「ナマズ釣りを始めたいけど、どのルアーを選べばいいかわからない」「種類が多すぎて、結局どれが釣れるの?」——そんな悩みを抱えている方は多いはずです。結論から言うと、ナマズが釣れるルアーは大きく5タイプに分かれ、最初は1,000円台のノイジー系を1個持っていけば十分に釣果が出せます。この記事では、ルアーの種類別の特徴・具体的な商品名と価格・使い方・季節やシーン別の選び方まで、初心者が迷わず1匹目を釣るための情報をすべてまとめました。
・ナマズが釣れるルアー5タイプの違いと選び方
・予算別(1,000円台〜3,000円超)のおすすめルアー具体名
・時間帯・季節ごとのルアーローテーション術
・初心者がやりがちな失敗パターンと具体的な対策
ナマズが釣れるルアーは5タイプ|違いを知れば選び方で迷わない

ナマズが釣れるルアーと一口に言っても、形状もアクションもバラバラです。まずは5つのタイプを整理して、それぞれの「得意な場面」と「苦手な場面」を把握しましょう。これを知っておくだけで、釣具店の棚の前で30分悩む時間がなくなります。
ノイジー系——ナマズルアーの大定番、迷ったらまずこれ
ノイジー系はルアー前方に金属製のカップ(リップのような板)が付いていて、巻くとカポカポと水を叩く音を出すタイプです。ナマズは視力が弱く、側線と聴覚でエサを探す魚なので、この「音」が強烈に効きます。代表的な製品はスミスの「キャタピー」(実売1,300〜1,500円前後)で、ナマズ釣り入門者の8割以上が最初に手にするルアーと言っても過言ではありません。使い方はただ巻きでOK、流れのある用水路でも水面直下でも使えるオールラウンダーです。ただし、水深が1.5mを超える深場では音が届きにくく、ナマズが浮いてこないケースがあります。浅い水路や河川の岸際で使うのがベストです。
クローラーベイト——左右に首を振る大きな波動が武器
クローラーベイトは両サイドに金属製の羽(ウイング)が付いていて、巻くとボディが左右にクロールするように動くルアーです。羽がバタバタと水面を叩く波動が広範囲に伝わるため、ナマズを遠くから寄せる力はノイジー以上。ジャッカルの「ポンパドール鯰カスタム」(実売2,500〜3,000円前後)はプロップ・ブレード・ラトル・金属ウイングの4要素で音を出す「全部盛り」モデルで、水面が荒れた夕マヅメでも存在感を失いません。ただし、価格がノイジーの約2倍になることと、フックが大きいぶんゴミを拾いやすい点は注意が必要です。水草やゴミが多いポイントではストレスが溜まることがあります。
バズベイト——手返しよく広範囲を探る「巻きの釣り」向き
バズベイトはワイヤーの先にプロペラ状のブレードが付いた構造で、巻くとブレードが回転してジャラジャラと金属音を出します。ナマズルアーの中では移動距離が最も長く、川沿いをランガン(歩きながら釣る)するスタイルと相性が抜群です。価格も500〜1,200円程度と安く、ロスト(根がかりで失う)しても精神的ダメージが小さいのが初心者に嬉しいポイント。ゲーリーヤマモトやDEPSなど各メーカーから出ていますが、ブレードの回転音が大きいものを選ぶのがコツです。デメリットは、巻きを止めると沈んでしまうため「ここぞ」というスポットで止めて誘う釣りができないこと。流れの合流点やピンスポット狙いには不向きです。
フロッグ——カバー(障害物)の奥に潜むナマズを引きずり出す
フロッグはソフト素材のボディにフックが上向きに隠れた構造で、水草の上やゴミ溜まりの中をスルスルと通せるのが最大の強みです。ナマズは流れてきたゴミや水草の下に潜んでいることが多く、他のルアーでは攻められない場所にルアーを送り込めます。ダイワの「スティーズフロッグ」やエバーグリーンの「キッカーフロッグ」が定番で、価格は1,000〜1,800円程度。ただし、フッキング率(針がかりする確率)がハードルアーに比べて低いのが弱点で、ナマズがバイト(食いつき)してもフックが貫通しないことがあります。力強く大きくアワセる必要があり、初心者にはやや難易度が高めです。
ナマズは「音」と「波動」でエサを見つける魚です。バス釣りのように「カラー(色)で釣果が変わる」ことはほとんどありません。カラー選びに悩む時間があれば、ルアーの「音量」と「アクションの強さ」で比較するほうがずっと効率的です。
初心者が最初に揃えるべきナマズが釣れるルアー3選|予算3,000円で十分
ルアーの種類がわかったところで、次は「結局どれを買えばいいの?」という問題です。初心者がいきなり5タイプ全部揃える必要はありません。まずは3個あれば、ほとんどのフィールドに対応できます。
1個目はスミス「キャタピー」一択——理由は「安い・簡単・よく釣れる」
最初の1個は迷わずスミスの「キャタピー」です。実売1,300〜1,500円、ただ巻きで勝手にカポカポ音を出してナマズを寄せてくれます。全長68mm・重さ14.5gで、Mクラス(ミディアム)のバスロッドでも十分に投げられるサイズ。カラーは正直なんでもOKですが、夜間に視認しやすいチャート系(黄色やオレンジ)を選ぶとルアーの位置を把握しやすく、アワセのタイミングが取りやすくなります。注意点としては、純正フックがやや細軸のため、50cmを超える大型ナマズに伸ばされることがある点。心配なら太軸のトレブルフック(がまかつ トレブル13・#2)に交換しておくと安心です。
2個目はバズベイト——500円台から買えるコスパ番長
2個目のおすすめはバズベイトです。ノーブランドなら500〜800円で手に入り、ロストしても財布が痛みません。キャタピーとの使い分けは「探る範囲の広さ」で決めます。キャタピーはゆっくり巻いてピンスポットを丁寧に攻める、バズベイトは早巻きで広い水路を一気に探る——この2本があれば「じっくり攻め」と「ランガン」の両方がカバーできます。選ぶときのコツはブレードが2枚付いている「ダブルバズ」タイプを選ぶこと。シングルブレードより音量が大きく、ナマズの反応が明らかに良くなります。デメリットはワイヤーが曲がりやすい点で、ナマズを釣るたびにペンチで修正する手間がかかります。
3個目はダイワ「ふく鯰」——クローラーの入門に最適な1,500円台
3個目にクローラーベイトを1つ加えると、ルアーローテーションの幅が一気に広がります。ダイワの「ふく鯰」は実売1,500〜1,800円とクローラーベイトの中では手頃で、ブレードチューンが最初から施されているため、カップ音・ラトル音・ブレード接触音の3種類の音でナマズにアピールします。全長75mm・重さ約20gで、キャタピーと同じタックルで投げられるのも初心者に嬉しいポイントです。キャタピーで反応がない時に「ふく鯰」に変えると、ルアーの動きと音質が変わってナマズのスイッチが入ることがあります。ただし、ウイングが左右に広がっている構造上、狭い水路のブッシュ際ではウイングが枝に引っかかりやすい点に注意してください。
初心者がやりがちな失敗の一つが「高いルアーを最初に買ってしまう」こと。3,000円超のルアーを根がかりでロストすると心が折れます。最初はキャタピー+バズベイトの2個(合計2,000円以内)で十分。釣れることを体験してから、少しずつ種類を増やすのが長続きのコツです。
ナマズが釣れるルアーを予算別に比較|5,000円以下から本格派まで

ここからは予算別に「どのルアーを何個揃えるか」を具体的に提案します。ナマズが釣れるルアーは安いものでも十分に戦力になるので、最初から高額セットを買う必要はありません。
予算3,000円以下|キャタピー+バズベイトの2本体制
最もコスパが良い組み合わせです。キャタピー(約1,400円)+ノーブランドバズベイト(約600円)で合計2,000円。浮いた予算でスナップ(ルアー交換用の金具)とラインを買えます。この2本で用水路や小河川のナマズは十分に狙えます。バズベイトで広く探り、反応があったエリアをキャタピーでじっくり攻める——というローテーションが基本パターン。予算が少し余るなら、予備のキャタピーをもう1個買っておくと、ロスト時にすぐ補充できて安心です。初心者の最初の1回は、この予算で十分にナマズの引きを楽しめます。
予算5,000〜10,000円|3タイプ揃えてローテーションの幅を広げる
キャタピー+バズベイト+ふく鯰の3本に加えて、フロッグを1個足せる予算帯です。フロッグ(約1,200円)を追加すると、水草の上や障害物周りという「他のルアーでは攻められないエリア」を探れるようになります。さらに予算に余裕があれば、キャタピーのカラー違い(ナチュラル系とチャート系)を持っておくと、夜と日中で使い分けができます。この予算帯になると「ルアーがなくて攻められない場所」がほぼなくなるので、釣果が安定しやすくなります。注意点は、ルアーの数が増えるとタックルボックスの中で絡まりやすいこと。仕切り付きのケース(メイホウ VS-3010ND・約600円)も一緒に買うと管理が楽です。
予算10,000円以上|ポンパドール鯰カスタムで「飛び道具」を追加
ジャッカルの「ポンパドール鯰カスタム」(実売2,500〜3,000円)は、ナマズルアーの中でもトップクラスのアピール力を持つクローラーベイトです。プロップ・ブレード・ラトル・金属ウイングの4つの音源が複合的に作用し、激流や増水時でもナマズにルアーの存在を気づかせます。ふく鯰で反応が出ない強い流れのポイントで、ポンパドールに替えた途端にバイトが出ることがあります。さらに、スミスの「ナマジー」(実売2,000〜2,500円)はウェイクベイト(水面直下を泳ぐタイプ)で、トップに出きらないナマズをレンジを下げて拾う役割を果たします。この予算帯なら5〜6種類のルアーが揃い、季節・時間帯・フィールドを問わず対応可能です。
| 予算帯 | ルアー構成 | 合計金額目安 | 対応力 |
|---|---|---|---|
| 3,000円以下 | キャタピー+バズベイト | 約2,000円 | 用水路・小河川◎ |
| 5,000〜10,000円 | 上記+ふく鯰+フロッグ | 約5,000円 | カバー周り含め◎ |
| 10,000円以上 | 上記+ポンパドール+ナマジー | 約8,000〜10,000円 | 全フィールド対応◎ |
ナマズが釣れるルアーの使い方|キャストからフッキングまでの基本動作
良いルアーを持っていても、使い方を間違えると釣れません。ナマズが釣れるルアーの操作は実はシンプルですが、いくつかの「コツ」を知っているかどうかで釣果に差が出ます。
基本はスローなただ巻き——秒速50cmが目安
ナマズルアーの基本操作は「ただ巻き」です。リールのハンドルをゆっくり一定速度で巻くだけ。スピードの目安は秒速約50cm、つまりリールのハンドル1回転に2〜3秒かけるイメージです。ナマズは動きが遅い魚なので、ルアーが速すぎるとバイトが追いつきません。特にノイジー系(キャタピーなど)はゆっくり巻くほど音が大きくなり、アピール力が増します。初心者がやりがちなのは「釣りたい気持ちが先走って早巻きしてしまう」こと。意識的に「遅すぎるかな?」と感じるくらいのスピードがちょうど良いです。流れがある場所ではアップストリーム(上流に向かって投げる)にキャストし、流れに乗せながら巻くとルアーが自然に漂い、ナマズの反応が良くなります。
「ストップ&ゴー」でピンスポットを攻める
橋脚の下、排水口の流れ込み、テトラポッドの際など「ここにナマズがいそう」というピンスポットでは、ただ巻きを止めて2〜3秒待つ「ストップ&ゴー」が効果的です。ノイジーやクローラーベイトは浮力があるため、巻きを止めるとその場でプカッと浮いて止まります。この「止まった瞬間」にナマズがバイトしてくることが多いのがポイント。やり方はシンプルで、ルアーがスポットに差しかかったらハンドルを止め、2〜3秒後にまたゆっくり巻き始めるだけ。注意点として、バズベイトは巻きを止めると沈んでしまうので、この技はノイジー・クローラー・フロッグで使います。バズベイトでピンスポットを攻めたい場合は、スポットの上を通過するようにキャストコースを調整しましょう。
フッキング(アワセ)は「音を聞いてから1秒待つ」
ナマズ釣りで最もエキサイティングな瞬間がバイトです。水面が爆発するような「バシャッ!」という音とともにルアーが消えます。ここで反射的にロッドを煽ってしまうと、ルアーがナマズの口からすっぽ抜けることが多いのです。理由は、ナマズの口は上向きについていて、ルアーを吸い込むように食うため、一瞬タイムラグがあるから。対処法は「バシャッ!」と音がしたら心の中で「いち」と数え、ロッドに重みを感じてからグッとアワセること。フロッグの場合はさらに1秒追加して「いち、に」と数えてから大きくアワセます。フロッグはボディが柔らかいぶんフックが貫通するのに力が必要なので、ロッドを大きく後ろに引いて「巻きアワセ+ロッドアワセ」の二段構えにすると成功率が上がります。
ナマズのバイトは「目で見て、耳で聞く」釣りです。ルアーが水面を割る「バシャッ!」は夜でもハッキリ聞こえます。暗闇の中で水面が爆発する興奮は、他の釣りでは味わえないナマズ釣りならではの魅力です。
時間帯・季節で変わるナマズが釣れるルアーの選び方
ナマズは夜行性の魚ですが、条件次第では日中でも釣れます。ナマズが釣れるルアーの効果を最大化するために、時間帯と季節に合わせたルアー選びのコツを押さえておきましょう。
夜(19時〜翌5時)——ナマズのゴールデンタイムは「音量重視」
ナマズ釣りのメインは夜です。日没後から活発にエサを追い始め、特に21時〜深夜0時が最も活性が高い時間帯。この時間は「音量が大きいルアー」を選ぶのが鉄則です。暗闇ではナマズの視覚がほぼ機能しないため、側線(体の横にある振動を感じるセンサー)と聴覚だけでエサを探します。キャタピーやポンパドール鯰カスタムなど、ガチャガチャと大きな音を出すルアーが圧倒的に有利。カラーは視認性の高いチャート系(蛍光イエローやオレンジ)を選ぶと、自分からルアーの位置が見えてアワセのタイミングが取りやすくなります。ナイトゲームの注意点は、足元が見えないため転落リスクがあること。必ずヘッドライトを持参し、初めてのポイントは明るいうちに下見しておくのが安全です。
夕マヅメ(16時〜19時)——最も手軽にナマズが釣れる時間帯
夜釣りに抵抗がある初心者には、夕マヅメ(日没前後の1〜2時間)がおすすめです。明るさが残っているので安全に釣りができ、かつナマズの活性も上がり始めるタイミング。この時間帯はクローラーベイト(ふく鯰やポンパドール)が効きやすいです。理由は、まだ多少の明るさがある中で、クローラーベイトの大きな「首振り波動」が視覚と側線の両方にアピールするため。4〜9月の夕マヅメなら、1時間で3〜5匹釣れることも珍しくありません。注意点として、夕マヅメは蚊が多い時間帯でもあるので、虫除けスプレーは必ず持っていきましょう。長袖・長ズボンを着用すると肌の露出を減らせます。
デイゲーム(日中)——「音より波動」のルアーに切り替える
意外と知られていないですが、ナマズは日中でも釣れます。ただし、夜に比べて活性が低く、ルアーの選び方を変える必要があります。日中は橋の下やテトラの影など暗い場所に潜んでいることが多く、目の前にルアーを通さないと反応しません。おすすめはフロッグかウェイクベイト(ナマジーなど)。フロッグは障害物の中に直接送り込めるため、日中の穴撃ちスタイルと相性が良いです。ナマジーは水面直下を静かに泳ぐので、ノイジーの大きな音に警戒する日中のナマズにも口を使わせやすくなります。デイゲームの成功率は夜の3割程度に落ちますが、「明るい中でナマズが水面を割る瞬間」が見えるのはデイゲームだけの特権です。
季節別のベストシーズンとルアー選び——春〜秋が本番
ナマズ釣りのベストシーズンは5月〜10月です。特に6〜7月の梅雨時期は産卵を控えてナマズの食い気が最も高まり、初心者でも2桁釣果が狙えるチャンスです。春(4〜5月)は水温が15度を超えるとナマズが動き始め、浅場に出てくるタイミング。この時期はゆっくり巻けるノイジー系が効きます。夏(6〜9月)は最も活性が高く、どのルアーでも反応が出やすい時期。バズベイトで広範囲を探る「ランガンスタイル」が効率的です。秋(10〜11月)は水温低下とともに深場に移動し始めますが、まだ十分に釣れます。ウェイクベイトで少しレンジを下げて探ると効果的。冬(12〜3月)はナマズの活性が極端に下がるため、狙って釣るのは難しくなります。
雨の日はナマズ釣りの大チャンスです。増水で濁りが入ると、ナマズの警戒心が一気に薄れて浅場まで出てきます。特に梅雨時期の小雨〜中雨の日は、晴天時の2〜3倍の釣果が出ることも。ただし、大雨や雷の日は安全のために釣行を中止してください。
ナマズが釣れるルアーをさらに釣れるようにするチューニング術
買ったままのルアーでも十分釣れますが、ちょっとしたチューニング(カスタム)を加えると釣果が変わることがあります。ナマズが釣れるルアーの性能を引き出す、初心者でもできる簡単なカスタムを紹介します。
フック交換——太軸トレブルフックで大型ナマズに備える
ナマズルアーのチューニングで最も効果が高いのがフック交換です。多くのルアーは純正フックがやや細軸で、50cm以上のナマズに伸ばされてバラす(逃げられる)ことがあります。おすすめはがまかつの「トレブル13」#1〜#2、またはオーナーの「STX-45ZN」#2。価格は1パック(2〜4本入り)で400〜600円程度です。交換方法はスプリットリングプライヤー(約800円)でルアーのスプリットリングを開き、純正フックを外して新しいフックを付けるだけ。5分で終わります。注意点は、フックサイズを大きくしすぎるとルアーのアクション(動き)が変わってしまうこと。純正と同じサイズか、1サイズ上までに留めるのが安全です。
ブレードチューン——100円のコロラドブレードで集魚力アップ
ルアーのリアフック(後ろの針)のスプリットリングにコロラドブレード(楕円形の金属板)を1枚追加する「ブレードチューン」は、コスパ最強のカスタムです。ブレード単体は100〜200円で買え、ルアーが動くたびにブレードがキラキラ光りながらフックに当たって「チリチリ」と金属音を出します。この追加の音と光がナマズの興味を引き、特に濁りが強い日に効果を発揮します。キャタピーにブレードを付けると「カポカポ音+チリチリ音」の二重奏になり、アピール力が1段階上がります。ただし、ブレードを付けるとルアーの重量バランスがリア寄りになるため、アクションがやや大人しくなることがあります。巻きスピードを少し上げて調整すると元のアクションに近づきます。
ラバースカート追加——フックにボリュームを出してフッキング率を上げる
トレブルフックの軸にラバースカート(ゴム製のヒラヒラした素材)を巻きつけると、フックの周りにボリュームが出てナマズがバイトする際の「的」が大きくなります。結果として、ルアーにじゃれつくような甘いバイトでもフックが口に当たりやすくなり、フッキング率が向上します。ラバースカートはバス釣り用のスピナーベイト替えスカート(300〜500円)をカットして使えるので、専用品を買う必要はありません。黒やグリーンパンプキンなど暗めの色が目立ちすぎず自然です。デメリットは、ラバーにゴミが絡みやすくなること。水草が多いフィールドではこまめにゴミを取り除く必要があります。
ナマズが釣れるルアーでありがちな失敗パターンと対策3選
「ルアーを買って何度か行ったけど釣れない……」という声は少なくありません。ナマズが釣れるルアーを持っていても、釣り方やポイント選びを間違えると釣果ゼロに終わることがあります。ここではよくある失敗パターンとその具体的な対策を解説します。
失敗①「ナマズがいない場所で投げ続けている」——ポイント選びが最重要
最も多い失敗が「ナマズがいない場所で粘ってしまう」ことです。ナマズは川ならどこにでもいるわけではなく、流れ込み・排水口・橋脚の下・テトラ帯など「流れの変化がある場所」に集まります。まっすぐで変化のない護岸された水路をいくら投げても反応は期待できません。対策は、まず明るいうちにポイントを下見して「流れがぶつかる場所」「水深が変わる場所」「障害物がある場所」を3〜5か所ピックアップすること。1か所で10投して反応がなければ次のスポットへ移動する「ランガンスタイル」が効率的です。Googleマップの航空写真で用水路の合流点を事前にチェックするのも有効な方法です。
失敗②「巻きが速すぎてナマズが追いつけない」——とにかくゆっくり
バス釣り経験者に多い失敗です。バスと同じ感覚で巻くとナマズには速すぎます。ナマズは反応速度が遅い魚で、ルアーに気づいてから食いつくまでにバスの2〜3倍の時間がかかります。秒速50cm以下のスロー巻きを心がけ、特にバイトがありそうなスポットの前後では「超デッドスロー(ハンドル1回転に3〜4秒)」まで落とすのが効果的です。もし何度もバイトがあるのにフッキングしない(乗らない)場合は、巻きが速すぎてナマズがルアーの後ろを追いかけているだけの可能性が高いです。さらに巻きスピードを落とすか、ストップを入れてナマズに追いつく時間を与えましょう。
失敗③「同じルアーを投げ続けて反応が消える」——ローテーションが大事
ナマズは音に反応して寄ってくる魚ですが、同じ音を何度も聞くと「スレる」(警戒して食わなくなる)ことがあります。特に小さなポイントでキャタピーを30分以上投げ続けると、最初は反応があったのに徐々にバイトが減る——という現象が起こりがちです。対策はルアーローテーション。キャタピーで10〜15投して反応がなくなったら、音質が異なるバズベイトやクローラーベイトに交換します。音の「種類」が変わるとナマズの興味がリセットされ、再びバイトが出ることがあります。キャタピー→バズベイト→ふく鯰→キャタピーの順番で3周ローテーションするのが定番パターンです。それでも反応がなければ、ポイント自体を移動するのが正解です。
ナマズは歯がザラザラしているため、ラインが擦れて切れることがあります。リーダー(先糸)としてナイロン20lb以上、またはフロロカーボン16lb以上を1m程度結んでおくと安心です。PEラインだけで直結するとナマズの歯で一瞬で切られることがあるので注意してください。
まとめ|ナマズが釣れるルアー選びは「音」と「波動」で決まる
ナマズが釣れるルアー選びで大切なのは、高いルアーを買うことでも、たくさんの種類を揃えることでもありません。ナマズが「音と波動でエサを探す魚」だと理解し、フィールドや時間帯に合ったアピール力のルアーを選ぶこと——これだけで釣果は大きく変わります。最初の1個はスミスのキャタピー、予算があればバズベイトとふく鯰を加えた3本体制で、ほとんどのシチュエーションに対応可能です。
- ナマズが釣れるルアーは大きく5タイプ(ノイジー・クローラー・バズベイト・フロッグ・ウェイクベイト)
- 初心者の最初の1個はスミス「キャタピー」(実売約1,400円)がベスト
- 予算3,000円以内ならキャタピー+バズベイトの2本で十分戦える
- 基本操作はスローなただ巻き(秒速50cm以下)、ピンスポットではストップ&ゴー
- ベストシーズンは5〜10月、特に梅雨時期(6〜7月)が最も釣りやすい
- 夜の21時〜深夜0時がゴールデンタイム、初心者には夕マヅメもおすすめ
- フック交換とブレードチューンはコスパ最強のカスタム、合計500〜800円で効果大
まずは近所の用水路や小河川で、キャタピーをゆっくり巻くところから始めてみてください。暗闇の中、水面が「バシャッ!」と爆発する瞬間は、きっとナマズ釣りにハマるきっかけになるはずです。
※ルアーの価格や仕様は変更される場合があります。最新情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。

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