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「ぶっ込み釣りを始めたいけれど、仕掛けってどう組めばいいの?」「針やオモリの種類が多すぎて、何を買えばいいのか分からない」——釣具店の仕掛けコーナーで立ち尽くした経験はありませんか。ルアーや投げ釣りに比べて情報が少なく、最初の一歩でつまずく人が多いのがぶっ込み釣りです。
結論から言うと、ぶっ込み釣りの仕掛けは「オモリ・サルカン・ハリス付きの針」の3パーツを一直線につなぐだけで完成します。竿先まで含めても覚えることはわずか。だからこそ、投げて待つだけで鯉・ウナギ・カレイ・根魚といった大物が狙える、初心者にやさしい釣りなのです。
この記事では、釣り歴10年目線で「仕掛けの基本構成」「オモリと針の選び方」「遊動式と固定式の違い」「1セット約100円の自作手順」「市販セットの選び方」までを、具体的な号数とサイズの数字で解説します。読み終えるころには、自分の狙う魚に合わせた仕掛けを迷わず組めるようになります。
・ぶっ込み釣りの仕掛けを構成する3パーツと組み方
・オモリ(中通し/ナス型)と針・ハリスの号数の選び方
・遊動式と固定式の違いと、狙う魚別の使い分け
・自作(約100円)と市販セットのどちらを選ぶべきか
ぶっ込み釣りの仕掛けはたった3パーツ|まず全体像をつかもう

ぶっ込み釣りの仕掛けは、釣りの中でもっともシンプルな部類に入ります。基本は「道糸→オモリ→サルカン→ハリス→針」を一直線につなぐだけ。ウキも天秤も使わず、オモリの重さでエサを底まで沈めて、あとは魚が食いつくのを待ちます。この章では、仕掛けの全体像と、ぶっ込み釣りで実際に何が釣れるのかを整理します。
仕掛けは「道糸→オモリ→サルカン→ハリス→針」の一直線
ぶっ込み釣りの仕掛けは、上から順に道糸・オモリ・サルカン(スイベル)・ハリス・針という並びで構成されます。サルカンはハリスと道糸をつなぐ小さな金具で、糸ヨレを防ぐ役割を持ちます。道糸はナイロン3〜5号、ハリスはフロロカーボン2〜8号が基準です。仕掛けの全長は短く、オモリから針までは40cm〜1.5m程度に収まります。初めて組む人は、まず針とハリスがセットになった「ハリス付き針」を買えば、結ぶ箇所がサルカン部分だけになり失敗が減ります。注意点として、サルカンのサイズが大きすぎるとオモリの動きを妨げるので、対象魚に対して1〜2ランク小さめを選ぶのがコツです。
投げて待つだけ|なぜ初心者に向いているのか
ぶっ込み釣りが初心者向きなのは、誘いの技術がほとんど要らないからです。ルアー釣りのようにロッドを操作し続ける必要も、ウキ釣りのようにアタリを目で追い続ける必要もありません。仕掛けを投げて底に沈めたら、竿を竿掛けに置いて待つだけ。エサは魚が自分から探し当ててくれます。実際の使い方としては、堤防や河川敷で竿を2〜3本並べ、のんびり待つスタイルが定番です。ただしデメリットもあります。アタリが来るまで時間がかかることが多く、短時間でたくさん釣りたい人には退屈に感じられます。また、根掛かりの多い場所ではオモリを次々失うため、捨て糸(後述)の工夫が欠かせません。
ぶっ込み釣りで釣れる魚|淡水から海まで幅広い
ぶっ込み釣りの魅力は対象魚の広さです。淡水なら鯉・ウナギ・ナマズ・ニゴイ、海なら丸セイゴ(スズキの若魚)・カレイ・アイナメ・カサゴなどの根魚・アナゴ・タマミ(ハマフエフキ)まで狙えます。共通点は「底付近でエサを探す魚」であること。多くの魚は底を回遊してエサを漁るため、エサを底に置くぶっ込み釣りは理にかなっています。狙う魚によってエサと号数を変えるのが釣果の分かれ目で、たとえば鯉ならミミズや練り餌、ウナギならミミズやドバミミズ、カレイならアオイソメを使います。注意点は、外道(狙い以外の魚)としてフグやウグイがかかると針を取られやすいこと。針を多めに用意しておくと安心です。
オモリは「中通し」と「ナス型」で迷わない|重さの選び方
ぶっ込み釣りで最初に迷うのがオモリ選びです。釣具店には何十種類も並んでいますが、ぶっ込み釣りで使うのは「中通しオモリ」と「ナス型オモリ」の2タイプだけ覚えれば十分。それぞれの特徴と、号数(重さ)の決め方を解説します。
中通しオモリ(遊動式)はアタリが出やすい王道
中通しオモリは、オモリの中心に穴が開いていて道糸が通る構造です。これを使うとオモリが道糸の上を自由に動く「遊動式」になり、魚がエサをくわえて動いてもオモリの重さを感じにくく、違和感なく食い込んでくれます。結果としてアタリが出やすく、ぶっ込み釣りの王道仕掛けとされています。市販の鯉用なら10〜25号の小判型に30〜40cmの糸が通ったタイプが定番です。使う場面は、警戒心の強い鯉や食いの渋い状況。注意点として、中通しオモリは穴の縁で道糸を傷つけやすいため、必ずゴム管が内蔵された「ゴム管入りぶっこみオモリ」を選んでください。裸の中通しオモリを使うと、大物がかかった瞬間に道糸が擦れて切れることがあります。
ナス型オモリ(固定式)は根掛かり回避と感度で選ぶ
ナス型オモリは、ナスのような形をした底に下げるタイプで、三又サルカンなどと組み合わせて「固定式」仕掛けに使います。固定式は魚が食いついた瞬間にオモリの重さが直接ハリスに伝わるため、竿先に出るアタリが明確で、感度を重視する人に向きます。根魚を狙う「ゴロタ場のブッコミ」では、ナス型を底に這わせてピンポイントを探ります。号数は6〜15号が一般的です。使う場面は、海の堤防や磯でカサゴ・アイナメなどの根魚を狙うとき。デメリットは、固定式だと魚が食った直後にオモリの重みを感じて警戒し、エサを放してしまう(吐き出す)ことがある点です。食いが渋い日は遊動式に切り替える判断も必要です。
オモリの号数は6〜10号が基準|潮と飛距離で決める
オモリの重さ(号数)は、釣り場の潮流と必要な飛距離で決めます。基準は6〜10号。潮が穏やかな場所や近距離を狙うなら6号前後、潮が速い場所や遠投が必要なら8〜10号を選ぶと仕掛けが流されず底で安定します。1号は約3.75gなので、10号で約37.5gという計算です。ライトなぶっ込み(小物狙い)なら3〜8号、大物狙いや激流なら15〜25号まで上げることもあります。使い分けの目安は「投げて底に着いたあと、潮で仕掛けが転がらない最小の重さ」。注意点は、重すぎるオモリを使うと感度が落ちて小さなアタリを見逃しやすくなること。まずは8号を1つ持ち、状況に応じて前後の号数を足していくのが失敗しない揃え方です。
裸の中通しオモリは内側の縁が金属のままで、道糸が擦れて傷みます。大物がかかった一番大事な瞬間に高切れ(途中で道糸が切れること)を起こす原因に。数十円の差なので、必ずゴム管が内蔵されたタイプを選びましょう。
針とハリスは「対象魚のサイズ」で決まる

仕掛けの先端、針とハリスは「何を釣るか」で号数が決まります。ここを適当に選ぶと、針が大きすぎて食わない・ハリスが太すぎて警戒される・逆に細すぎて切られる、といった失敗につながります。魚のサイズ別に、針とハリスの選び方を整理します。
針は丸セイゴ・流線・チヌ針を使い分ける
ぶっ込み釣りで使う針は、丸セイゴ・流線(ナガス)・チヌ針の3種類を覚えれば大半の魚に対応できます。丸セイゴは軸が長く口の大きい魚(セイゴ・鯉・ウナギ)に万能、流線は軸が長く飲み込まれやすいカレイ・キス向き、チヌ針は軸が短く吸い込み重視のクロダイや根魚向きです。市販のぶっ込みセットの多くは丸セイゴを採用しており、初心者はまず丸セイゴ針から入るのが無難です。使い分けの場面として、エサを大きく付ける鯉狙いなら丸セイゴの15号以上、口の小さいカレイなら流線の12〜13号という具合に変えます。注意点は、針が大きすぎるとエサ取りの小魚には食われにくくなる反面、本命の小型個体も針がかりしなくなること。狙うサイズの口に合わせるのが鉄則です。
針サイズは5号〜20号|魚の大きさ別の早見表
針のサイズは号数が大きいほど針も大きくなります。小型魚なら5号前後、中型魚なら8〜12号、大型魚なら15〜20号が目安です。下の表は釣りはじめナビが、狙う魚と針・ハリスの組み合わせを整理した早見表です。あくまで基準値なので、食いが渋い日はワンサイズ下げると食い込みが良くなります。
| 狙う魚 | 針サイズの目安 | ハリス号数 | オモリ号数 |
|---|---|---|---|
| 小物(ハゼ・小カレイ) | 丸セイゴ5〜8号 | 1.5〜2号 | 3〜6号 |
| 中型(セイゴ・カレイ・根魚) | 丸セイゴ10〜13号 | 2〜4号 | 6〜10号 |
| 大物(鯉・ウナギ・大型根魚) | 丸セイゴ15〜20号 | 5〜12号 | 10〜25号 |
※釣りはじめナビ調べ。釣り場の状況により前後します。
ハリスの号数は針より1ランク細く
ハリスは針と魚をつなぐ糸で、号数は道糸より細く、針のサイズに合わせて選びます。目安は道糸より1〜2号細くすること。こうしておくと、根掛かりや大物で切れる際にハリスだけが切れ、道糸とオモリは回収できます。たとえば道糸4号ならハリスは2〜3号、というバランスです。素材は擦れに強く水中で見えにくいフロロカーボンが定番です。使う場面として、岩や障害物の多い場所では太め、警戒心の強い澄んだ水ではやや細めにします。注意点は、太ければ安心というわけではないこと。ハリスが太すぎるとエサの動きが不自然になり、食いが落ちます。強度と食いのバランスで、対象魚に必要な最小限の太さを選ぶのが釣果を伸ばすコツです。
ハリスの長さは仕掛けタイプで40cm〜1.5mと変わる
ハリスの長さは、どんな仕掛けにするかで大きく変わります。エサを底に這わせる「ベタ底仕掛け」ではハリスを1ヒロ(約1.5m)と長く取り、エサが自然に底を漂う形にします。一方、捨てオモリを使ってエサを底からわずかに浮かせる「捨てオモリ仕掛け」では、ハリスを40〜50cmと短くし、捨て糸を1ヒロ以上と長く取ります。根魚狙いではハリス15〜30cmと短くして、根(岩場)の際をタイトに探ります。使い分けの場面は、回遊魚やカレイなど広く探りたいなら長め、根魚など一点を狙うなら短め。注意点は、ハリスが長すぎると投げたときに絡みやすくなること。初心者はまず50cm前後の扱いやすい長さから始めると、トラブルが減ります。
遊動式と固定式、結局どっちを選べばいい?
ぶっ込み釣りの仕掛けは、大きく「遊動式」と「固定式」に分かれます。どちらにもメリットとデメリットがあり、狙う魚や釣り場で正解が変わります。この章で両者を比較し、迷ったときの判断基準をはっきりさせましょう。
遊動式仕掛けの作り方と向くシーン
遊動式は、中通しオモリを道糸に通し、その下にサルカンを結んでハリス付き針をつなぐだけの構造です。オモリが道糸上を自由に動くので、魚がエサをくわえて引いてもオモリの重みが伝わりにくく、違和感なく食い込みます。向いているのは、警戒心が強くじっくり食わせたい鯉や、夜に静かにエサを探すウナギ。食いの渋い状況ほど威力を発揮します。デメリットは、アタリがオモリを通して竿先に伝わるまでワンテンポ遅れること。竿先の小さな変化を見逃さない集中力が要ります。また、オモリが動く分、強風や速い潮では仕掛けが流されやすいので、その場合はオモリを重くするか固定式に切り替えます。
固定式(三又サルカン)仕掛けの作り方と向くシーン
固定式は、三又サルカンを使い、一方にオモリ、もう一方にハリスを結んで、オモリの位置を固定する仕掛けです。魚が食った瞬間にオモリの重さがダイレクトに伝わるため、竿先に出るアタリが鋭く、即アワセが決まりやすいのが特徴です。向いているのは、根魚やカレイなど底をタイトに探る釣り。仕掛けが流されにくく、ポイントを外しにくい利点もあります。デメリットは前述のとおり、魚が食った直後にオモリの抵抗を感じて警戒し、エサを放すことがある点。食いが立っている時間帯や、ガツガツ食う根魚には向きますが、スレた大物には不利です。三又サルカンを使う際は、オモリ側を一番下、ハリスを横向きに配置すると絡みにくくなります。
捨てオモリ仕掛けで根掛かりのダメージを減らす
根掛かりの多い場所で活躍するのが「捨てオモリ仕掛け」です。オモリを結ぶ糸(捨て糸)を本線より細い糸にしておき、根掛かりしたときに捨て糸だけが切れてオモリを失う代わりに、仕掛け本体と魚を守る仕組みです。捨て糸はハリスよりさらに1〜2号細くするのが基本。エサを底からわずかに浮かせたいときは、捨て糸を1ヒロ以上長く取り、ハリスを40〜50cmと短くします。岩礁帯やテトラ周りでオモリを次々失う釣り場では、この一手間で仕掛けの消耗を大きく減らせます。注意点は、捨て糸が太すぎると本線が切れて高価な仕掛けごと失うこと。「一番安いオモリ部分から切れる」太さ設定を守るのが鉄則です。
| 遊動式が向く | 固定式が向く |
|---|---|
| 警戒心の強い鯉・ウナギ 食いが渋い状況 じっくり食わせたいとき 違和感を与えたくないとき | 根魚・カレイの底狙い 鋭いアタリと即アワセ 潮が速く流されやすい場所 ポイントを外したくないとき |
狙う魚に合わせたエサ選びも釣果を左右します。鯉を狙う場合のエサについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

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自作仕掛けは1セット約100円|手順をやさしく解説

ぶっ込み釣りの仕掛けは構造が単純なので、自作が驚くほど簡単です。慣れれば1セットあたり約100円で組めて、市販品より大幅に節約できます。ここでは必要な材料と費用、そして結び方の手順を順を追って解説します。
必要な材料と費用|自作と市販を比べる
自作に必要なのは、針(ハリス付き)・中通しオモリ・サルカン・道糸の4点だけです。針とハリスがセットになった製品を使えば、難しい針結びを省けます。下の表は、釣りはじめナビが自作1セットと市販セット1パックのコストを比較したものです。自作は最初に材料をまとめ買いする必要がありますが、1セットあたりに換算すると約100円とコスパに優れます。市販セットは1パック数百円ですが、すぐ使えて結びの手間がない点が魅力です。
| 項目 | 自作(1セット換算) | 市販セット |
|---|---|---|
| 1セットあたり費用 | 約100円 | 数百円 |
| 準備の手間 | 結びが必要 | 袋から出すだけ |
| カスタム自由度 | 高い(号数自在) | 低い(規格固定) |
※釣りはじめナビ調べ。価格は購入店・時期により変動します。
針にハリスを結ぶ|外掛け・内掛け結び
自作の最初のステップは、針にハリスを結ぶことです。結び方は「外掛け結び」と「内掛け結び」の2種類があり、やりやすい方で構いません。外掛け結びは針の外側にハリスを巻きつける方法で、手早く結べて初心者向き。内掛け結びは内側に巻きつける方法で、強度が出やすいのが特徴です。どちらも、ハリスを針の軸に5〜6回巻きつけて締め込むのが基本です。ハリス付きの市販針を使えばこの工程を省略できるので、結びに自信がないうちは無理せずハリス付き針から始めましょう。注意点は、結んだあとに必ず軽く引っ張って強度を確認すること。締め込みが甘いと、大物がかかった瞬間に結び目からすっぽ抜けます。締める前に結び目を唾や水で湿らせると、摩擦熱による糸の劣化を防げます。
サルカン・オモリ・捨て糸を結束して完成
針とハリスができたら、残りはサルカン・オモリ・道糸の結束です。遊動式なら、道糸に中通しオモリを通し、その下にサルカンを結び、サルカンの反対側にハリス付き針を結べば完成。糸とサルカンの結束は「クリンチノット」や「ユニノット」が簡単で強度も十分です。捨てオモリ仕掛けにする場合は、サルカンの一端に細い捨て糸を結び、その先にオモリをつなぎます。全体を組んだら、各結び目を引っ張って緩みがないか最終チェックします。注意点は、結び目の端の余り糸(タグエンド)を2〜3mm残してカットすること。ギリギリで切ると、テンションがかかったときに結び目がほどけることがあります。慣れれば1セット5分ほどで組めるようになります。
「自作のほうが安いから」と最初から自作にこだわる必要はありません。意外と知られていませんが、ぶっ込み釣りで一番つまずくのは仕掛けより「どこに投げてどう待つか」。まず市販セットで釣りの流れを覚え、号数の好みが分かってきてから自作に移行するほうが、結局は近道です。
市販のぶっ込み仕掛けセットという選択肢
「結ぶのが苦手」「すぐ釣りを始めたい」という人には、市販の仕掛けセットが心強い味方です。袋から出して道糸に結ぶだけで、すぐに釣りが成立します。ここでは市販セットの長所・短所と、初心者でも扱いやすい代表的な製品を紹介します。
市販セットのメリット・デメリット
市販セットの最大のメリットは、号数・ハリス長・針サイズがバランスよく組まれた状態で売られていること。初心者が自分で選ぶと失敗しがちな号数の組み合わせを、メーカーが対象魚に合わせて設計してくれています。袋を開けてすぐ使えるので、釣り場での準備時間も短縮できます。一方デメリットは、規格が固定されているため細かな調整がしにくいこと、そして消耗品なので長く続けると自作よりコストがかさむことです。使う場面としては、釣りデビューの最初の数回、あるいは予備として数パック持っておくと、現場でのトラブル時にすぐ交換できて安心です。注意点は、対象魚やサイズ表記をよく確認して買うこと。海用と淡水用、小物用と大物用で号数がまったく違います。
初心者向けの代表例|ハヤブサ HA179
市販セットの一例として、ハヤブサの「コンパクトロッド かんたんぶっこみ釣りセット HA179」があります。針は丸セイゴ(金・赤)で、3本鈎1セット、堤防向けの胴突式で全長1.0mという構成です。サイズはS〜LLの4展開で、Sは上鈎6号・上ハリス1.5号・下鈎10号・下ハリス2号・幹糸6号、Lなら上鈎8号・下鈎12号と、狙うサイズに合わせて選べます。価格はオープン価格で、実売は手頃な数百円台が目安です。使う場面は、堤防でセイゴや小型根魚などいろいろな魚を狙う五目釣り。コンパクトロッドでも扱える設計なので、ファミリーや入門者にも向きます。注意点として、表記サイズに対して針が小さめに感じる場合は、エサ取りが多い状況だと有利に働く一方、大物が掛かると伸ばされることもあるため、狙いに応じてサイズを選びましょう。詳しい仕様はハヤブサ公式製品ページで確認できます。
自作と市販の使い分け|予算・レベル別
自作と市販は対立するものではなく、レベルと予算で使い分けるのが正解です。予算を抑えたい・年に何度も行く人は、まとめ買いした材料で自作すれば1セット約100円。月1回程度・まず釣りの流れを覚えたい初心者は、市販セット(1パック数百円)で十分です。場面別に見ると、根掛かりが多く仕掛けをよく失う磯やテトラ帯では、安く量産できる自作が経済的。一方、堤防で手軽に五目を楽しむファミリーフィッシングなら、すぐ使える市販セットが快適です。注意点は、どちらを選んでも予備を必ず複数持つこと。ぶっ込み釣りは根掛かりや大物のラインブレイクで仕掛けを失いやすく、予備がないと釣りそのものが続けられなくなります。
最初の数回は市販セットで流れを覚え、号数の好みが見えてきたら自作に移行する——これが失敗もコストも最小にする王道です。どちらの場合も、予備を3セット以上持って釣り場に向かいましょう。
ぶっ込み釣りの仕掛けで釣果を伸ばすコツと失敗回避
仕掛けを正しく組めても、エサ・投げる場所・タナ(底の取り方)を外すと釣果は伸びません。最後に、仕掛けを活かして釣果を上げる実践的なコツと、初心者がやりがちな失敗の回避法をまとめます。
エサは対象魚に合わせる|ミミズ・練り餌・虫エサ
ぶっ込み釣りはエサ釣りなので、エサ選びが釣果を直接左右します。鯉ならミミズやパン、市販の練り餌、ウナギならミミズやドバミミズ、海のセイゴ・カレイならアオイソメ・イシゴカイといった虫エサが定番です。エサは対象魚が普段食べているものに近づけるのが基本。たとえば底の虫を食べるカレイには虫エサ、雑食の鯉には練り餌、という具合に合わせます。使う場面として、外道が多い日は針持ちの良い練り餌、食いが渋い日は動きで誘えるミミズが有効です。注意点は、エサを大きく付けすぎると針先が隠れて掛かりが悪くなること。針先がわずかに出る程度に付けるのが、フッキング率を上げるコツです。
身近なお店でエサを調達したいときは、こちらの記事が参考になります。

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投げる場所とタナの取り方|「底を取る」が9割
ぶっ込み釣りで最も大事なのが「底を取る」こと。仕掛けが確実に底に着いているかどうかで釣果が大きく変わります。投げたあとは、道糸がフッと緩む瞬間(着底)を見極め、軽く糸を張ってオモリが底にある状態をキープします。狙う場所は、魚が回遊する流れの変化点や、エサが溜まるかけあがり(水深が変わる斜面)、障害物の周りなどが好ポイントです。使う場面として、河川なら流れの緩む淵やワンド、海なら堤防の際やミオ筋(船の通り道で深くなった筋)を狙います。注意点は、投げっぱなしで放置しないこと。ときどき糸を張り直して底の状態を確認し、エサが取られていないかチェックします。タナが合っていないと、いくら待ってもアタリは出ません。
初心者がやりがちな2つの失敗と対策
1つ目の失敗は「オモリが重すぎて感度が死に、アタリに気づかず空振りする」パターン。大物を遠投したい気持ちから20号以上の重いオモリを使い、小さなアタリが竿先に出ず、エサだけ取られて終わる——という失敗です。対策は、必要最小限の重さに抑えること。底で仕掛けが転がらない最軽量のオモリを選べば、感度が上がってアタリを捉えられます。2つ目は「底が取れておらず、エサが宙ぶらりんで全く釣れない」パターン。投げたあと着底を確認せず放置し、根掛かりを恐れて糸を張りすぎてオモリが浮いてしまうケースです。対策は、投げるたびに着底を意識し、糸はオモリの重さを感じる程度に軽く張ること。この2点を直すだけで、釣果は大きく変わります。
仕掛けに合わせた道糸・ラインの最低限
仕掛けを活かすには、道糸(メインライン)選びも欠かせません。ぶっ込み釣りの道糸は、扱いやすく結びやすいナイロン3〜5号が基本。大物狙いや遠投重視なら、伸びが少なく感度の高いPEラインを使う選択肢もあります。PEを使う場合は、根ズレに弱いため先端にフロロカーボンのリーダーを結ぶのが前提です。使う場面として、近距離で鯉やウナギをじっくり狙うならナイロン、遠投して感度よくアタリを取りたいならPE+リーダー、と使い分けます。注意点は、道糸とハリスの号数バランス。道糸よりハリスを細くしておかないと、根掛かり時に高価な道糸ごと失います。ラインの太さ選びに迷ったら、まずはトラブルの少ないナイロンから始めるのがおすすめです。

「PEラインがいいって聞くけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「号数とか編み数とか、専門用語が出てきた時点でもう迷子」――PEライン選びでつまずく…
まとめ|ぶっ込み釣りの仕掛けは3点を押さえれば誰でも作れる
ぶっ込み釣りの仕掛けは、「オモリ・サルカン・ハリス付き針」の3パーツを一直線につなぐだけのシンプルな構造です。覚えることは多くありません。オモリは中通し(遊動式)かナス型(固定式)の2タイプ、号数は6〜10号を基準に潮と飛距離で調整。針とハリスは狙う魚のサイズで決め、小物は5〜8号・中型は10〜13号・大物は15〜20号が目安です。この基本を押さえれば、鯉からウナギ、カレイ、根魚まで幅広い大物が、投げて待つだけで狙えます。
最初は市販セットで釣りの流れを覚え、号数の好みが見えてきたら1セット約100円の自作に移行する——これが失敗もコストも最小にする王道です。そして仕掛け以上に大切なのが「底を取る」こと。着底を確認し、オモリが転がらない最小限の重さに抑えれば、感度が上がってアタリを逃しません。
・仕掛けは「道糸→オモリ→サルカン→ハリス→針」の3パーツで完成
・オモリは遊動式=食い込み重視、固定式=感度重視で使い分ける
・中通しオモリは必ず「ゴム管入り」を選び高切れを防ぐ
・針・ハリスは対象魚のサイズで号数を決める(小物5〜8号/大物15〜20号)
・オモリは底で転がらない最小限の重さに抑えると感度が上がる
・最初は市販セット、慣れたら約100円の自作へ移行が王道
・釣果の9割は「底を取れているか」で決まる
まずは近所の堤防や河川敷で、手頃な市販セットとミミズを持って、投げて待つだけのぶっ込み釣りを体験してみてください。竿先がグッと引き込まれる瞬間の手応えは、シンプルな釣りだからこそ味わえる醍醐味です。自然の中でのんびり過ごしながら、思いがけない大物との出会いを楽しみましょう。
※製品の仕様・価格は変動する場合があります。最新情報は各メーカー公式サイトでご確認ください。

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