バス釣り初心者が最初の1匹を釣る7ステップ|道具・ルアー3種・ルールを完全ガイド

バス釣り初心者が最初の1匹を釣る7ステップ|道具・ルアー3種・ルールを完全ガイドのアイキャッチ画像

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています

ロッドとリールとルアーを買って野池に立ったのに、半日投げ続けて反応ゼロ。バス釣りを始めた人の多くが、この「道具はそろったのに釣れない」という壁にぶつかります。原因は腕でも運でもなく、やる順番が逆になっていることがほとんどです。

結論から言うと、最初の1匹に必要なのは高い道具ではありません。スピニングタックル1式と、性格の違うルアー3種類、そして「その水域で釣っていいのか」を確認する習慣。この3つがそろえば、釣行3回以内に1匹目が出る確率はぐっと上がります。逆に、この順番を飛ばしてルアーだけ増やしても、釣り場で迷う時間が増えるだけです。

この記事では、メーカー公式サイトで価格とスペックを確認できた現行モデルを例に、タックルの選び方からルアー3種の使い分け、釣り場の探し方、そして外来生物法や遊漁券といった「知らないと困るルール」までを順番に解説します。読み終えたときには、次の休日に何を持ってどこへ行けばいいかが決まっているはずです。

🎣 この記事でわかること

・最初の1本にスピニングを選ぶべき理由と、ベイトを買い足すタイミング
・メーカー公式価格で組む入門タックルの具体的な中身
・1年間これだけで戦えるルアー3種類とその使い分け
・遊漁券・外来生物法・リリース禁止条例など、釣り場に着く前に確認すべきルール

目次

バス釣り初心者がつまずくのは道具選びより「順番」

バス釣り初心者がつまずくのは道具選びより「順番」の解説画像

最初の1匹までにやることは、たった3つしかない

やることを絞ると、最初の1匹までの道のりは「タックルを1式そろえる」「ルアーを3種類だけ買う」「釣っていい場所を確認する」の3ステップに整理できます。この3つ以外は、1匹釣ってから考えても遅くありません。

なぜ3つで足りるかというと、バスという魚が「動くものに反応する」という単純な性質を持っているからです。ヘラブナ釣りのようにエサの配合や水中でのバラケ具合を突き詰めなくても、目の前に落ちてきたものが小魚やエビに見えれば口を使います。つまり初心者が最初に磨くべきは繊細な技術ではなく、バスがいる場所にルアーを届ける回数です。

具体的には、平日の夜に道具を用意し、休日の朝いちばんに近所の野池や河川へ行き、2時間だけ集中して投げる。この形が続けやすく、上達も早いパターンです。仕事帰りに1時間だけ川に寄る、という通い方でも十分に成立します。

注意点は、3ステップのうち「釣っていい場所か」を後回しにする人が多いことです。ここを飛ばすと、せっかく道具をそろえても釣り禁止の看板の前で立ち尽くすことになります。順番としては、実は場所の確認が最初でも構わないくらい重要です。

竿から買い始めると失敗しやすい理由

タックルを買うとき、多くの人がロッドから選び始めます。しかし先に決めるべきは「どのくらいの重さのルアーを投げたいか」で、ロッドはその後に決まります。順番が逆だと、手持ちのルアーが投げられない竿を買ってしまいます。

理由はロッドの表記にあります。バスロッドには必ず「ルアー重量」の欄があり、たとえばダイワのブレイゾン S67ML はルアー重量1.8〜11g、適合ライン4〜8lb.と決められています。ここに書かれた範囲を大きく外れたルアーを投げると、軽すぎれば飛ばず、重すぎれば竿が破損します。同じブレイゾンでもベイトモデルの C66M はルアー重量5〜21g、適合ライン8〜16lb.と守備範囲が違います。

使い方としては、「まず7g前後のワームリグと11g前後のスピナーベイトを投げたい」と決めてから、その両方が入る範囲のロッドを選びます。この決め方なら、店頭で20本並んでいても3本くらいまで候補が絞れます。

デメリットもあります。ルアーから決めると「あのビッグベイトも投げたい」と欲が出て、1本で全部をカバーしようとしがちです。1本で全域をカバーする竿は存在しないので、最初は軽い側に寄せた1本を選び、重いルアーは後から専用の1本を足すのが結果的に安上がりです。

初日の目標は「サイズ」ではなく「1匹」に置く

初回の釣行では、40cmや50cmといったサイズを狙わないでください。目標は「手のひらサイズでもいいから1匹」です。この設定にするだけで、選ぶルアーも立つ場所も変わり、結果的に釣れる確率が上がります。

根拠は、バスの数の分布にあります。どの水域でも、大きい個体より小さい個体のほうが圧倒的に数が多く、しかも小さい個体のほうが警戒心が薄く、岸に近いシャローに出てきます。大型だけを狙うと1日に数回しかチャンスがありませんが、サイズを問わなければ1日に何十回もチャンスが訪れます。

具体的な場面としては、野池の岸際に浮いている20cm前後のバスを見つけたら、それを狙ってください。見えているバスは釣りにくいと言われますが、初心者にとっては「バスがルアーにどう反応するか」を目で学べる貴重な教材です。追ってきて食わずに帰る動きを見るだけでも、次の一投が変わります。

注意点として、小さいバスを狙う釣りは針が細くなりがちで、思わぬ大型が来たときに伸ばされることがあります。ラインとフックだけは、狙うサイズより一段強いものを使っておくと後悔しません。

🎣 押さえておきたいポイント

やることは「タックル1式」「ルアー3種」「釣っていい場所の確認」の3つだけ。ロッドはルアーの重さを決めてから選ぶと、候補が一気に絞れます。初日の目標はサイズではなく1匹に置きましょう。

スピニングとベイト、最初の1本はどちらを選ぶべきか

迷ったらスピニングを先に買うのが正解

1本目はスピニングタックルを選んでください。理由は単純で、ライントラブルが少なく、軽いルアーが投げられるからです。この2つは初心者にとって釣りをする時間そのものを左右します。

ベイトリールは糸がスプールから直接出ていく構造のため、キャストの勢いとスプールの回転が合わないと糸がふくらんで絡みます。いわゆるバックラッシュで、ひどいときは糸をほどくのに20分かかります。2時間の釣行でこれが3回起きたら、実際に投げている時間は1時間ちょっとです。スピニングはスプールが回転しないので、この種のトラブルがほぼ起きません。

使う場面としては、野池でも河川でもリザーバーでも、3〜7g程度の軽いワームリグを投げる釣りが全部カバーできます。バス釣りで最も釣れる確率が高いのは軽いワームの釣りなので、スピニング1本でも1シーズン戦えます。

デメリットは、太い糸を使いにくいことと、重いルアーを繰り返し投げるのに向かないことです。カバーの奥に落として強引に引き抜くような釣りはスピニングでは厳しく、そこはベイトの領域になります。

ベイトタックルを買い足すタイミング

ベイトを買うのは「スピニングで10匹釣ってから」で十分です。先に買っても、投げる練習に時間を取られて釣りの時間が削られます。

目安になる基準は、投げたいルアーの重さです。10gを超えるスピナーベイトやクランクベイト、テキサスリグを1日中投げるようになると、スピニングでは手首が疲れ、ラインもよれてきます。ダイワのブレイゾン C66M がルアー重量5〜21gをカバーするように、ベイトロッドはこの重さの帯を得意にしています。

具体的な場面としては、「岸際のブッシュに10gのスピナーベイトを撃ち込んで、バスが出たら一気に寄せる」という釣りがしたくなったときが買い時です。この釣りはスピニングだと糸が細くて根に巻かれ、ラインブレイクが増えます。

注意点は、最初のベイトリールでいきなり軽いルアーを投げないことです。10g以上のルアーで練習し、ブレーキを強めにかけた状態から始めてください。いきなり5g以下を投げると、バックラッシュの連続で嫌になります。

ロッド表記の読み方を覚えると店頭で迷わない

バスロッドの品番は「S67ML」のように、記号と数字の組み合わせで意味が決まっています。この読み方さえ覚えれば、店頭でスペック表を見なくても候補を絞れます。

先頭のSはスピニング、Cはベイト(キャスティング)を表します。続く数字は長さで、67なら6フィート7インチ、つまり約2.01mです。最後のアルファベットがパワーで、UL(ウルトラライト)、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH、H の順に強くなります。ブレイゾン S67ML は全長2.01m・自重94g・仕舞寸法176cm、S64L は全長1.93m・自重87g・仕舞寸法169cmで、たった3インチの差でも扱えるルアーの重さが変わります。

使い方としては、野池や小規模河川のように障害物が多く足場が狭い場所なら6フィート前半、湖や大きな川で飛距離が欲しいなら6フィート後半から7フィートを選びます。取り回しと飛距離はトレードオフなので、通う場所で決めるのが確実です。

注意点として、同じ「ML」でもメーカーによって硬さの基準が違います。表記だけを信じず、必ずルアー重量の数字で比べてください。数字は共通の物差しになります。

2ピースを選ぶと釣りに行く回数が増える

継数は2本継(2ピース)を選んでください。1本もの(ワンピース)のほうが感度で有利とされますが、初心者が得る恩恵より、持ち運びやすさのほうがはるかに大きいからです。

数字で見ると差は明らかです。ブレイゾン S67ML は全長2.01mですが、2本継なので仕舞寸法176cm。C66M も全長1.98mに対して仕舞寸法170cmです。車のトランクにも入りますし、玄関に立てかけても邪魔になりません。

具体的な場面では、「仕事帰りに1時間だけ河川に寄る」という釣り方ができるかどうかが変わります。竿を車に積みっぱなしにできる人と、家に取りに帰らないといけない人では、年間の釣行回数が数十回単位で変わります。

デメリットは、継ぎ目の部分でわずかに感度が落ちること、そして釣行中に継ぎ目が緩むことです。緩みは1時間に1回、継ぎ目を握って締め直せば防げます。

スピニングを1本目にするメリットスピニングだけでは足りない場面
糸が絡むトラブルがほぼ起きない
3〜7gの軽いワームリグが投げられる
釣れる確率が高い釣りを最初から選べる
投げる練習に時間を取られない
10gを超えるルアーの連投で手首が疲れる
太い糸を使いにくく強引に寄せられない
カバーの奥に撃ち込む釣りには不向き
大型がヒットしたときのやり取りに余裕が少ない
メーカー希望本体価格の比較チャート(ダイワ 24レブロス L 10,600円・ダイワ 24バス X 1 11,000円・ダイワ ブレイゾン C6 20,300円・ダイワ ブレイゾン S6 20,800円)
メーカー希望本体価格の比較(釣りはじめナビ調べ・各公式サイトより、2026年8月時点)
あわせて読みたい
初心者おすすめ釣り竿は最初の1本で決まる|5,000円から選ぶ失敗しない竿選びガイド
「釣りを始めたいけど、釣り竿が多すぎてどれを選べばいいかわからない」——これは釣り初心者が最初にぶつかる壁です。ネットで検索すると何十本もの竿が出てきて、価格も…

公式価格で確認できる入門タックルの中身

公式価格で確認できる入門タックルの中身の解説画像

スピニングの組み合わせ例と、その根拠になる数字

スピニングで組むなら、ロッドはダイワ ブレイゾン S67ML、リールは24レブロス LT2500S-XH という組み合わせが現実的です。どちらもメーカー公式サイトに現行モデルとして掲載されており、価格とスペックが公開されています。

数字で見ると、ブレイゾン S67ML はメーカー希望本体価格21,300円、全長2.01m・自重94g・ルアー重量1.8〜11g・適合ライン4〜8lb.。24レブロス LT2500S-XH はメーカー希望本体価格10,600円、標準自重210g・ギア比6.2・巻き取り長さ87cm(ハンドル1回転)・標準巻糸量ナイロン4lb-150m・最大ドラグ力5kg です。ロッドとリールの重量バランスは、竿の自重に対してリールが2倍前後だと手元が安定します。

この組み合わせが向くのは、野池や中小河川をランガンする人です。ギア比6.2は1回転で87cm巻けるので、ワームを回収する時間が短く、テンポよく釣り歩けます。手返しが上がると、それだけバスに見せる回数が増えます。

注意点として、ロッドとリールを合わせると2万円台では収まりません。予算を抑えたい場合は、リールを先に良いものにしてロッドを短めの安価なモデルにするより、その逆のほうが後悔が少ないという意見が多い分野です。ロッドは長く使え、リールは消耗品だからです。

ベイトの組み合わせ例と、ギア比の意味

ベイトを足すなら、ロッドはブレイゾン C66M、リールはダイワ 24バス X 100H が入門の定番的な組み合わせになります。どちらも現行ラインナップとして公式サイトに掲載されています。

スペックは、ブレイゾン C66M がメーカー希望本体価格20,300円、全長1.98m・自重108g・ルアー重量5〜21g・適合ライン8〜16lb.。24バス X 100H はメーカー希望本体価格11,000円で、標準自重195g・ギア比7.5・巻き取り長さ75cm(ハンドル1回転)・標準巻糸量ナイロン12lb-120m・最大ドラグ力5kg・スプールはアルミ32mm・ハンドル長90mm、ボールベアリング4個とローラーベアリング1個を搭載しています。右ハンドルの100Hと左ハンドルの100HLが選べます。

ギア比7.5は「ハイギア」と呼ばれる領域で、糸フケを素早く取れるのが持ち味です。撃ちものと呼ばれる、岸際に落として素早く回収する釣りと相性が良く、1日の投数が増えます。

デメリットもあります。ハイギアは巻き抵抗の大きいルアーを長時間巻くと腕が疲れます。ディープクランクを1日巻き続けたい人は、もう少し低いギア比を選んだほうが快適です。

ラインは何を何m巻くかで釣果が変わる

スピニングにはフロロカーボンの4lb前後、ベイトにはナイロンかフロロの12lb前後を巻いてください。号数選びを間違えると、飛距離もフッキングも落ちます。

根拠はリールの設計値です。24レブロス LT2500S-XH の標準巻糸量はナイロン4lb-150m、24バス X 100H は12lb-120m または14lb-110m と公表されています。この数字は「スプールが最も性能を発揮する糸の量」であり、これより極端に細くても太くても、飛距離やトラブルの面で不利になります。

実際の使い方としては、スピニングにフロロ4lbを巻けば、ノーシンカーもダウンショットもネコリグもこなせます。ベイトに12lbを巻けば、スピナーベイトもクランクベイトもテキサスリグもカバーできます。まずはこの2種類だけで十分です。

注意点は、フロロカーボンは巻きグセがつきやすいことです。冬場は特に硬くなるので、釣行前にラインを軽く引き出して伸ばしておくとトラブルが減ります。半年に一度は巻き替えてください。

あわせて読みたい
2500番リールは最初の1台に最適?|予算別おすすめモデルと失敗しない選び方
「釣りを始めたいけど、リールのサイズが多すぎてどれを選べばいいかわからない…」そんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、最初の1台に迷…
比較項目 ブレイゾン S67ML ブレイゾン S64L ブレイゾン C66M
タイプ スピニング スピニング ベイト
全長/自重 2.01m/94g 1.93m/87g 1.98m/108g
ルアー重量 1.8〜11g 0.9〜7g 5〜21g
適合ライン 4〜8lb. 2.5〜6lb. 8〜16lb.
仕舞寸法 176cm 169cm 170cm
メーカー希望本体価格 21,300円 20,800円 20,300円
初心者への向き ◎ 1本目に最適 ○ 軽量リグ特化 △ 2本目向け

※釣りはじめナビ調べ。数値はダイワ公式サイトのブレイゾン製品ページに掲載されたスペック表より。

失敗パターン①:安さだけで選んで半年で買い直す

入門者に最も多い失敗が、価格だけを見てロッドとリールを選び、半年後に同じジャンルの道具をもう一度買うことです。結果として、最初から中位モデルを買うより高くつきます。

原因は、安価なモデルほど「使えるルアーの幅」が狭いことにあります。適合ライン2.5〜6lb.のロッドしか持っていないと、スピナーベイトやクランクベイトを投げたくなった時点で買い足しが確定します。ブレイゾン S67ML のようにルアー重量1.8〜11gをカバーする1本なら、ワームからスピナーベイトの軽い側まで届くので、買い足しのタイミングを1年以上先送りできます。

対策はシンプルで、「今投げたいルアー」ではなく「半年後に投げたくなるルアー」を想定して選ぶことです。店頭で迷ったら、候補のうち適合ルアー重量の上限が大きいほうを選んでおくと外しにくくなります。

⚠️ 注意したいポイント

セット売りの激安タックルは「とりあえず投げられる」レベルには到達しますが、ガイドの精度やリールの巻き心地に差が出ます。1年以上続けるつもりなら、公式サイトに現行品として掲載されているモデルから選んだほうが、パーツ供給や修理の面でも安心です。

バス釣り初心者のルアーは3種類あれば1年戦える

ワーム:迷ったときに戻ってくる1本

最初に買うべきはストレートワームです。理由は、リグ(仕掛けの組み方)を変えるだけで、水面から底まで全レンジをカバーできるからです。ルアーを何個も買うより、1種類のワームを使い倒すほうが上達が早くなります。

具体例として、O.S.P ドライブクローラーの4.5インチは1パック8個入りで858円。カラーは49色展開で、エビとイカの粉末が配合されています。3.5インチは11個入り、5.5インチは8個入り、6.5インチは7個入りとサイズ展開も広く、同じ形で大きさだけ変えられるのが利点です。ボディがセミリング構造になっていて、ただ沈めるだけでもゆらゆらと動きます。

使い方は、まずノーシンカーで岸際に落として沈めるだけ。反応がなければ、フックをボディの真ん中に刺すワッキーリグ、水深がある場所ならダウンショットに切り替えます。この3パターンで、野池でも河川でも大半の状況に対応できます。

注意点は、ワームは消耗品だということです。バスに噛まれれば裂けますし、根がかりでも失います。1回の釣行で3〜4本使うことを見込んで、予備を必ず持っていってください。

ノーシンカーからダウンショットまで1本でこなせるストレートワームなら、最初の1パックはこれ▼

スピナーベイト:広い場所を手早く探る道具

2つ目はスピナーベイトです。金属のブレードが回転して光と波動を出すルアーで、濁った水や広い野池で「バスがどこにいるか」を素早く絞り込めます。

具体例のO.S.P ハイピッチャーは、3/8ozが11.0gで税込1,430円。ウエイトは1/4oz=7.0g、5/16oz=9.0g、3/8oz=11.0g、1/2oz=14.0g、5/8oz=18.0g、1oz=28.0gと6種類あり、1ozのみ税込1,540円です。カラーは23色(1ozは10色)で、ウエイトごとに色分けされたビーズが付いているため、タックルボックスの中でも重さを見分けやすくなっています。2004年10月発売のロングセラーです。

初心者が使うなら3/8ozの11.0gが基準です。ブレイゾン C66M のルアー重量5〜21gにも、S67ML の1.8〜11gにもぎりぎり収まるので、スピニングでもベイトでも投げられます。使い方は投げて一定速度で巻くだけ。障害物に当てて弾ませると、バスのスイッチが入りやすくなります。

デメリットは、水がクリアで日差しが強い日には見切られやすいことです。そういう日はワームに切り替えるか、より小さいウエイトを選んでください。

クランクベイト:浅場を効率よく叩く

3つ目はシャロークランクです。浅い場所を素早くチェックでき、根がかりしにくい形状なので、初心者でも障害物まわりを攻められます。

O.S.P ブリッツは全長53.0mm・自重9.0gのハイフローティングモデルで、フックは#6、カラーは43色、税込1,870円(アバロン使用カラーのみ2,090円)です。2004年7月の発売以来使われ続けているモデルで、浮力が高いため障害物に当たったあとに浮き上がって回避します。

使い方は、岸と平行に投げて、水底や倒木に当てながら巻いてくること。当たった瞬間に一瞬止めると、浮き上がる動きにバスが反応します。春の濁った水や、秋にバスが散っているときに向きます。

注意点として、9.0gという自重はスピニングで投げると空気抵抗で失速しやすく、飛距離が伸びません。ベイトタックルを持ってから使うルアーだと考えておくと、無駄な買い物になりません。

3種類の使い分けを1枚の表にする

3つのルアーは役割が重ならないように選んであります。どれをいつ使うかを整理しておくと、釣り場で迷う時間が減ります。

比較項目 ドライブクローラー 4.5インチ ハイピッチャー 3/8oz ブリッツ
タイプ ストレートワーム スピナーベイト シャロークランク
価格(税込) 858円(8個入り) 1,430円 1,870円
得意な水深 全域(リグ次第) 中層〜やや深め 浅場
向く状況 反応が渋いとき 濁り・広い水面 障害物まわり
投げるタックル スピニング どちらでも可 ベイト向き

※釣りはじめナビ調べ。価格・スペックはO.S.P公式サイトのドライブクローラーおよびハイピッチャーの製品ページより。

🎣 押さえておきたいポイント

最初は「巻いて探すルアー1つ」と「止めて食わせるワーム1つ」の2軸で考えれば十分です。3種類目のクランクベイトは、ベイトタックルを買ったタイミングで足すのが無駄になりません。

あわせて読みたい
バス釣りルアーおすすめ12選|初心者が最初に買うべき種類と選び方を徹底解説
「バス釣りを始めたいけど、ルアーが多すぎてどれを買えばいいかわからない…」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。釣具店に行くとルアーコーナーだけで…

釣れる場所は「水の中の変化」で決まる

釣れる場所は「水の中の変化」で決まるの解説画像

野池・河川・湖は、それぞれ難易度が違う

最初に通うなら、規模の小さい野池か中小河川を選んでください。水面が狭いほどバスの居場所が絞れるので、初心者でも当たりを引く確率が上がります。

理由は探索範囲の広さです。湖やダム湖は水深があり、岸から届く範囲だけでも数キロにわたります。どこにバスがいるか見当がつかないまま歩き回ることになり、1日投げても反応がゼロという結果になりやすい環境です。一方、周囲300mほどの野池なら、1周しながら岸際を撃っていけば1時間で全体をチェックできます。

使い分けとしては、平日夕方の1時間釣行なら近所の小規模河川、休日にじっくり通うなら野池、慣れてきて大型を狙いたくなったら湖という順番が続けやすい形です。河口湖のような有名フィールドは、遊漁券を買えば管理が行き届いた環境で釣りができるので、初めての遠征先としても選ばれています。

注意点は、野池ほど「釣っていいかどうか」が曖昧なことです。看板がなくても私有地の場合があり、これについては次のH2で詳しく扱います。

ストラクチャーとカバーを見つけられれば半分終わり

バスは何もない広い場所には居つきません。杭、倒木、水草、橋脚、護岸の切れ目といった「変化」に付きます。この変化を見つけてルアーを通すだけで、釣れる確率は跳ね上がります。

根拠は、バスが待ち伏せ型の捕食者だということです。物陰に隠れて小魚が近づくのを待つため、隠れる場所のないところには居る理由がありません。実際に釣れる場所を並べると、9割以上が何らかの障害物のそばです。

具体的な探し方としては、まず池を1周しながら「水の色が変わっている場所」「水面に何か浮いている場所」「岸から木が張り出している場所」の3つを探します。見つけたら、その障害物の際から30cm以内にルアーを落としてください。障害物から離れると反応が落ちます。

デメリットは根がかりです。障害物のそばを攻めれば必ずルアーを失います。だからこそ、1個1,870円のクランクベイトより、8個入り858円のワームから始めるほうが精神的に楽なのです。

季節と時間帯で狙う場所を変える

同じ池でも、季節と時間でバスがいる場所は変わります。春は浅場、真夏は日陰と流れ込み、秋は広く散り、冬は深場というのが基本の流れです。

理由は水温です。バスは変温動物なので、快適な水温帯を求めて移動します。春の産卵期は浅場に集まり、真夏は水温が上がりすぎる浅場を避けて日陰や水通しの良い場所に移動します。時間帯では、日の出前後と日没前後の薄暗い時間帯に活性が上がります。

使い方としては、真夏に釣りに行くなら、日中の炎天下を避けて早朝2時間に集中する。春なら日が高くなって水温が上がる昼前後がむしろチャンスになる、といった具合に時間の使い方を変えます。同じ2時間でも、選ぶ時間帯で結果が変わります。

注意点は、季節の進み方が地域や年によってずれることです。カレンダーではなく水温と、岸際に小魚が見えるかどうかで判断してください。

失敗パターン②:真夏の日中に足を止めて投げ続ける

2つ目の典型的な失敗が、真夏の日中に1箇所で投げ続けることです。反応がないまま体力と集中力だけを消耗し、熱中症のリスクも上がります。

原因は、浅い野池では真夏の日中に水温が上がりすぎ、バスが日陰や深場に移動していることです。そこにルアーがない状態で何百投しても、確率は上がりません。

対策は2つあります。1つは時間をずらすこと。早朝や夕方に絞れば、同じ場所でも反応が出ます。もう1つは、日陰を探して移動し続けること。橋の下、木が覆いかぶさった岸、水が流れ込んでいる場所を順に回れば、真夏でもチャンスは作れます。1箇所10投して反応がなければ次へ、というテンポを決めておくと足が止まりません。

⚠️ 注意したいポイント

夏場の野池は足場が悪く、草に覆われて水際の境目が見えないことがあります。長靴か濡れてもよい靴と、帽子・偏光サングラスは装備として用意してください。偏光サングラスは水中の障害物が見えるようになるので、釣果の面でも効果があります。

釣り場に着く前に確認する3つのルール

遊漁券が必要な水域では、着く前に買っておく

漁業権が設定されている河川や湖では、釣りをする前に遊漁券(遊漁料)を払う必要があります。知らずに竿を出すと、後から高い料金を請求されることになります。

具体例として、河口湖漁業協同組合が公表している河口湖の料金体系を見てみます。日釣券は前売りなら高校生以上1,100円(遊漁料900円+遊漁税200円)ですが、現場売りだと1,600円(遊漁料1,400円+遊漁税200円)になります。中学生・身体障害者は前売り450円、現場売り700円です。年間遊漁料は高校生以上12,000円、中学生・身体障害者6,600円で、いずれも遊漁税200円が別途必要になります(中学生以下と身体障害者は遊漁税が免除)。この料金は2024年1月1日に改定されたものです。

買い方も決まっています。河口湖では釣具店・ボート店(30数カ所)のほか、一部のコンビニ、大池公園前と河口湖漁協センター前の自動販売機で購入できます。年間券の申し込みは前年12月1日から受付が始まります。

注意点は、前売りと現場売りの差額です。河口湖の場合、前売りの1,100円に対して現場売りは1,600円です。行く場所が決まっているなら、途中の釣具店で買っておくほうが得です。

外来生物法で「やっていいこと」と「違反になること」

オオクチバスは特定外来生物に指定されています。ただし、釣る行為そのものは外来生物法で規制されていません。問題になるのは、釣った後の扱い方です。

環境省の外来生物法Q&Aによると、釣ったその場で放すキャッチ・アンド・リリースは問題ないとされています。ただし条件があり、「釣ったのと同一湖沼、もしくは釣ったのと同一性・一体性のある河川水域、またはそれぞれに隣接する陸地から行う」場合に限られます。一方、釣ったオオクチバスを生きたまま別の河川・湖沼に運び移すことは違反行為です。持ち帰って飼うことも違反になります。その場で締めてから持ち帰って食べることは問題ありません。罰則は個人で3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金と定められています。

実際の場面で気をつけるのは、「生かしたまま移動させない」の一点です。バケツに入れて別の池まで運ぶ、家で飼おうとして持ち帰る、といった行為が違反にあたります。写真を撮ってその場で戻す分には問題ありません。

注意点として、この法律の話と、次に挙げる自治体の条例は別物です。法律でリリースが認められていても、条例で禁止されている地域があります。

滋賀県では釣ったバスを戻せない

滋賀県では、県内全域で釣り上げたオオクチバス・コクチバス・ブルーギルのリリース(再放流)が禁止されています。根拠は「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」で、2003年に施行された全国初のリリース禁止条例です。

この条例があるため、琵琶湖で釣ったバスをその場で水に戻す行為は、外来生物法では認められていても滋賀県内では認められません。県は湖岸の釣りスポットとなっている公園などに外来魚回収ボックス・回収いけすを設置しており、釣った外来魚はここに入れる仕組みになっています。

具体的な行動としては、琵琶湖へ遠征する前に回収ボックスの場所を調べておくこと。そして、魚を入れるためのビニール袋やバケツを持参しておくと現地で困りません。

注意点は、こうした条例が滋賀県以外にもあることです。遠征先が決まったら、その都道府県の公式サイトで外来魚の扱いを確認する習慣をつけてください。

私有地・駐車・ゴミが釣り場を減らしている

近年、釣り禁止になる野池が増えています。原因のほとんどは、立入禁止エリアへの侵入、無断駐車、ゴミの放置といったマナー違反です。

農業用ため池の多くは、土地改良区や農家、自治体が管理する私有地または準私有地にあたります。釣りの可否も立入の可否も駐車場所も池ごとに違い、無断で入れば不法行為になります。特に問題が大きいのが農道への駐車で、農業機械は農道の幅いっぱいに設計されているため、路肩に停めた乗用車1台で通行が完全に塞がれてしまいます。

行動としては、看板の有無を必ず確認し、駐車は近隣のコインパーキングか、明確に駐車可能な場所を使うこと。ゴミは自分の分だけでなく、目についたラインくずも拾って帰る。この2つを守るだけで、次の年もその池で釣りができる可能性が上がります。

Q. 近所の野池で釣っていいかどうかは、どうやって調べればいいですか?
A. まず現地の看板を確認し、次に管轄の市町村または土地改良区に問い合わせるのが確実です。漁業権が設定されている水域なら、その漁協の公式サイトに遊漁規則が掲載されています。「看板がないから大丈夫」という判断は危険で、私有地の場合は看板がなくても無断立入になります。判断がつかない池は避けて、管理釣り場や漁協が管理する湖を選ぶほうが安心して釣りに集中できます。

最初の1匹を早めるキャストと誘い方

飛距離より正確さを先に身につける

キャストの練習では、遠くへ飛ばすことより、狙った場所へ落とすことを優先してください。バスは障害物のそばにいるので、10m先の杭に落とせる人のほうが、30m先の何もない場所に飛ばせる人より釣れます。

根拠は、先に触れた「障害物の際から30cm以内」という距離感です。この精度を出すには、振りかぶるフルキャストより、竿先を軽く振るサイドキャストやピッチングのほうが有利になります。ブレイゾン S67ML のように全長2.01mクラスの竿なら、片手でも扱えるので精度が出しやすくなります。

練習方法としては、公園や河川敷でルアーの代わりに専用の練習用オモリを付け、5m先に置いたバケツを狙って10回投げる。これを釣行前に3セットやるだけで、現場での精度がはっきり変わります。

注意点は、練習でも周囲の安全確認を怠らないことです。特にサイドキャストは横方向にルアーが動くので、人がいる場所では絶対に行わないでください。

ノーシンカーとダウンショットを状況で切り替える

ワームの釣りは、リグを2つ覚えるだけで対応範囲が広がります。ノーシンカーとダウンショット、この2つの使い分けが基本です。

ノーシンカーはオモリを付けず、ワームだけを投げて自然に沈めるリグです。ドライブクローラーのようなセミリングボディのワームは、沈むだけで勝手に動くので、投げて待つだけで成立します。水深1m前後の浅場や、岸際に浮いているバスに向きます。一方ダウンショットは、ワームの下にオモリを付けて底を取るリグで、水深2m以上ある場所や、風が強くてノーシンカーが流される日に使います。

使い分けの目安は水深です。底が見えるくらい浅ければノーシンカー、底が見えないならダウンショット。この単純な基準で、現場での迷いはほぼなくなります。

デメリットは、ノーシンカーはアタリが分かりにくいことです。ラインが不自然に動いたら、それがアタリだと考えて合わせてください。慣れるまでは空振りが続きますが、それも経験値になります。

アタリの取り方と合わせのタイミング

バスのアタリは「コツン」という手元の感触だけではありません。ラインが横に走る、たるんでいたラインが張る、逆に急にたるむ、といった視覚的な変化のほうが多いくらいです。

理由は、ワームを吸い込んだバスが、違和感を覚えるまでその場に留まることが多いからです。手元に伝わる衝撃がなくても、ラインには必ず変化が出ます。だからこそ、ワームを沈めている間はラインを目で追ってください。

合わせ方は、変化を感じたらまず糸フケを巻き取り、ラインが張った状態を作ってから、竿を横方向に鋭く倒します。上に振り上げると、バスの口の硬い部分に針が当たって外れやすくなります。横方向に倒すほうが口の端に掛かりやすく、バラシが減ります。

注意点は、早合わせです。アタリを感じてすぐに合わせると、まだ吸い込みきっていないタイミングになりがちです。1テンポ置いてから、と覚えておくと確率が上がります。

意外と知られていない、最初の1匹が出やすい時間帯

実は、初心者が最初の1匹を釣りやすいのは、ベテランが好む朝マヅメではありません。人が帰った後の平日夕方や、雨上がりの濁った日のほうが、経験の浅い人でも結果が出やすい時間帯です。

理由は釣り人の数です。休日の朝は人気の野池に何人も入り、バスは1日の早い段階でルアーを見飽きてしまいます。そこへ後から入っても、警戒しきったバスを相手にすることになります。逆に平日の夕方は人がおらず、バスが落ち着いた状態で捕食に出てきます。雨上がりの濁りも同じで、水が濁ればバスはルアーの粗を見抜けなくなり、多少雑な動かし方でも食ってきます。

具体的な行動としては、仕事帰りに1時間だけ近所の河川に寄る釣行スタイルを試してみてください。2ピースロッドを車に積んでおけば、思い立ったその日に釣りができます。雨の翌日に有給を取る、というのも理にかなった選択です。

注意点として、雨の直後は増水と流れの速さに気をつけてください。水位が上がった河川は足場が不安定になります。濁りは味方ですが、増水は危険です。

💡 知っておくと便利

「上手い人が朝早く行く」のは、朝が釣れるからだけではなく、良い場所を先に確保するためでもあります。人が少ない時間を選べる人にとっては、朝いちばんにこだわる必要はありません。自分の生活リズムで通える時間帯を見つけるほうが、年間の釣行回数が増えて上達も早くなります。

まとめ

🎣 この記事の結論

バス釣りはスピニング1式とルアー3種で始めれば十分です。道具より先に、釣っていい場所とルールを確認しましょう。

✅ 要点チェック
  • 1本目:トラブルの少ないスピニングから
  • ルアー:ワーム・スピナーベイト・クランク
  • 場所:小規模な野池か中小河川を選ぶ
  • 狙い目:杭・倒木・水草の際から30cm以内
  • ルール:遊漁券・条例・私有地を事前確認

最初の一歩としておすすめしたいのは、道具を買いに行く前に、通える範囲の水域を地図で3箇所リストアップすることです。そのうえで、それぞれが釣り可能かどうかを看板や自治体・漁協の情報で確認してから、タックルを選びに行ってください。場所が決まれば必要なロッドの長さもルアーの重さも自然に決まり、店頭で迷う時間がなくなります。あとは、8個入り858円のワームを1パック握って岸に立てば、バス釣りは今日から始められます。

※料金・製品仕様・各種ルールは変更される場合があります。おでかけ前に環境省の外来生物法Q&A滋賀県の外来魚リリース禁止のページ河口湖漁業協同組合の遊漁券・遊漁税ページなど、公式情報をご確認ください。

🎣 釣り道具の選び方

編集部の比較まとめ記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ヘラブナ釣りから海釣りまで幅広く楽しんでいます。初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説することを大切にしています。道具選びから釣り場の情報まで、「これから釣りを始めたい人」の背中を押せる記事を目指しています。

コメント

コメントする

目次