高さという長所が消えます。スピニングなら2000〜2500番クラス、ベイトなら100〜150番クラスの標準的な自重のリールが素直に合います。

逆に、172MHや166H-SBのような強い番手には、ある程度の自重があるリールのほうが振り抜きやすくなります。ロッドが重い分、手元側にも重さがあったほうが支点が安定するためです。

店頭で選ぶなら、実際にリールを載せてリールシートの前あたりを指1本で支えてみてください。そこで水平に近く釣り合えば、バランスの取れた組み合わせです。

Q. 初めてのバスロッドにゾディアスは高すぎませんか?
A. 年に5回以上バス釣りに行く見込みがあるなら、本体価格21,000円〜23,600円という価格は妥当な範囲です。この価格帯でカーボンモノコックグリップとハイパワーX構造が手に入るため、上位機種に買い替える動機が起きにくくなります。逆に「まず釣りに行ってみたい」段階なら、安いエントリーロッドで数回試してから決めるほうが失敗しません。行く頻度が決まってからでも、ゾディアスは逃げません。

買う場所とタイミング|スペックは必ず一次情報で確認する

番手を決めたら、最後にメーカー公式のスペック表で数値を確認してください。ロッドは同じ品番でも世代によって数値が変わることがあり、通販サイトの商品説明が旧世代のまま残っているケースがあります。

公式の製品ページには、全長・継数・仕舞寸法・自重・先径・適合ルアーウエイト・適合ライン・カーボン含有率・本体価格が一覧で掲載されています。特に自重と仕舞寸法は、実際に手に持ったときと車に積むときの体感を左右する数値なので、購入前に自分で見ておく価値があります。最新情報はシマノ公式のゾディアス製品ページで確認できます。

購入のタイミングとしては、フルモデルチェンジ直後は人気番手から在庫が動きます。1610Mや264Lのような定番番手は、シーズンイン前に品薄になることがあるので、狙いが決まっているなら早めに動くのが確実です。

これからバス釣りを始める人は、ロッド単体ではなくリールとラインを含めた1セットで予算を組んでください。ロッドだけ良くても、リールとラインが合っていなければ本来の性能は出ません。

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まとめ|ゾディアス神番手の選び方と、あなたが選ぶべき最初の1本

🎣 この記事の結論

ゾディアス神番手はベイト4本・スピニング3本の計7本に絞れます。1本目はベイトなら1610M、スピニングなら264Lを選べば外しません。

✅ 要点チェック
  • ベイト1本目:1610M(2.08m・112g・7-21g)
  • スピニング1本目:264L(1.93m・92g・3-10g)
  • 強い釣り担当:172MHと268MHの2本
  • 2本目の鉄則:パワー表記を2段飛ばして選ぶ
  • 持ち運び重視:仕舞100cm前後の並継17機種

26ゾディアスは全33機種と選択肢が多いシリーズですが、番手選びの原則はシンプルです。よく行くフィールドで、よく使うルアーの重さを書き出す。その帯をまるごとカバーする番手を1本選ぶ。これだけで候補は2〜3本まで絞れます。1610Mと264Lが神番手として名前を挙げられ続けるのも、多くの人の「よく使う帯」がこの2本の守備範囲に収まるからです。最初の一歩として、今日は手持ちのルアーを机に並べて、重さを軽い順に書き出すところから始めてみてください。番手は数字で決められます。

※価格・スペックは変更されることがあります。購入前に必ずメーカー公式サイトまたは販売店で最新情報をご確認ください。

🎣 釣り道具の選び方

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この記事を書いた人

ヘラブナ釣りから海釣りまで幅広く楽しんでいます。初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説することを大切にしています。道具選びから釣り場の情報まで、「これから釣りを始めたい人」の背中を押せる記事を目指しています。

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