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フィッシュグリップおすすめの選び方|初心者が後悔しない3タイプ別完全ガイド

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「フィッシュグリップって種類が多すぎて、どれを買えばいいかわからない…」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、フィッシュグリップは「狙う魚のサイズ」と「予算」の2軸で選べば失敗しません。1,000円台のトング型から2万円超の本格グリップまで、選択肢は幅広いですが、自分の釣りスタイルに合ったものを選べば1つで長く使えます。

この記事では、フィッシュグリップの3タイプの違いから、価格帯別のおすすめ、正しい使い方、よくある失敗パターンまで、初心者が迷わず選べるようにまとめました。

🎣 この記事でわかること

・フィッシュグリップの3タイプ(トング型・ハサミ型・グリップ型)の違いと向き不向き
・予算別おすすめモデルを1,000円台〜2万円超まで比較表で一覧
・魚も手も傷つけない正しい持ち方とメンテナンス方法
・買い直しにつながる失敗パターン5つと回避法

目次

フィッシュグリップは本当に必要?おすすめする3つの理由と持たないリスク

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素手で魚をつかむと何が危ないのか

フィッシュグリップなしで魚をつかむのは、想像以上にリスクがあります。アジやメバルの背ビレには鋭いトゲがあり、素手でつかむと指に刺さって出血することがあります。カサゴやオコゼなど毒を持つ魚に至っては、刺されると数時間〜半日ほど激しい痛みが続くケースも報告されています。

特に堤防釣りや管理釣り場では、狙っていない外道(本命以外の魚)が釣れることが珍しくありません。フグやゴンズイなど、触ると危険な魚が針にかかった場合、素手で外そうとするのは危険です。フィッシュグリップがあれば、魚体に直接触れずに針を外せるので、ケガのリスクを大幅に減らせます。

初心者ほど魚の持ち方に慣れていないため、フィッシュグリップは「上級者には不要、初心者こそ必要」なアイテムといえます。予算1,000円程度から手に入るので、竿やリールと一緒に最初から揃えておくのがおすすめです。

魚へのダメージを減らしてリリースの質を上げる

キャッチ&リリースを前提とした釣りでは、魚体へのダメージを最小限に抑えることが大切です。人間の手の体温は約36度あり、水温15〜20度で生活する魚にとっては「熱い鉄板に触られている」ような状態になります。体表の粘膜がはがれると、感染症にかかりやすくなり、リリース後の生存率が下がります。

フィッシュグリップを使えば、魚体への接触面積を最小限にでき、短時間で安全にリリースできます。管理釣り場ではリリースがルールになっている場所も多いため、フィッシュグリップはマナーの面でも持っておきたい道具です。

ただし、グリップで魚のアゴを強く挟みすぎると、アゴが外れて魚にダメージを与える場合があります。特に小型魚には力加減に注意が必要で、トング型やハサミ型のほうが魚体を広い面で支えられるため、ダメージが少なくなります。

手返しが速くなって釣果アップにつながる

フィッシュグリップを使うと、魚を「つかむ→針を外す→リリースまたはクーラーに入れる」の一連の動作が格段に速くなります。素手だと魚がヌルヌル滑って何度もつかみ直すことになりますが、グリップならワンアクションで固定できます。

アジングやサビキ釣りのように数釣りをする場面では、1匹あたりの処理時間が30秒縮まるだけで、2時間の釣行で20〜30匹多く狙えるチャンスが生まれます。限られた時合(魚が活発にエサを食べる時間帯)を逃さないためにも、手返しの速さは釣果に直結します。

ただし、グリップの形状やサイズが対象魚に合っていないと逆に手間取ることもあります。小さなアジに大型魚用のグリップを使うのは、箸で豆をつかむようなもの。対象魚に合ったサイズを選ぶことが重要です。

⚠️ 注意したいポイント

毒を持つ魚(オコゼ、ゴンズイ、アカエイなど)は、フィッシュグリップを使っても完全に安全とは限りません。毒トゲの位置を把握し、グリップで固定してからプライヤーで針を外すのが基本です。種類がわからない魚はむやみに触らず、周囲のベテラン釣り師に聞くのが安全です。

フィッシュグリップおすすめの選び方|タイプ・素材・サイズの3基準で迷わない

トング型・ハサミ型・グリップ型|3タイプの違いを一覧で比較

フィッシュグリップは大きく分けて3タイプあります。トング型は料理用トングと同じ要領で魚体を挟むタイプで、片手で開閉できるため初心者にも扱いやすいのが特長です。アジやメバルなど15〜25cm程度の小型魚に向いています。価格帯は500〜2,000円が中心で、最も手軽に導入できます。

ハサミ型はハサミのように2本の腕で魚体を挟む構造で、トング型より挟む力が強く、25〜40cm程度の中型魚にも対応できます。価格帯は1,500〜5,000円程度です。

グリップ型は魚の下アゴをワンタッチで挟んで持ち上げるタイプで、シーバスや青物など大型魚に対応できます。計量機能付きのモデルもあり、魚の重さをその場で測れます。価格帯は3,000〜20,000円超と幅広く、ホールド力は3タイプの中で最も強力です。ただし、口の小さな魚(アジなど)には使いにくい点に注意が必要です。

比較項目 トング型 ハサミ型 グリップ型
対象魚サイズ 小型(〜25cm) 小〜中型(〜40cm) 中〜大型(30cm〜)
価格帯 500〜2,000円 1,500〜5,000円 3,000〜20,000円超
ホールド力
初心者の扱いやすさ
魚へのダメージ 少ない 少ない やや大きい

素材で耐久性とコストが変わる|樹脂・ステンレス・アルミの違い

フィッシュグリップの素材は、樹脂(プラスチック)、ステンレス、アルミ合金、GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)の4種類が主流です。樹脂製は軽量で安価(500〜2,000円)ですが、大型魚の引きに耐えられないことがあります。堤防でのサビキ釣りや管理釣り場のトラウトなど、小型魚がメインなら樹脂製で十分です。

ステンレス製は錆びにくく強度が高いのが特長ですが、重量が150〜250gとやや重くなります。海水での使用が多い方にはステンレスが安心です。アルミ合金は軽さと強度のバランスに優れ、ルアーフィッシングで持ち歩く場面に適しています。

GFRPは第一精工のガーグリップMCカスタムなどに採用されている素材で、サイズ235×58×16mm・重量120gと軽量ながら高強度で、金属のように錆びる心配がありません。海水・淡水を問わず使える万能素材ですが、価格はやや高めです。

注意点として、ステンレスやアルミでも接合部のネジやバネが錆びることがあります。「ステンレスだから放置でOK」と思っていると、半年で動きが渋くなることも。どの素材でも使用後の水洗いは基本です。

サイズ選びの目安|対象魚の全長で決める

フィッシュグリップのサイズは、狙う魚の全長を基準に選びます。目安として、全長20cm以下の小型魚(アジ・メバル・ワカサギ)なら全長150〜200mmのコンパクトなトング型、20〜40cmの中型魚(クロダイ・カサゴ・中型トラウト)なら全長200〜250mmのハサミ型、40cm以上の大型魚(シーバス・青物・ヒラメ)なら全長250〜300mmのグリップ型が適しています。

ライトゲーム専門ならコンパクトなモデルのほうがポケットやベストに収納しやすく、機動力が上がります。逆にショアジギングで青物を狙うなら、60cm以上の魚にも対応できる大型グリップが必要です。

「大は小を兼ねる」と考えて大型グリップを1本だけ買う方がいますが、これは失敗パターンの代表例です。大型グリップは重量200g以上あり、アジング中にずっと腰にぶら下げていると疲れますし、小さな魚はつかみにくくなります。釣りのスタイルが複数あるなら、小型用と大型用の2本持ちが結局は快適です。

意外と見落とす「落下防止」機能|カラビナとスパイラルコードの重要性

実は意外と知られていないけれど、フィッシュグリップで最も多いトラブルは「落水(海や川に落とすこと)」です。魚が暴れた拍子にグリップごと海に落としてしまい、数千円〜1万円以上のグリップが一瞬で消えるケースは珍しくありません。

これを防ぐのがスパイラルコード(カールコード)やカラビナです。ベルトループやライフジャケットのD環にコードを接続しておけば、手を離しても落水しません。スパイラルコード単体は300〜800円程度で購入できるので、グリップ本体と一緒に揃えるのがおすすめです。

カラビナ付きのモデルなら追加購入不要ですが、カラビナだけだとワンアクションで外れないため、スパイラルコード+カラビナの組み合わせが最も実用的です。グリップを選ぶ際は、本体の性能だけでなく「落下防止のしやすさ」もチェックしてください。

【価格帯別】フィッシュグリップおすすめ比較|1,000円台から2万円超まで一覧

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1,000円台|まずは1本持っておきたいエントリーモデル

釣りを始めたばかりで「フィッシュグリップに何千円もかけたくない」という方には、1,000円台のエントリーモデルが適しています。代表的なのがシマノ ライトフィッシュグリップ CT-981Rで、価格は約1,320円(税込)。トング型で片手操作ができ、サビキ釣りで釣れたアジやイワシをサッとつかんでバケツに入れる場面で重宝します。

この価格帯は樹脂製が中心で、軽くて扱いやすい反面、30cmを超える魚には力不足です。堤防でのサビキ釣り、管理釣り場での小型トラウト、ハゼ釣りなど、対象魚が25cm以下の釣りに向いています。

注意点として、1,000円台のモデルは耐久性がやや低く、1〜2シーズンで先端が摩耗してつかみが甘くなることがあります。消耗品と割り切って使い、釣りにハマったらステップアップするのが賢い使い方です。

3,000〜5,000円台|機能と耐久性のバランスが取れた中級モデル

ダイワ フィッシュグリップV 130Kは約4,198円(税込)で、この価格帯の代表格です。グリップ型で魚の下アゴをしっかりホールドでき、30〜50cm程度の中型魚に対応します。素材にステンレスやアルミを使っているモデルが多く、1,000円台のモデルと比べて耐久性が格段に上がります。

この価格帯には計量機能付きのモデルも登場します。釣った魚の重さをその場で測れるので、記録を残したい方やSNSに投稿したい方には便利な機能です。ただし、計量の精度は家庭用キッチンスケールには及ばないため、あくまで目安として使いましょう。

3,000〜5,000円台は「長く使いたいけど高すぎるのは困る」という方にちょうどいい価格帯です。週末に月2〜3回釣りに行く方なら、2〜3年は問題なく使えるでしょう。

5,000〜10,000円台|ライトショアジギングやシーバスに対応する高機能モデル

この価格帯になると、アルミ合金やステンレスの高品質素材を使ったモデルが中心になります。第一精工 ガーグリップMCカスタムはサイズ235×58×16mm・重量120gのGFRP製で、金属並みの強度を持ちながら錆びない設計です。全魚種対応を謳っており、淡水のバス釣りから海水のシーバスまで幅広く使えます。

シマノ ライトグリッパー CT-982Xはサイズ246mm・重量約150gで、ガラス強化ナイロンとステンレス、アルミニウムを組み合わせた複合素材を採用しています。軽さと耐久性を両立したモデルで、ライトショアジギングやエギングなど、歩きながら釣るスタイルに適しています。

この価格帯を選ぶなら、「自分がメインで狙う魚種」を明確にしてから購入するのがポイントです。全魚種対応モデルは便利ですが、特定の魚種に特化したモデルのほうが使い勝手がよい場合もあります。

💡 知っておくと便利

フィッシュグリップは釣具店だけでなく、Amazon・楽天などの通販サイトでも購入できます。通販のほうが価格が安いことが多いですが、実物を手に取って開閉の感触やグリップの太さを確認できる釣具店での購入にもメリットがあります。初めての1本は、できれば店頭で手に持ってみてから決めると失敗が減ります。

1万円超|大型魚に挑むなら妥協しない本格グリップ

シマノ フィッシュグリップ UE-301Tは約23,099円(税込)と高価ですが、4点リンク構造とカム構造により、魚の重さで自然に締まり込む設計になっています。バネの力に頼らないため、10kgクラスの青物やヒラマサでもしっかりホールドでき、不意にアームが開くリスクを最小限に抑えています。

この価格帯のモデルは、ロックショアや沖磯での大型青物狙い、オフショアジギングなど「魚に主導権を握られたら危険」な場面で真価を発揮します。安価なグリップでは大型魚の突然の首振りに耐えられず、魚を落としたりグリップが壊れたりするリスクがあります。

ただし、堤防でのライトゲームや管理釣り場がメインの方には明らかにオーバースペックです。1万円超のグリップは「大型魚を狙う頻度が月1回以上ある」方に向いています。年に数回しか大物狙いをしないなら、5,000〜10,000円台のモデルで十分対応できます。

小型魚向けフィッシュグリップおすすめの特徴|アジ・メバル・トラウトをサッとつかむ

アジングに最適なグリップの条件は「軽さ」と「片手操作」

アジングではテンポよく数を釣ることが釣果の鍵になります。そのため、フィッシュグリップに求められるのは「軽さ」と「片手で操作できること」の2点です。重量100g以下、全長200mm以下のコンパクトなトング型がアジングには最適です。

竿を持った手と反対の手でグリップを操作し、アジをつかんで針を外すまでの動作が5秒以内にできるのが理想です。バネで開閉するタイプなら、握るだけで開いて離すと閉じるので、暗い夜釣りでも直感的に使えます。

注意点として、アジは口が柔らかいため、グリップ型(アゴを挟むタイプ)で持ち上げるとアゴが切れてしまうことがあります。アジをリリースする前提なら、魚体を優しく挟めるトング型を選びましょう。キープする場合でも、トング型のほうが手返しは速いです。

管理釣り場のトラウトには開口部が広いハサミ型が便利

管理釣り場で放流されるニジマスは、20〜30cmが中心ですが、大型のものは40cmを超えることもあります。この幅広いサイズに対応するには、開口部が広く調整できるハサミ型が便利です。

トラウトは体表のヌメリが強く、素手だとまず持てません。ハサミ型なら広い面で魚体を挟むため、ヌメリのある魚でもしっかりホールドできます。リリース前提の管理釣り場では、魚体へのダメージが少ないハサミ型が推奨されることが多いです。

ただし、ハサミ型はトング型に比べてサイズが大きく、ポケットに入りにくいデメリットがあります。管理釣り場は荷物を置くスペースがあることが多いので、タックルボックスやバッグに入れておき、魚が釣れたら取り出す使い方が現実的です。

🎣 押さえておきたいポイント

管理釣り場によっては「フィッシュグリップ使用禁止」のルールがある場合があります。特にグリップ型(アゴを挟むタイプ)は魚へのダメージが大きいとして禁止している施設があります。事前に釣り場のレギュレーションを確認してから持ち込みましょう。

堤防のサビキ釣りには安価なトング型で十分な理由

サビキ釣りで釣れるアジ・イワシ・サバは15〜25cmが中心で、引きもそれほど強くありません。この釣りに5,000円以上のグリップを持っていく必要はなく、1,000〜1,500円程度のトング型で十分に対応できます。

サビキ釣りはファミリーフィッシングの定番でもあり、子どもが使うことも多い釣りです。樹脂製のトング型は軽くて先端が丸いモデルが多く、子どもでも安全に扱えます。家族で釣りに行くなら、人数分のトング型グリップを揃えておくと、親がいちいち魚を外してあげる手間が省けます。

デメリットとしては、サビキでたまに釣れる30cm超のサバやカマスには力不足になることがあります。とはいえ、そういった魚が頻繁に釣れるわけではないので、「基本は小型魚用のトング型、大物が釣れたらタオルで対応」という割り切りで問題ありません。

大型魚対応のフィッシュグリップおすすめ|シーバス・青物でも安心のホールド力

大型魚対応のフィッシュグリップおすすめ|シーバス・青物でも安心のホールド力の解説画像

シーバス狙いなら「開口幅60mm以上」を選ぶ

シーバス(スズキ)は40〜80cmが一般的なサイズで、大型になると90cmを超えることもあります。この大きさの魚を安全にホールドするには、開口幅(グリップが開く幅)60mm以上のグリップ型が必要です。開口幅が狭いと、シーバスの厚い下アゴをしっかり挟めず、魚が暴れた際に外れるリスクがあります。

素材はステンレスまたはアルミ合金が推奨されます。シーバスは海水域で釣ることが多いため、樹脂製だと塩分で劣化が早まります。使用後に真水で洗う習慣があれば、アルミ合金製が軽さと耐久性のバランスで優れています。

シーバス釣りは夜間に行うことが多いため、暗闘でもグリップの開閉がわかりやすいモデルを選びましょう。蓄光素材を使ったグリップや、持ち手が太くて握りやすいモデルは夜釣りで重宝します。

ショアジギングの青物には「耐荷重15kg以上」が目安

ブリやヒラマサなどの青物は、5〜10kgクラスが堤防や地磯から狙えるターゲットです。この重量の魚をグリップで持ち上げるには、耐荷重15kg以上のモデルが安心です。耐荷重ギリギリのグリップを使うと、魚が急に暴れた際の衝撃荷重でアームが変形したり、ロック機構が外れたりすることがあります。

シマノ フィッシュグリップ UE-301Tのような4点リンク構造は、魚の重さが増すほどグリップが締まり込むため、大型青物に特に有効です。バネ式のグリップは経年劣化でバネがヘタり、ホールド力が落ちるリスクがありますが、リンク構造はその心配が少ないのがメリットです。

デメリットとして、大型魚対応のグリップは重量200〜300gになるため、ランガン(歩きながら釣るスタイル)には不向きです。磯やテトラ帯を移動しながら釣る場合は、腰のホルダーに固定できるモデルを選ぶと両手が空いて安全です。

ヒラメ・マゴチなどフラットフィッシュには挟む面積が広いタイプを

ヒラメやマゴチなどの平たい魚は、アゴを挟むグリップ型だと口の構造上ホールドしにくいことがあります。これらの魚種を狙う場合は、魚体を広い面で挟めるハサミ型の大型モデルか、開口幅が広いグリップ型を選びましょう。

ヒラメは歯が鋭いため、素手でつかむのは危険です。特にソゲ(40cm以下のヒラメ)は体が柔らかく動きが速いため、フィッシュグリップなしで針を外そうとすると指を切るリスクが高まります。

フラットフィッシュ用のグリップを選ぶ際は、グリップの先端形状もチェックしましょう。先端がギザギザ加工されているモデルは滑りにくい反面、魚体を傷つけやすくなります。リリース前提ならフラットな先端、キープ前提ならギザギザ加工と使い分けるのが理想です。

Q. グリップ型とトング型の2本持ちは必要?
A. 複数の釣りを楽しむ方には2本持ちをおすすめします。アジングとシーバス釣りの両方をする場合、小型魚用のトング型(1,000〜1,500円)と大型魚用のグリップ型(5,000〜10,000円)を1本ずつ持っておくと、どちらの釣りでも快適に使えます。「大型グリップ1本で全部カバーしよう」とすると、小型魚の扱いで手間取ります。

正しい使い方とメンテナンス|錆びさせない3つの習慣

グリップ型の基本操作|魚の下アゴを狙ってワンタッチで挟む

グリップ型フィッシュグリップの使い方は、まずレバーを握ってアームを開き、魚の下アゴに差し込んでからレバーを離すだけです。魚の重さでアームが締まり込む構造のモデルなら、持ち上げるだけで自動的にロックがかかります。

コツは「魚が落ち着いたタイミングで素早くアゴに差し込むこと」です。魚が暴れているときに無理にグリップしようとすると、アゴではなくエラやヒレを挟んでしまい、魚を傷つけるうえにホールドも不安定になります。ランディングネット(タモ網)で魚をすくい上げてから、ネットの中でグリップするのが安全な手順です。

注意点として、グリップで魚を持ち上げたまま水平にすると、魚の自重でアゴの関節に負担がかかります。写真撮影の際は、もう片方の手で魚の腹部を支えて重量を分散させましょう。これは魚へのダメージを減らすだけでなく、見栄えのいい写真を撮るコツでもあります。

海水で使った後は「真水洗い+乾燥+注油」の3ステップ

フィッシュグリップの寿命を左右するのがメンテナンスです。特に海水で使った場合、放置すると塩分でバネやヒンジ部分が錆びて動きが悪くなります。メンテナンスは「真水洗い→乾燥→注油」の3ステップを釣行後に毎回行うのが基本です。

まず、帰宅したらすぐに流水(水道水)で30秒ほどグリップ全体を洗い流します。特にヒンジ(回転軸)部分やバネの隙間に塩分が残りやすいので、開閉しながら洗うのがポイントです。次に、タオルで水気を拭き取り、風通しのよい場所で自然乾燥させます。

最後に、ヒンジ部分にシリコンスプレーやオイルを1滴差しておきます。CRC-556などの浸透潤滑剤でも代用できますが、樹脂パーツを劣化させる成分が含まれていることがあるため、釣具専用の防錆オイルが安心です。このメンテナンスを怠ると、ステンレス製でも1シーズンでバネが錆びて使えなくなることがあります。

⚠️ 注意したいポイント

食洗機でフィッシュグリップを洗うのはNGです。高温の湯と強力な洗剤で樹脂パーツが変形・劣化する原因になります。必ず常温の流水で手洗いしてください。

長持ちさせる保管方法|車のダッシュボードはNG

洗って乾かしたフィッシュグリップは、直射日光と高温を避けて保管します。特にやりがちなのが「車のダッシュボードやトランクに入れっぱなし」です。夏場の車内は60度以上になることがあり、樹脂パーツの変形やバネのヘタリの原因になります。

理想的な保管場所は、室内の風通しがよい棚やタックルボックスの中です。他の金属製釣具と接触した状態で保管すると、電蝕(異種金属が触れ合うことで起きる腐食)が発生することがあるので、個別にケースや布袋に入れておくとベターです。

開閉部分にロック機構がある場合は、保管時にロックを解除した状態(バネに負荷がかかっていない状態)にしておくと、バネのヘタリを防げます。小さな心がけですが、グリップの寿命が半年〜1年延びることもあります。

おすすめを買う前に知りたい失敗パターンと回避法

失敗①「安さだけで選んで半年で壊れた」|価格と耐久性のバランスを見る

500円以下の格安フィッシュグリップは、初期コストは安いものの、素材が薄いプラスチックで作られていることが多く、数回の使用でヒンジ部分が割れたり、先端のギザギザが摩耗してつかめなくなったりします。

「安物買いの銭失い」を避けるには、最低でも1,000円以上のモデルを選ぶのがおすすめです。シマノやダイワなど大手メーカーの1,000〜2,000円台のモデルなら、素材や設計に一定の品質基準があるため、1〜2シーズンは安心して使えます。

とはいえ、1,000円台のモデルも消耗品と割り切る心構えは必要です。釣行頻度が月4回以上の方は、3,000円以上のモデルを選んだほうがコストパフォーマンスが良くなります。年間の釣行回数と予算で計算すると、「1回あたりのコスト」が見えてきます。

失敗②「対象魚に合わないサイズを買った」|大は小を兼ねない

「どうせ買うなら大きいほうが安心」と、青物対応の大型グリップを最初に買ってしまうパターンです。重量200〜300gの大型グリップを、15cmのアジを釣るたびに使うのは明らかに非効率です。グリップが大きすぎると小さな魚をうまくつかめず、結局素手で魚を触ることになります。

逆に、小型魚用のトング型しか持っていない状態で40cm超のシーバスが釣れると、ホールドしきれず魚を落としてしまいます。初めの1本は「自分が最も頻繁に釣る魚のサイズ」に合わせて選び、釣りの幅が広がったら2本目を追加するのが合理的です。

迷った場合は、中型魚対応のハサミ型(2,000〜5,000円)が汎用性が高くおすすめです。20〜40cmの魚に広く対応でき、小型魚にもある程度使えます。

失敗③「落下防止コードをつけずに海に落とした」|1,000円の保険を惜しまない

フィッシュグリップの落水は、釣り人なら一度は経験するか、目撃するトラブルです。5,000円〜1万円のグリップが海に沈むのは精神的にもダメージが大きいものです。原因のほとんどは「魚が予想以上に暴れて手が滑った」か「ベルトやポケットから落ちた」の2パターンです。

スパイラルコード(300〜800円)をグリップに取り付け、ベルトループやライフジャケットのD環に接続するだけで、このリスクはほぼゼロになります。たった数百円の出費で数千〜数万円のグリップを守れるので、コストパフォーマンスは抜群です。

グリップを購入する際に、同じメーカーのスパイラルコードやカラビナも一緒にカートに入れてしまうのが確実です。後から買おうと思っていると、つい忘れて次の釣行でコードなしのまま使ってしまいがちです。

💡 知っておくと便利

フィッシュグリップを買い替えるタイミングは「開閉がスムーズにできなくなったとき」「先端のギザギザが摩耗して魚がつかめなくなったとき」「ロック機構が効かなくなったとき」の3つが目安です。メンテナンスしても改善しない場合は、安全のためにも買い替えを検討しましょう。

失敗④「見た目で選んでグリップ力が足りなかった」|スペックを必ず確認する

SNSやYouTubeで見た目がカッコいいグリップを衝動買いし、実際に使ってみたらホールド力が足りなかった…というパターンも多い失敗です。特にノーブランドのカラフルなグリップは、デザインは目を引きますが、耐荷重やホールド力の表記がないものがあります。

購入前にチェックすべきスペックは「耐荷重」「開口幅」「素材」「重量」の4項目です。これらが商品ページに記載されていないモデルは、品質に不安があるため避けたほうが無難です。大手メーカー(シマノ・ダイワ・第一精工など)の製品ならスペックが明記されているので、比較検討しやすくなります。

見た目にこだわりたい場合は、大手メーカーのモデルにカスタムパーツ(カラーカラビナやスパイラルコード)を組み合わせるのがおすすめです。性能は確保しつつ、自分好みの見た目に仕上げられます。

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まとめ|フィッシュグリップおすすめは釣りスタイルと対象魚で決まる

フィッシュグリップは「あれば便利」ではなく「持っておくべき」道具です。ケガの防止、魚へのダメージ軽減、手返しの向上と、1本持っているだけで釣りの快適さが大きく変わります。選び方のポイントは「対象魚のサイズに合ったタイプを選ぶこと」「素材と価格のバランスを見ること」「落下防止対策を忘れないこと」の3つです。

この記事の要点をまとめます。

  • フィッシュグリップは3タイプ(トング型・ハサミ型・グリップ型)に分かれ、対象魚のサイズで選ぶのが基本
  • アジやメバルなど25cm以下の小型魚にはトング型(1,000〜2,000円)が手軽で使いやすい
  • シーバスや青物など40cm以上の大型魚にはグリップ型(5,000円〜)が必要で、耐荷重15kg以上を目安に選ぶ
  • 素材は樹脂(軽い・安い)、ステンレス(錆びにくい・重い)、アルミ合金(軽さと強度のバランス)、GFRP(錆びない・高強度)の4種類
  • 海水使用後のメンテナンスは「真水洗い→乾燥→注油」の3ステップを毎回実施する
  • スパイラルコード(300〜800円)をつけて落水を防ぐのは必須の保険
  • 最初の1本は「最も頻繁に釣る魚のサイズ」に合わせて選び、釣りの幅が広がったら2本目を追加する

まずは自分がどんな魚を、どんな場所で釣ることが多いかを整理してみてください。アジングやサビキ釣りがメインならシマノ ライトフィッシュグリップ CT-981R(約1,320円)のようなエントリーモデルから始めるのが最も合理的です。釣りにハマって大物を狙うようになったら、そのときに大型魚用のグリップを追加すれば無駄がありません。

※釣具の価格や仕様は変更される場合があります。購入時は最新情報をメーカー公式サイトや販売店でご確認ください。

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この記事を書いた人

ヘラブナ釣りから海釣りまで幅広く楽しんでいます。初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説することを大切にしています。道具選びから釣り場の情報まで、「これから釣りを始めたい人」の背中を押せる記事を目指しています。

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