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タモおすすめはこの3本から選べばOK|予算別に初心者向けランディングネットを徹底比較

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「タモって必要なの?」「種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない…」。釣りをはじめたばかりの方が、最初につまずきやすいのがタモ(ランディングネット)選びです。ロッドやリールほど注目されないアイテムですが、せっかく掛けた魚をバラさずに取り込めるかどうかはタモにかかっています。結論から言えば、堤防や管理釣り場で40cm以上の魚を狙うなら、タモは必須です。この記事では、初心者でも迷わずタモを選べるように、パーツごとの選び方・予算別のおすすめ製品・便利な周辺アイテムまで、まるごと解説します。

🎣 この記事でわかること

・タモが必要な場面と不要な場面の見極め方
・シャフト・フレーム・ネットの3パーツの選び方
・予算5,000円〜2万円超まで、レベル別おすすめタモ
・タモジョイントやタモホルダーなど、あると便利な周辺アイテム

目次

タモおすすめの前に知っておきたい|そもそもタモが必要な場面・不要な場面

タモおすすめの前に知っておきたい|そもそもタモが必要な場面・不要な場面の解説画像

タモが必要なのは「足場から水面までの高さがある場所」

タモが必要になる代表的な場面は、堤防・防波堤・テトラ帯など水面まで2m以上の高さがあるポイントです。足場が高いと、魚を抜き上げようとした瞬間にラインが切れたり、魚が暴れて針が外れたりします。40cm以上のシーバスや青物を掛けた場合、タモなしで取り込める確率は大幅に下がります。管理釣り場でも、護岸が高い池ではタモ必須としているところがあります。「ロッドで抜き上げられるから大丈夫」と考える方もいますが、魚の重さでロッドの穂先が折れるリスクもあるため、30cm以上の魚を狙うならタモを持っていくのが安全です。

タモがなくても大丈夫なケース

逆にタモが不要な場面もあります。足元が砂浜のサーフフィッシングでは、波打ち際に寄せてそのままズリ上げるのが基本なのでタモは使いません。渓流釣りではウェーディング(水に入って釣る)スタイルが多く、手元でランディングできるため大型のタモは不要です。管理釣り場のニジマス釣りでも、水面まで手が届く低い護岸であればタモなしで対応できます。ただし、釣り場のルールで「タモ使用必須」と決まっていることもあるので、事前に確認しておきましょう。

タモを持っていなくて後悔する「あるある」失敗パターン

「タモがあれば獲れたのに…」という後悔は、釣り初心者が一度は経験する失敗です。よくあるのが、堤防で不意に大物が掛かったケース。ロッドで抜き上げようとして、水面から離れた瞬間にフックが外れてバラしてしまいます。原因は、魚が水から出ると自重が一気にラインとフックにかかり、針穴が広がって外れやすくなること。タモがあれば水面で魚をネットに入れ、安全に引き上げられます。もう一つの失敗は、友人のタモを借りようとして間に合わなかったパターン。タモは自分専用のものを用意しておくのが鉄則です。

⚠️ 注意したいポイント

タモを持たずに大物をかけてしまうと、無理な抜き上げでロッドが折れるリスクがあります。特に足場が3m以上ある堤防では、ロッド破損だけでなくラインブレイクで魚に針を残してしまうことにもつながります。「今日は小物狙いだから」と油断せず、タモは常に携帯するのがおすすめです。

タモおすすめ製品を選ぶ前に押さえたい|3つのパーツと選び方の基本

タモは「シャフト・フレーム・ネット」の3パーツ構成

タモは大きく分けて「シャフト(柄・玉の柄)」「フレーム(枠)」「ネット(網)」の3つのパーツで構成されています。釣具店では、この3つがセットになった製品と、パーツごとにバラ売りされている製品があります。初心者にはセット製品がおすすめです。パーツの相性を考える必要がなく、買ってすぐ使えるからです。一方、中級者以上になると「シャフトはダイワ、フレームはメジャークラフト」のように自分好みの組み合わせで揃える楽しみもあります。まずはセットで入門し、不満が出てきたパーツから順にグレードアップしていくのが賢い買い方です。

シャフト(玉の柄)は「長さ」と「仕舞寸法」で選ぶ

シャフトは、水面まで届く長さが絶対条件です。一般的な漁港や堤防なら水面まで3〜5m程度なので、5m前後のシャフトが汎用性が高く人気があります。ただし、長いシャフトほど重くなり、操作性が落ちる点は注意が必要です。たとえばダイワ ランディングポールIIの場合、5mモデルと6.04mモデル(自重695g)ではかなり重量感が違います。もう一つ重要なのが「仕舞寸法」。振り出し式のシャフトは収納時にコンパクトになりますが、製品によって65cm〜81cmと差があります。電車釣行やバイク移動が多い方は仕舞寸法が短い製品を選びましょう。

フレーム(枠)は形状とサイズで釣りのスタイルが決まる

フレームの形状は主に「丸型」「涙型(オーバル型)」の2種類。丸型はどの方向からでも魚を入れやすく、初心者にも扱いやすいのが特徴です。涙型は先端が細く手前が広い形状で、大型魚が入りやすく、シーバスや青物狙いに適しています。サイズはフレームの直径(長径)で表記され、シーバスや青物なら50〜60cm、エギングやメバルなら35〜45cmが目安です。管理釣り場でヘラブナやニジマスを狙うなら、40cm前後の丸型フレームが取り回しやすいでしょう。折りたたみ式(4つ折り)のフレームを選ぶと、シャフトと一緒にコンパクトに持ち運べます。

ネット素材はナイロンとラバーコートの2択|それぞれの長所と短所

ナイロンネットのメリットナイロンネットのデメリット
軽量で水切れが良い
価格が安い(1,000円台から)
乾きが早く手入れが楽
フックが網目に絡まりやすい
魚のヌメリ(粘膜)を傷つけやすい
リリース前提の釣りには不向き
ラバーコートネットのメリットラバーコートネットのデメリット
フックが絡みにくい
魚へのダメージが少ない
リリース前提の釣りに最適
ナイロンより重い
水切れが悪く操作に力が要る
価格がやや高め

キャッチ&イート(持ち帰って食べる)が前提ならナイロンネットで十分です。管理釣り場やバス釣りなどリリースする釣りでは、魚を傷つけにくいラバーコートネットが推奨されます。迷ったらラバーコートネットを選んでおけば、どちらの場面でも対応できます。

セット製品3選|初心者はまずここから選べばOK

タモおすすめセット製品3選|初心者はまずここから選べばOKの解説画像

プロックス オールインワンソルト 500|約13,400円で全部入り

初心者に最もおすすめしやすいのが、プロックスのオールインワンソルト 500です。シャフト(5m)、オーバル型アルミフレーム、ラバーコートネットに加え、タモジョイントとタモホルダーまで標準装備。つまり、これ1つ買えば追加パーツなしですぐに使えます。約13,400円という価格でここまで揃うセット製品は他にほぼありません。ネットはラバーコートなのでフックの絡みが少なく、魚にも優しい設計です。足場が高い堤防をメインにするなら600(6m・約15,800円)を選ぶのもアリですが、一般的な漁港なら500で十分。仕舞寸法は600で77cmとコンパクトです。唯一のデメリットは、シャフトのカーボン含有率が高級機に比べて低く、やや重め・しなりが大きい点。ただし入門用としては問題ないレベルです。

ダイワ ランディングポールII 磯玉網|大手メーカーの安心セット

ダイワブランドの安心感を求めるなら、ランディングポールII 磯玉網がおすすめです。涙型の4つ折りアルミフレーム(パイプ径8mm)とナイロンネットがセットになっており、堤防・磯・波止とフィールドを選ばず使えます。シャフトには固着防止リング(3本溝仕様)が全節に採用されており、使用後にシャフトが固着して縮まらないトラブルを防ぎます。ベルクロ式ショルダーベルト付きで、移動中の持ち運びもスムーズ。ダイワはアフターパーツの供給も安定しているため、フレームだけ破損した場合なども交換しやすいのが長期的なメリットです。注意点として、ネットがナイロン素材のため、ルアーのトレブルフックが絡みやすい傾向があります。ルアー釣りメインならラバーコートネットに交換するのがおすすめです。

意外と知られていない「パーツバラ買い」という選択肢

実は、セット製品を買わずにパーツをバラで揃えたほうが、トータルの満足度が高くなるケースがあります。たとえばメジャークラフトのヘキサネット M 4つ折り(MCHN-4M・約4,090円)はフレーム+ネットのセットで、六角形のユニークな形状が大型魚も入れやすいと評判です。これにダイワ ランディングポールII 50(実売約11,800円)を合わせれば、合計約15,890円でセット製品より高品質な組み合わせが作れます。セット製品は「全パーツが平均点」の構成になりがちですが、バラ買いなら「シャフトに予算を寄せる」「フレームにこだわる」といった傾斜配分ができます。ただし、シャフトとフレームのネジ規格が合わないと取り付けできないため、購入前に必ず「ネジ径」を確認してください。一般的な海釣り用は「W1/2(ウィットネジ12mm)」が標準です。

💡 知っておくと便利

タモのネジ規格は海釣り用が「W1/2」、渓流・バス用が「W1/4」と異なります。異なる規格のパーツを組み合わせたい場合は、変換アダプター(500〜1,000円程度)で対応可能です。購入前にメーカーサイトでネジ規格を確認する習慣をつけましょう。

シャフト(玉の柄)を徹底比較|長さ・重さ・仕舞寸法で選ぶ

5m前後のシャフトが「とりあえずの1本」に最適な理由

シャフトの長さで迷ったら、5m前後を選ぶのが正解です。一般的な漁港の堤防は水面まで3〜4m、やや高い防波堤でも4〜5m程度。5mのシャフトなら、ほとんどの堤防で水面に届きます。3.5mや4mのシャフトだと、潮位が低い干潮時に届かないリスクがあります。かといって6m以上になると自重が増え、片手で操作するのが大変になります。たとえばダイワ ランディングポールII 60は全長6.04mで自重695g。5mモデルと比べると腕への負担がかなり違います。「足場の高い磯や沖堤防に頻繁に行く」という明確な目的がなければ、まずは5mクラスで始めて問題ありません。

主要3メーカーのシャフトをスペック比較してみた

比較項目 ダイワ
ランディングポールII 50
シマノ
マルチランディングシャフト 450
メジャークラフト
LS-500S
全長 5.0m 4.5m 5.0m
自重 詳細は公式サイトをご確認ください 305g 413g
仕舞寸法 詳細は公式サイトをご確認ください 詳細は公式サイトをご確認ください 65.5cm
実売価格帯 約11,800円 メーカー希望小売価格18,700円 メーカー希望小売価格17,000円
固着防止 3本溝リング全節 独自固着防止構造 記載なし
特徴 ベルト付き・高耐久 エアアシスト尻栓・軽量 高弾性カーボン・コンパクト

(釣りはじめナビ調べ・2026年5月時点の情報です。価格は販売店や時期により変動します)

シマノ マルチランディングシャフト 450は自重305gと3製品中で最も軽量で、長時間の釣行でも疲れにくいのが強みです。ただし全長が4.5mのため、高い堤防では届かない場合があります。シマノには550(5.5m・自重382g)もラインナップされているので、足場の高さに不安がある方は550を検討してみてください。メジャークラフト LS-500Sは仕舞寸法65.5cmと最もコンパクトで、電車釣行との相性が抜群です。ダイワ ランディングポールII 50は固着防止リングが全節に入っており、海水使用後のトラブルが少ない設計です。

「長すぎるシャフトを買って操作できなかった」失敗を防ぐには

「長ければ長いほど安心」と考えて6mや7mのシャフトを購入し、重すぎて片手で操作できなかったという失敗は多いパターンです。ダイワ ランディングポールII 60(6.04m)は自重695gあり、魚が入ったネットをすくい上げるときに片手で支えるのは初心者にはかなり厳しい重さです。原因は、シャフトが長くなるほど重心が先端側に移動し、テコの原理で手元にかかる力が大きくなること。対策としては、まず自分がよく行く釣り場の足場の高さを確認し、それに1〜1.5mの余裕を加えた長さを選ぶこと。一般的な漁港なら5mで十分です。どうしても6m以上が必要な場合は、カーボン含有率が高い軽量モデルを選ぶか、タモ入れを手伝ってくれる同行者がいる前提で使いましょう。

仕舞寸法70cm以下のコンパクトモデルを選ぶべき人

仕舞寸法とは、シャフトを最も短く縮めた状態の長さです。車移動でロッドケースに入れるなら80cm前後でも問題ありませんが、電車やバイクで釣り場に行く方は仕舞寸法70cm以下のコンパクトモデルを選びましょう。メジャークラフト LS-500Sは仕舞寸法65.5cmで、リュックに収まるサイズ感です。プロックス オールインワンソルト 600でも仕舞寸法77cmとまずまずコンパクト。一方、ダイワ ランディングポールII 60は仕舞寸法81.0cmで、やや長め。電車釣行には少し気になるサイズです。コンパクトさ重視なら、シャフトの継数(つなぎ目の数)が多い製品を選ぶのがコツ。メジャークラフト LS-500Sは継数9本で、5mの全長を65.5cmにまで縮められています。

予算別ガイド|5,000円以下・1〜2万円・2万円以上で何が変わる?

予算5,000円以下|「とりあえず1本」のエントリーモデル

5,000円以下で買えるタモは、ホームセンターや大型釣具チェーンのプライベートブランド製品が中心です。シャフト・フレーム・ネットがセットで3,000〜5,000円程度。この価格帯の製品は、シャフトがグラスファイバー主体で重く、フレームの折りたたみ機能がないものが多いのが特徴です。「年に数回しか釣りに行かない」「管理釣り場で小型魚メインで使う」という方なら、この価格帯でも役割は果たせます。ただし、堤防でシーバスや青物を狙うなら耐久性に不安が残ります。フレームの接合部が弱く、大型魚をすくった衝撃で曲がるケースもあります。あくまで「お試し用」と割り切って購入するのがおすすめです。

予算1〜2万円|コスパ最強ゾーン。長く使える本命タモ

1〜2万円は、タモ選びで最も選択肢が豊富な価格帯です。プロックス オールインワンソルト 500(約13,400円)は、この価格帯の代表格。シャフト・フレーム・ネット・ジョイント・ホルダーまで全部入りで、追加出費なしで使い始められます。パーツをバラで揃えるなら、ダイワ ランディングポールII 50(約11,800円)+メジャークラフト ヘキサネット M(約4,090円)の組み合わせで約15,890円。セットより各パーツの品質が上がります。この価格帯では固着防止機能やカーボン素材のシャフトが選べるため、耐久性と操作性が5,000円以下の製品とは段違いです。初心者が最初の1本を買うなら、この価格帯から選ぶのが後悔しにくいでしょう。

🎣 押さえておきたいポイント

タモの予算配分に迷ったら「シャフト7割・フレーム+ネット3割」を目安にしてください。シャフトは軽さ・操作性・耐久性に直結するため、ここに予算を寄せるのが満足度を上げるコツです。フレームとネットは消耗品として、傷んだら交換する前提で選びましょう。

予算2万円以上|軽量カーボンシャフトで快適なランディング

2万円以上の予算が取れるなら、シャフトにシマノ マルチランディングシャフト 550(メーカー希望小売価格は450で18,700円)やメジャークラフト LS-500S(メーカー希望小売価格17,000円)を選び、フレームとネットにも良いものを合わせる構成が可能です。シマノ マルチランディングシャフト 550は自重382gで5.5mの長さを確保しており、軽さと長さのバランスが優れています。エアアシスト尻栓により片手でも振り出しやすく、ランガンスタイル(歩きながらポイントを探る釣り方)との相性が良好です。この価格帯になると、シャフトのカーボン含有率が高くなり、先端のブレが少なくなります。魚をネットに入れる際のコントロール精度が上がるため、大型魚のランディング成功率が目に見えて向上します。

「安いタモを買って結局買い直した」パターンを避けるには

「最初は安いので十分」と3,000円のタモを買い、半年後に不満が出て1万円台のタモに買い替える。結果的に合計13,000円以上を使ってしまう——これはタモ購入でよくある失敗パターンです。安いタモの不満ポイントは、重さ(操作時に腕が疲れる)、固着(海水で節が動かなくなる)、フレームの強度不足(大物で曲がる)の3つに集中します。初心者でも月1回以上釣りに行くなら、最初から1万円台のタモを選んだほうがトータルコストは安くなります。逆に、年に1〜2回しか行かないなら安いタモで試して、頻度が増えてからグレードアップする判断もアリです。自分の釣行頻度を基準に予算を決めましょう。

周辺アイテム|ジョイント・ホルダー・ステーで使い勝手が激変する

タモジョイントは「片手でワンタッチ展開」できるかがカギ

タモジョイントとは、シャフトとフレームの接合部に取り付けるパーツで、フレームを折りたたんでコンパクトに携帯できるようにするものです。プロックス タモジョイント(PX864K・約2,573円)は手頃な価格で、ロック解除レバーを操作するだけでフレームを展開できます。タモジョイントの選び方で重要なのは「片手でワンタッチ展開できるか」。魚がヒットしたとき、片手はロッドを持っているため、タモの準備は片手で行う必要があります。安価な製品だとロック機構が硬く、両手で操作しないと開かないものもあります。購入前にレビューで「展開のしやすさ」をチェックしましょう。注意点として、ジョイントを挟むぶんシャフトの全長が数cm短くなるため、ギリギリの長さのシャフトを使っている場合は要注意です。

タモホルダーがあればランガンスタイルが快適になる

タモホルダーは、タモをベルトやライフジャケットのD環に引っ掛けて携帯するためのアイテムです。プロックス タモホルダーライト(M/BLK・約1,769円)は軽量で、ゲームベストやウエストバッグに装着できます。タモホルダーがないと、タモを地面に置いたまま移動→ポイントで魚がヒット→タモを取りに戻る、という非効率な動きになりがち。特にシーバスやエギングでランガンする場合、タモホルダーの有無で手返しが大幅に変わります。選ぶ際は、自分のタモのシャフト径に合ったサイズを選ぶことが大切です。径が合わないとシャフトがスルスル抜け落ちてしまいます。マグネット式のタモホルダーもありますが、磁力が弱いと歩行中に落下するリスクがあるので、カラビナ式やクリップ式のほうが安心です。

タモの柄(シャフト)に付ける尻栓ロープを忘れずに

意外と見落としがちなのが、シャフトの尻栓に取り付ける「尻栓ロープ(ランヤード)」です。タモを使って魚をすくい上げる際、シャフトが手から滑って海に落としてしまう事故は珍しくありません。尻栓ロープをベルトやライフジャケットに接続しておけば、万が一手を滑らせても海中への落下を防げます。価格は500〜1,500円程度で、シマノ マルチランディングシャフトにはエアアシスト尻栓が標準装備されており、ここにロープを接続できます。堤防での使用時は、足元に置いたタモが風で飛ばされるのを防ぐ役割も果たします。安い買い物なので、タモと一緒に購入しておきましょう。

Q. タモジョイントとタモホルダー、最初に買うならどっち?
A. まずタモジョイントを優先してください。ジョイントがないとフレームが開いたまま持ち運ぶことになり、移動中に引っかかったり邪魔になったりします。タモホルダーはジョイントでコンパクトにしたタモを「どこに付けるか」を解決するアイテムなので、順番としてはジョイント→ホルダーの順で揃えるのがおすすめです。

使い方ガイド|初心者がやりがちなミスと正しいランディング手順

タモ入れの基本は「頭から迎えに行く」

タモで魚をすくう正しい手順は、まずシャフトを伸ばしてネットを水面に浸け、魚の頭側からネットを差し出し、ロッドで魚をネットに誘導するという流れです。初心者がやりがちなミスは「魚を追いかけてネットを動かす」こと。魚は尾から後退する習性がないため、後方からネットをかぶせようとしても逃げられます。正解は、魚の進行方向(頭の向き)にネットを構えて待ち、ロッド操作で魚をネットに入れる方法です。この「待ちのタモ入れ」ができるかどうかで、ランディング成功率は大きく変わります。慌てて追いかけ回すと、魚が暴れてバラシの原因になります。

シャフトの伸ばし方と縮め方にもコツがある

振り出し式シャフトは、尻栓側(太い方)を持って先端を下に向け、シャフトを振るようにして伸ばします。この「振り出し」がスムーズにできないと、魚がヒットしてからモタモタしてバラシにつながります。練習方法は簡単で、釣り場に着いたらまずタモの振り出しを3回ほど試してみること。シャフトの節が渋い場合は、事前にシリコンスプレーを薄く塗っておくと滑りが良くなります。縮める(仕舞う)ときは、先端側から1節ずつ押し込んでいきます。海水が付いたまま放置すると塩が結晶化して固着の原因になるので、使用後は真水で洗い流してから仕舞いましょう。

タモ入れは一人でもできる|ソロ釣行での手順

「タモ入れは二人いないと無理では?」と思われがちですが、ソロでも問題なくできます。手順は次の通り。まず魚を十分に弱らせてから、ロッドを脇に挟んで固定し、空いた手でタモのシャフトを伸ばします。タモジョイントでフレームをワンタッチ展開し、ネットを水面に入れます。ロッドを持ち直して魚をネットの上に誘導し、魚がネットに入ったらシャフトを引き上げます。ポイントは「魚を十分に弱らせてから」タモ入れに移ること。元気な魚を無理にすくおうとすると、暴れてネットから飛び出します。目安として、魚が水面で横倒しになる「エラ洗いが止まった」状態まで待ちましょう。

⚠️ 注意したいポイント

タモを伸ばすときに周囲の確認を忘れないでください。5〜6mのシャフトを振り出すと、後方や側方にいる人に当たる危険があります。特に混雑する堤防では、声を掛けてから伸ばすのがマナーです。また、タモを地面に置くときはフレーム側を堤防の内側に向けること。風で飛ばされて海に落ちるトラブルを防げます。

釣りのスタイル別に整理|堤防・管理釣り場・ファミリーで選び方が変わる

堤防シーバス・青物狙いなら5m以上+大型フレーム

堤防からシーバスや青物を狙う釣りでは、シャフト5m以上、フレーム50〜60cmの組み合わせが基準です。シーバスは70〜80cmになることもあり、フレームが小さいと入りません。おすすめの組み合わせは、ダイワ ランディングポールII 50(5m)+大型の涙型フレーム(50cm以上)。涙型フレームは先端が狭く手前が広いため、大型魚の頭から入れやすい形状です。ネットはラバーコート素材を選ぶとルアーのフックが絡みにくく、手返しが良くなります。シーバスの場合、魚の歯でナイロンネットが切れることもあるため、耐久性の面でもラバーコートが有利です。注意点として、青物のなかでもブリクラス(80cm以上)を狙う場合は、フレーム60cm以上が必要です。

管理釣り場・ヘラブナ釣りにはコンパクトなタモが使いやすい

管理釣り場やヘラブナの釣り堀では、堤防用ほど大型のタモは必要ありません。水面まで1〜2m程度の低い護岸がほとんどなので、シャフトは3〜4mで十分。フレームも35〜45cmの丸型が取り回しやすく、座ったままのヘラブナ釣りでは特に重宝します。管理釣り場ではリリースが基本ルールの施設も多いため、ネットは魚を傷つけにくいラバーコート素材がおすすめです。ヘラブナ釣り専用の「へら玉網」は枠径30〜36cm程度で深さが浅い設計になっており、ヘラブナをすくって素早くリリースするのに最適化されています。管理釣り場によってはタモのレンタルサービスがあるので、まずはレンタルで使用感を試してから購入するのも賢い方法です。

子供・ファミリー釣りでは「軽さ」を最優先に

子供と一緒に釣りを楽しむファミリーフィッシングでは、タモの「軽さ」が最も重要です。5mで500g以上あるシャフトは、大人でも片手操作が大変。子供が扱うことを考えると、3.5〜4mクラスで300g前後の軽量シャフトが適しています。シマノ マルチランディングシャフト 350(3.5m・自重242g)は最軽量クラスで、子供や女性でも扱いやすいモデルです。フレームも35cm程度の小型で十分。サビキ釣りで釣れるアジやサバは20〜25cm程度なので、大型フレームは逆に使いにくくなります。ファミリーでのタモ入れは、大人がサポートしながら子供に体験させると「自分で魚を取り込んだ」という達成感につながります。安全のため、防波堤の柵がある場所で練習するのがおすすめです。

💡 知っておくと便利

管理釣り場では「ネットは持参してください」「ナイロンネット禁止(ラバーのみ可)」といったルールを設けている施設があります。事前に釣り場の公式サイトやSNSでレギュレーションを確認してから、タモを持参しましょう。

メンテナンス方法|長持ちさせる手入れと保管のコツ

使用後の真水洗いだけでタモの寿命は倍になる

タモを長く使うために最も大切なのは、使用後に真水で洗い流すことです。海水に含まれる塩分がシャフトの節に入り込むと、乾燥後に塩が結晶化して節が固着します。固着するとシャフトの伸縮ができなくなり、無理に動かすと節が割れるリスクもあります。洗い方は簡単で、帰宅後にシャフトを伸ばした状態で水道水をかけ、各節の隙間に水を通すだけ。フレームとネットも同様に水洗いします。洗った後はタオルで水気を拭き取り、日陰で自然乾燥させます。直射日光に当てるとカーボンシャフトの樹脂が劣化する原因になるので避けましょう。この「真水洗い→日陰干し」の習慣をつけるだけで、タモの寿命は格段に延びます。

シャフトの固着を防ぐシリコンスプレーの正しい使い方

シャフトの節が渋くなってきたら、シリコンスプレーでメンテナンスしましょう。ホームセンターで300〜500円程度で買えるシリコンスプレーを、各節の継ぎ目部分にごく薄く吹き付け、ティッシュで余分な液を拭き取ります。塗りすぎるとシャフトを伸ばしたときに節がロックされず、使用中にスルスルと縮んでしまう原因になります。「ごく薄く」が鉄則です。頻度は、釣行5回に1回程度が目安。なお、ダイワ ランディングポールIIのように固着防止リングが全節に入っている製品でも、塩噛み防止のためにシリコンスプレーは有効です。メンテナンスの手間を減らしたいなら、固着防止機能付きのシャフトを選ぶのも一つの手です。

ネットが破れたら交換できる|修理か買い替えかの判断基準

ネットは消耗品です。大型魚をすくったときにフックで穴が開いたり、岩やテトラに引っかけて破れたりすることがあります。小さな穴(直径2cm以下)なら、釣り糸やナイロン糸で縫い合わせれば応急修理は可能です。ただし、複数箇所が破れている場合や、ネット全体が伸びてたるんでいる場合は交換時期です。交換用ネットは1,000〜3,000円程度で販売されており、フレームに紐で結び直すだけなので自分で交換できます。一方、フレームやシャフトの破損は修理が難しく、曲がったフレームは強度が低下しているため買い替えがおすすめです。シャフトの節が割れた場合も、メーカーに修理を依頼するよりパーツ交換のほうがコストパフォーマンスが良いケースが多いでしょう。

保管場所は「室内の日陰」がベスト|車内放置はNG

タモの保管場所として最も適しているのは、室内の風通しが良い日陰です。車のトランクに入れっぱなしにしている方もいますが、夏場の車内は60度以上になることがあり、カーボンシャフトの樹脂やラバーコートネットの素材が劣化する原因になります。また、湿気がこもった状態で放置するとカビが発生し、ネットが臭くなることも。理想的な保管方法は、シャフトを仕舞った状態でフレームを折りたたみ、付属のケースや布袋に入れて立てかけておくことです。ロッドスタンドにタモを一緒に立てておくのも良い方法です。長期間使わない場合は、保管前に真水洗い+完全乾燥させてから収納しましょう。

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まとめ|タモおすすめの選び方を振り返り、最初の1本を手に入れよう

タモ(ランディングネット)は、ロッドやリールと比べて地味な存在ですが、「掛けた魚を確実に手にする」ための必須アイテムです。特に堤防や防波堤で40cm以上の魚を狙うなら、タモなしでの釣行はバラシと後悔のリスクを高めるだけ。正しいタモ選びが、釣果を守る最後の砦になります。

この記事のポイントを振り返ります。

  • タモは「シャフト・フレーム・ネット」の3パーツ構成。初心者はセット製品から始めるのが失敗しにくい
  • シャフトの長さは5m前後が汎用性が高く、ほとんどの堤防に対応できる
  • フレームはシーバス・青物なら50〜60cm、管理釣り場やファミリー釣りなら35〜45cmが目安
  • ネット素材はラバーコートが万能。フック絡み防止+魚へのダメージ軽減で迷ったらラバーを選ぶ
  • 予算1〜2万円がコスパ最強ゾーン。プロックス オールインワンソルト 500(約13,400円)は全部入りで初心者に最適
  • タモジョイントとタモホルダーがあれば携帯性と手返しが大幅アップ
  • 使用後の真水洗い+日陰干しを習慣にするだけで、タモの寿命は大幅に延びる

最初の一歩としておすすめなのは、まず自分がよく行く釣り場の「足場の高さ」を確認すること。それがわかれば必要なシャフトの長さが決まり、フレームのサイズやネットの素材も自然と絞り込めます。釣り場の高さがわからなければ、5mシャフト+50cmフレーム+ラバーコートネットの組み合わせを選んでおけば、まず困ることはありません。タモがあれば、せっかくの大物を「獲り逃した」ではなく「獲れた」に変えられます。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの1本を見つけてください。

※製品の価格やスペックは2026年5月時点の情報です。最新情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

ヘラブナ釣りから海釣りまで幅広く楽しんでいます。初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説することを大切にしています。道具選びから釣り場の情報まで、「これから釣りを始めたい人」の背中を押せる記事を目指しています。

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