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落としタモは堤防釣りの必需品|使い方・選び方・おすすめ4製品を徹底比較

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堤防でせっかく大物を掛けたのに、足場が高すぎてタモが届かない——そんな悔しい経験はありませんか? 柄付きのタモ網は5m以上の高さになると長さが足りず、無理に抜き上げようとすれば仕掛けが切れてバラシの原因になります。そこで頼りになるのが「落としタモ」です。ロープで海面まで下ろして魚をすくい、そのまま引き上げるだけのシンプルな構造で、足場の高さを気にせず安全にランディングできます。この記事では、落としタモの仕組み・正しい使い方・サイズ選びの基準・おすすめ製品4つの比較・自作方法・メンテナンスまで、初心者が知りたい情報をすべてまとめました。

🎣 この記事でわかること

・落としタモと普通のタモ網の違い、メリット・デメリット
・波を利用して魚をすくう正しい使い方3ステップ
・サイズ・素材・ロープ長の選び方と、おすすめ4製品の比較
・2,000円以下で作れる自作方法と、長持ちさせるメンテナンスのコツ

目次

落としタモとは?|普通のタモ網との違いと初心者が知るべき3つのメリット

落としタモとは?|普通のタモ網との違いと初心者が知るべき3つのメリットの解説画像

そもそも落としタモの構造はどうなっている?|柄がないから軽くてコンパクト

落としタモは、タモの柄(シャフト)を使わず、玉網にフロートを取り付けてロープで上下させるだけのシンプルな道具です。一般的なタモ網は「玉枠+ネット+シャフト(柄)」の3点セットですが、落としタモは「玉枠+ネット+ロープ」で構成されます。シャフトがないぶん総重量は555〜870g程度と軽く、折りたためば直径30cm前後のバッグに収まります。堤防釣りで荷物を減らしたいときに重宝する道具です。ただし、柄付きタモのように手元で細かく操作する動きは苦手で、波や風の影響を受けやすい点は理解しておく必要があります。

普通のタモ網と落としタモ、どっちが必要?|足場の高さ5mが分岐点

柄付きタモ網は、足場から水面までの距離が4〜5m以内であれば問題なく使えます。しかし5mを超えると、長いシャフトが必要になり重量も増え、片手での操作が困難です。6m級のシャフトは重量が1kg以上になることも多く、魚を入れた状態で引き上げるには相当な腕力がいります。一方、落としタモはロープさえ長ければ10mでも20mでも対応できるため、足場の高い防波堤や沖堤防ではほぼ一択の選択肢になります。逆に、足場が低い砂浜やサーフでは柄付きタモのほうが素早くランディングできるため、使い分けが大切です。

落としタモの3つのメリット|軽さ・対応力・一人で使える安心感

1つ目は「軽量・コンパクト」。シャフトが不要なので、市販品の多くは700g前後に収まり、折りたたんでバッグに入れればリュックの隅に収納できます。2つ目は「足場の高さに制限がない」。ロープの長さ次第でどんな高所にも対応でき、10mロープが付属する製品がほとんどです。3つ目は「一人でもランディングしやすい」。柄付きタモは片手で竿、片手でタモを操作する必要がありますが、落としタモはあらかじめ海面に浮かべておけるため、竿の操作に集中できます。デメリットとしては、風や潮流が強い日はタモが流されて狙ったポイントに落としにくいことが挙げられます。

メリットデメリット
軽量・コンパクト(700g前後)
足場の高さに制限なし(ロープ10mで対応)
一人でも使える(先に海面に浮かべておける)
シャフト不要で出費を抑えやすい
風・潮流が強いと位置制御が難しい
素早いランディングには不向き
足場が低い場所では柄付きタモに劣る
ロープが絡まると焦る場面がある

落としタモが向いている人・向いていない人を整理しよう

落としタモは、足場の高い堤防や沖堤防をメインフィールドにしている釣り人にとっては必須レベルの道具です。特にショアジギングやカゴ釣りで青物やマダイを狙う場面では、40cm以上の魚をタモなしで抜き上げるとラインブレイクやロッド破損のリスクが高まります。一方、管理釣り場や足場の低い漁港でしか釣りをしない人には、柄付きの小型タモのほうが取り回しがよく、落としタモはオーバースペックになります。自分の通う釣り場の足場の高さを確認して、5m以上あるなら落としタモの導入を検討しましょう。費用は市販品で4,000〜6,000円程度、自作なら2,000円以下で作れます。

落としタモが活躍する釣りシーン|足場5m以上の堤防では必須レベル

ショアジギングで青物を掛けたとき|ブリやサワラは抜き上げ厳禁

ショアジギングで60cm以上の青物(ブリ、ワラサ、サワラなど)を掛けた場合、重量は2〜5kgになります。これを足場の高い堤防から抜き上げようとすると、PEラインとリーダーの結束部に過大な負荷がかかり、ラインブレイクの確率が一気に上がります。また、サワラのように歯が鋭い魚はタモ入れ自体に慎重さが必要で、柄付きタモでは高い足場から片手操作になるため危険です。落としタモなら、魚を寄せた状態であらかじめ海面に浮かべておいたタモに誘導するだけ。ロープを引き上げる作業は両手で行えるため、3kgクラスの青物でも安定して取り込めます。

カゴ釣り・ウキフカセで大型魚を狙うとき|マダイやグレの取り込みに

カゴ釣りやウキフカセ釣りでは、40〜50cmクラスのマダイやグレ(メジナ)がヒットすることがあります。これらの魚は水面近くで激しく暴れる「エラ洗い」をするため、柄付きタモを水面まで届かせている間にバラしてしまうケースが少なくありません。落としタモは事前に海面に浮かべておけるため、魚が寄ってきたらすぐにネットへ誘導できます。特に磯場に近い堤防や沖堤防では、足場が6〜8mになることもあり、柄付きタモでは物理的に届かない場面が出てきます。落としタモのロープ長が10mあれば、こうした高所でも余裕を持ってランディングが可能です。

テトラ帯や磯で足場が不安定なとき|両手が使える安心感は段違い

テトラポッドの上や磯場では、足場が不安定なうえに高低差が大きく、長い柄付きタモを片手で操作するのは転倒事故の原因になります。落としタモなら、まずロープを足元にセットしておき、魚を寄せてからタモを海面に投入するだけ。引き上げ時も両手でロープを手繰れるため、体のバランスを崩しにくくなります。テトラ帯では特に、5m級のタモシャフトを持ち歩くこと自体が危険で、風にあおられて転倒する事故も報告されています。安全面を考慮すると、テトラや磯で大物を狙うなら落としタモ一択です。注意点としては、テトラの隙間にロープが引っかかることがあるため、足元のロープの取り回しには気を配りましょう。

⚠️ 注意したいポイント

テトラ帯で落としタモを使うときは、ロープを足元にまとめてから投入してください。ロープが散らばっていると、引き上げ時にテトラの隙間や突起に引っかかり、最悪の場合タモごとロストします。ロープは8の字巻きにしておくと絡みにくくなります。

一人で釣りをするソロアングラー|落としタモなら助けを呼ばなくていい

釣り仲間と一緒なら「タモ入れお願い!」と頼めますが、一人で釣りをしているときはそうはいきません。柄付きタモで一人ランディングをする場合、竿を脇に挟みながらタモを操作する「片手タモ入れ」が必要で、これは慣れていないと魚を逃す確率が高い動作です。落としタモは事前に海面にセットしておくか、ロープの端を足元に固定しておいてサッと投入するだけ。竿でファイトしながらでも、ロープを少しずつ送り出せばタモを下ろせます。ソロの堤防釣りが多い人は、落としタモを1つ持っておくだけで大物との出会いを確実にモノにできる確率が上がります。

正しい使い方|波を利用して魚をすくう3ステップ

落としタモの正しい使い方|波を利用して魚をすくう3ステップの解説画像

ステップ1: 事前にロープをセットする|8の字巻きで絡み防止

落としタモは釣りを始める前にセットしておくのが基本です。まず、ロープを足元に8の字巻き(ロープを交互に折り返す巻き方)で置いておきます。こうすると、タモを投入したときにロープが一直線にスルスルと出ていき、絡まりを防げます。ロープの端はバッカンの持ち手や堤防の柵など、しっかりした場所に結んでおきましょう。結ばずに手で持っていると、大物に引っ張られた勢いでロープごと海に持っていかれることがあります。ロープ長は10mが標準ですが、足場の高さが8m以上ある場所では念のためロープの長さに2m以上の余裕があるか確認してください。

ステップ2: 魚を寄せてからタモを投入する|先に落とすのはNG

初心者がやりがちな失敗が「魚を掛けたらすぐにタモを落とす」というものです。魚がまだ走っている状態でタモを投入しても、魚はタモから離れた場所で暴れているだけで、すくえる位置には来ません。正しい手順は、まず竿で魚を十分に寄せて、水面近くでおとなしくなってからタモを投入すること。目安としては、魚が足元の海面で横に向いた(浮いた)状態になったら投入のタイミングです。タモを先に投入してしまうと、魚がタモのネットに警戒して潜ろうとする場合もあるため、タイミングは焦らず待ちましょう。

💡 知っておくと便利

意外と知られていないテクニックですが、落としタモを投入するとき、ネットの開口部が波の進行方向(沖側)を向くように落とすと、波の力でネットが自然に開きます。逆に岸側を向けて落とすと、波に押されてネットが閉じてしまい、魚をすくいにくくなります。ロープで回転を微調整しながら向きを整えましょう。

ステップ3: 波の力を利用してすくい上げる|引っ張るのではなく「迎えに行かせる」

タモを海面に浮かべたら、魚の近くまで波の力で寄せていきます。波は基本的に沖から岸に向かって押し寄せるため、タモを魚より少し沖側に落とせば自然と魚に近づきます。魚の下にタモの開口部が来たら、ロープをゆっくり手繰り寄せてすくい上げます。ここで焦って一気に引き上げると、水の抵抗でネットがめくれ上がり、魚が落ちてしまいます。コツは「ゆっくり、一定の速度で」手繰ること。特に2kg以上の魚が入っている場合、水面を切る瞬間に重さが一気にかかるので、ロープを両手でしっかり握って引き上げましょう。

よくある失敗パターン3つ|事前に知っておけばバラシを防げる

1つ目は「ロープを結んでいなくてタモごとロスト」。大物のファイト中は興奮して手元が疎かになりがちです。ロープの端は必ず固定物に結んでおきましょう。2つ目は「風が強い日にタモが流される」。横風が強い日は、タモが投入地点から大きくずれてしまい、魚のいる位置まで誘導できないことがあります。この場合は、風上側から投入して風で魚側に流す方法が有効です。3つ目は「タモのネットが開かない」。保管時にネットが絡まったまま投入すると、海面で開かずに使い物にならないことがあります。使う前に一度広げて、ネットの絡みがないか確認する習慣をつけましょう。

選び方|サイズ・素材・ロープで後悔しない5つの基準

基準1: 枠のサイズは「狙う魚+10cm」で選ぶ|60cmと80cmの使い分け

落としタモの枠サイズは、市販品では60cmと80cmが主流です。選び方の基本は「狙う魚の体長+10cm以上」。40cmクラスのチヌやグレなら60cmで十分ですが、60cm以上の青物(ブリ、ワラサ)やマダイを狙うなら80cmが安心です。「大は小を兼ねる」で80cmを選びたくなりますが、枠が大きいと風の影響を受けやすく、重量も増えます。たとえば、がまかつのドロップネットは60cm(555g)と80cm(755g)で約200gの差があり、持ち運びや投入のしやすさに影響します。自分のメインターゲットに合わせて選びましょう。

基準2: ネット素材はラバーコートが断然おすすめ|魚にも仕掛けにも優しい

落としタモのネット素材には「ナイロンネット」と「ラバーコートネット」の2種類があります。結論から言えば、ラバーコート一択です。ナイロンネットは安価ですが、魚のウロコやヒレを傷つけやすく、ルアーのフックが絡みやすいというデメリットがあります。ラバーコートネットは表面がツルツルしているため、魚へのダメージが少なく、フックの絡みも軽減できます。現在の市販落としタモ(がまかつ ドロップネット、DRESS 落としタモ 2.0など)はほぼすべてラバーコートを採用しているため、新品を購入する際に迷うことは少ないでしょう。自作する場合はラバーコートネットを別途購入する必要がある点に注意してください。

基準3: ロープ長は10m以上を確保する|足場の高さ+余裕2mが鉄則

市販の落としタモの多くはロープ長10mで統一されています。一般的な防波堤の足場は3〜7mなので、10mあれば多くの場面で足ります。ただし、沖堤防や高い岸壁では足場が8〜10mになることもあるため、ロープを引き上げる分の余裕(最低2m)を含めて長さが足りるか確認しましょう。10mのロープで足場が9mの堤防に行くと、引き上げ時の余裕がわずか1mしかなく、最後の引き上げで腕を伸ばす姿勢になって危険です。ロープが短い場合は、同径のロープを結び足すことで延長できます。結び目には「ダブルフィッシャーマンズノット」を使うと強度を保てます。

基準4: 枠の素材と展開方式|ポップアップ式が主流で手間いらず

落としタモの枠素材は、グラスファイバーとステンレスバネ材の2種類が主流です。がまかつのドロップネットシリーズはグラスファイバー枠で、ポップアップ式(バッグから出すと自動で開く)を採用しています。一方、DRESSの落としタモ 2.0はステンレスバネ材にチューブコートを施した枠で、同じく折りたたみ式です。どちらもワンアクションで展開できるため使い勝手に大差はありませんが、グラスファイバーは軽量、ステンレスバネは耐久性に優れるという違いがあります。堤防メインなら軽さ重視のグラスファイバー、磯やテトラなど岩にぶつけるリスクがある場所ではステンレスバネ材が安心です。

💡 知っておくと便利

落としタモを選ぶとき「網目の大きさ」も意外と重要です。市販品の多くは網目18mmですが、小型魚(25cm以下)も取り込む可能性があるなら、網目が細かいものを選ぶか、別途細かいネットを用意しましょう。逆に大型魚専用なら、網目が大きいほうが水の抵抗が減り、引き上げが楽になります。

おすすめ4製品を比較|予算3,000〜6,000円で失敗しない選択

落としタモおすすめ4製品を比較|予算3,000〜6,000円で失敗しない選択の解説画像
比較項目 がまかつ ドロップネット 60cm がまかつ ドロップネット 80cm DRESS 落としタモ 2.0 60cm DRESS 落としタモ 2.0 80cm
枠サイズ 60×60cm 80×80cm φ600mm φ800mm
ネット深さ 60cm 70cm 700mm 900mm
重量 555g 755g 約690g 約870g
網目 18mm 18mm 約18mm 約18mm
ロープ長 10m 10m 約10m 約10m
枠素材 グラスファイバー グラスファイバー ステンレスバネ材 ステンレスバネ材
ネット素材 ラバーコートメッシュ ラバーコートメッシュ ラバーコート ラバーコート
希望小売価格 4,400円 5,280円
付属品 キャリーバッグ・ロープホルダー キャリーバッグ・ロープホルダー 防水収納バッグ・蓄光チューブ 防水収納バッグ・蓄光チューブ

がまかつ ドロップネット 60cm(LE-805)|軽さ重視の堤防アングラー向け

がまかつ(ラグゼブランド)のドロップネット60cmは、重量555gと今回紹介する4製品の中で最軽量です。グラスファイバー枠のポップアップ式で、キャリーバッグから取り出すとワンアクションで円形に広がります。枠サイズ60cm・ネット深さ60cmは、40cmクラスのチヌ・グレ・アジなどには十分な大きさ。希望小売価格4,400円と手頃で、初めて落としタモを買う人の入門用として適しています。リフレクター(反射材)付きで夜釣りでもタモの位置を視認しやすい工夫がされています。ネットにウエイトが内蔵されており、投入時にネットが開きやすい設計なのも初心者に嬉しいポイントです。デメリットは60cmという枠サイズの制約で、70cm以上の大型青物にはサイズ不足になる場面がある点です。

がまかつ ドロップネット 80cm(LE-806)|青物狙いのショアジギンガーに最適

80cm枠のドロップネットは、60cm以上のブリやワラサ、大型マダイを狙うアングラーに向いています。ネット深さ70cmで、暴れる青物もしっかり収まります。重量は755gと80cmクラスとしては軽量で、グラスファイバー枠のポップアップ式展開はLE-805と同じ操作感です。希望小売価格5,280円で、80cmサイズの落としタモとしてはコストパフォーマンスが高い部類に入ります。がまかつブランドの信頼性もあり、品質面で不安がないのが強みです。注意点としては、80cm枠は風の影響を受けやすく、強風時は投入位置のコントロールが60cmモデルより難しくなります。風速5m/s以上の日は特にロープの操作に慣れが必要です。

DRESS 落としタモ 2.0 60cm|夜釣りに強い蓄光ロープ付き

DRESSの落としタモ 2.0は、ステンレスバネ材のチューブコート枠を採用しているため、岩やテトラにぶつけても曲がりにくい耐久性が特徴です。60cmモデルはネット深さが700mmと、がまかつの60cmモデル(深さ600mm)より100mm深く、魚が入った後に飛び出しにくい設計になっています。重量は約690gで、がまかつの60cmモデルより135g重いものの、その分ネットの深さと枠の強度を確保しています。最大の特徴はロープに蓄光チューブが付いていること。夜釣りでヘッドライトの光を当てておくとチューブが発光し、暗闇でもロープの位置がわかりやすくなります。防水収納バッグ付属で、濡れたまま収納しても他の荷物を濡らしません。

DRESS 落としタモ 2.0 80cm|大物対応の最大サイズモデル

DRESSの80cmモデルは、ネット深さ900mmと今回の4製品で最も深いネットを備えています。この深さがあれば、70cmクラスの青物が入っても余裕でネットに収まり、暴れてもネットの外に飛び出すリスクを大幅に減らせます。重量は約870gと4製品中で最も重いですが、ステンレスバネ材の耐久性を考えれば妥当な範囲です。磯場やテトラ帯でガンガン使う人にはDRESSの耐久性が活きてきます。蓄光チューブ付きロープと防水収納バッグはDRESS共通の仕様で、夜釣りメインのアングラーには重宝します。デメリットは870gという重量で、長時間のランガン(移動しながらの釣り)では荷物の負担になる点です。

🎣 予算別おすすめの選び方

予算4,000円台・チヌやグレ中心 → がまかつ ドロップネット 60cm(LE-805)。軽さと価格のバランスが良い
予算5,000円台・青物も視野に入れたい → がまかつ ドロップネット 80cm(LE-806)。コスパと信頼性で選ぶならコレ
夜釣りが多い・テトラや磯でも使う → DRESS 落としタモ 2.0(60cmまたは80cm)。蓄光ロープと耐久性が決め手
とにかく大物を逃したくない → DRESS 落としタモ 2.0 80cm。ネット深さ900mmは安心感が別格

自作できる?|2,000円以下で作るDIY手順と注意点

100均素材で作る最安パターン|費用500〜1,000円でできる

落としタモは構造がシンプルなため、100円均一の素材で自作することも可能です。必要な材料は、100均のフラフープ(枠として使用)、洗濯ネットまたは漁網(ネット部分)、ロープ(6mm径×10m程度)の3点。フラフープを枠にして、ネットを結束バンドやタコ糸で固定し、ロープを3〜4箇所に結びつければ基本形の完成です。フラフープは中が空洞になっているため浮力があり、海面で自然に浮いてくれます。ただし、フラフープの直径は一般的に60〜70cmなので、サイズの選択肢は限られます。総費用は500〜1,000円程度で、市販品の5分の1以下に抑えられます。

塩ビパイプ方式なら強度も確保できる|費用は約2,000円

もう少し強度が欲しいなら、塩ビパイプを使った方式がおすすめです。材料は、塩ビパイプΦ25×1mを4本(約600円)、塩ビ管エルボΦ25用を4個(約200円)、ロープ6mm×10m(約500円)、イノシシ除けの網や漁網(約500円)。パイプをエルボでつないで正方形の枠を作り、ネットを取り付けます。ポイントは、パイプの中に釣り用の板オモリや鉛を入れて、タモ全体が海面で適度に沈むように調整すること。フラフープと違って沈みやすい素材なので、浮力の調整が仕上がりの使い勝手を大きく左右します。塩ビ管用の接着剤でエルボを固定すれば強度も十分で、5kgクラスの魚にも耐えられます。

自作の落としタモに潜むリスク|大物を逃す「枠の強度不足」に注意

自作の落としタモはコストを大幅に抑えられる反面、いくつかのリスクがあります。最も多いトラブルは「枠の強度不足」です。100均のフラフープは本来子どもの遊び道具であり、3kg以上の魚が暴れると変形して魚が逃げてしまうことがあります。また、ネットの取り付けが甘いと引き上げ時にネットが外れるケースもあります。さらに、市販品にはネットが広がりやすいようにウエイトが内蔵されていたり、ロープの結合部が補強されていたりと、細かい部分に工夫が施されています。自作品にはこうした工夫がないため、実際に使ってみると「ネットが開かない」「ロープの結合部が切れた」といったトラブルが起きやすくなります。「釣りに行く頻度が月1回以上」「狙う魚が2kg以上」なら、市販品を選んだほうが結果的に安上がりです。

Q. 落としタモを自作するのと市販品を買うの、結局どっちがいい?
A. 年に数回しか使わない、対象魚が1kg以下のサビキ釣りメインなら自作で十分です。一方、月に1回以上堤防に通う人や、2kg以上の魚を狙う人は、市販品の4,400〜5,280円を投資したほうが確実です。自作品で大物をバラした精神的ダメージと、そこまでのエサ代・交通費を考えれば、市販品のほうが「安い保険」になります。

メンテナンスと保管|塩噛み・サビを防いで長持ちさせるコツ

釣行後の真水洗いは5分で終わる|これだけでタモの寿命が2倍に延びる

海で使った落としタモは、帰宅後すぐに真水で洗うのが鉄則です。塩分が付着したまま放置すると、ラバーコートの内側に塩が浸透してネットが硬化したり、枠の金属部分(ステンレスバネ材やグラスファイバーの接合部)にサビが発生したりします。洗い方はシンプルで、シャワーの流水で30秒〜1分ほどネット全体と枠を洗い流し、ロープも端から端まで流水をかけるだけ。特にロープは塩が結晶化すると硬くなり、次回使用時に手繰りにくくなるため、丁寧に洗いましょう。洗剤は不要です。洗った後は日陰で自然乾燥させてから収納します。直射日光はラバーコートの劣化を早めるため避けてください。

ロープの点検を怠ると大事な場面で切れる|月1回のチェック習慣

落としタモのロープは、使っているうちに摩耗や紫外線劣化で強度が落ちていきます。特に枠との結合部分やロープホルダーとの接触部分は摩耗が激しく、繊維がほつれてくることがあります。月に1回、ロープの全長を手で滑らせてみて、ほつれや毛羽立ちがないか確認しましょう。結合部分はロープを引っ張って強度を確認し、心もとなければ結び直すか新しいロープに交換します。ロープ自体はホームセンターで6mm径×10mが500円程度で購入できるため、「怪しいな」と感じたら早めの交換が安心です。大物をすくい上げている最中にロープが切れたら、魚もタモも失うことになります。

収納時はネットを広げた状態で乾かしてから畳む|カビ・臭い防止の基本

濡れたまま折りたたんで収納バッグに入れると、ネットにカビが生えたり悪臭が発生したりします。特にラバーコートネットは密着しやすいため、内部に湿気がこもりやすい構造です。帰宅後に洗ったら、ネットを広げた状態で風通しの良い日陰に2〜3時間干してから収納しましょう。完全に乾いた状態で収納バッグに入れれば、次回使用時にカビ臭さで不快な思いをせずに済みます。保管場所は、高温多湿になるクルマのトランクやベランダの物置は避け、室内の棚やクローゼットが理想的です。グラスファイバー枠のポップアップ式モデルは、収納バッグに入れた状態で枠が円形を記憶し続けるため、長期保管しても型崩れの心配がありません。

⚠️ 注意したいポイント

ラバーコートネットに市販の防錆スプレーや潤滑スプレーを吹きかけるのはNGです。油分がラバーコートを侵食し、コーティングが剥がれてくる原因になります。メンテナンスは真水洗い+自然乾燥で十分。余計なケミカル用品は使わないのが長持ちの秘訣です。

まとめ|落としタモがあれば堤防の大物も安心して取り込める

落としタモは、柄付きタモでは届かない高い足場でも、ロープ1本で大物を安全にランディングできる道具です。特に足場が5m以上の防波堤や沖堤防では、落としタモの有無がそのまま「魚をキャッチできるかどうか」を分けます。構造はシンプルですが、使い方にはコツがあり、ロープの準備・投入のタイミング・波の利用という3ステップを押さえれば、初心者でもスムーズに魚を取り込めます。

この記事の要点を振り返りましょう。

  • 落としタモは「玉枠+ネット+ロープ」で構成され、柄(シャフト)が不要なため軽量・コンパクト
  • 足場の高さ5m以上の堤防では、柄付きタモより落としタモのほうが安全で確実にランディングできる
  • 使い方のコツは「ロープの8の字巻き」「魚を寄せてから投入」「波の力を利用してすくう」の3ステップ
  • サイズは狙う魚の体長+10cm以上で選ぶ。チヌ・グレなら60cm、青物なら80cmが目安
  • 市販品は4,400〜5,280円(がまかつ ドロップネットシリーズ)で、ラバーコートネット・10mロープ・収納バッグがセット
  • 自作なら500〜2,000円で作れるが、枠の強度不足で大物をバラすリスクがある
  • 釣行後は真水洗い+日陰乾燥が基本。ロープの摩耗チェックも月1回行うと安心

まずは自分が通う堤防の足場の高さを確認してみてください。5m以上あるなら、次の釣行までに落としタモを1つ用意しておくことをおすすめします。がまかつのドロップネット60cm(希望小売価格4,400円)なら初心者でも手を出しやすい価格で、堤防釣りの「保険」としてバッグに忍ばせておけます。大物を掛けてから「タモがない!」と後悔する前に、落としタモという選択肢を手に入れておきましょう。

※記事中の価格・スペックはメーカー公表値に基づいています。最新情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

ヘラブナ釣りから海釣りまで幅広く楽しんでいます。初心者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説することを大切にしています。道具選びから釣り場の情報まで、「これから釣りを始めたい人」の背中を押せる記事を目指しています。

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