「ダイワの防寒着って種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない……」。釣具店の防寒着コーナーに立つと、GORE-TEXにRAINMAX、ウィンタースーツにレインスーツと、似た名前のモデルがずらりと並んでいて迷いますよね。結論から言うと、ダイワの防寒着は「素材グレード」と「予算」の2軸で整理すれば、自分にぴったりの1着がすんなり見つかります。この記事では、ダイワの防寒着を5モデル厳選し、価格帯ごとの違い・サイズ選びのコツ・長持ちさせるメンテナンス方法まで、釣り初心者にもわかるように丁寧に解説します。
・ダイワの防寒着がGORE-TEX・RAINMAX・エントリーの3グレードに分かれる理由と価格差
・予算1万円台〜6万円台まで、釣りスタイル別のおすすめモデル5選
・釣り用防寒着ならではのサイズ選びの落とし穴と対処法
・撥水性能を復活させる正しいメンテナンス方法
ダイワの防寒着が釣り人に選ばれ続ける3つの理由

RAINMAX®という独自素材が「ちょうどいい」を実現している
ダイワが釣り人に選ばれる最大の理由は、RAINMAX®という独自の防水透湿素材を開発しているからです。この素材は、外からの雨や波しぶきを防ぎながら、内側の汗の蒸気を外に逃がす構造になっています。防水透湿素材で有名なGORE-TEXと比べて、RAINMAX®搭載モデルは約半額の価格帯で手に入ります。たとえばGORE-TEX搭載のDW-1924が51,000〜56,000円なのに対し、RAINMAX®搭載のDW-3524は28,400〜31,400円です。「GORE-TEXほどの予算はないけど、ワークマンより釣り専用の機能がほしい」という層にぴったり刺さる価格設定になっています。ただし、RAINMAX®はGORE-TEXに比べると長年使用した際の耐久性ではやや劣る傾向があるため、毎週のように釣行する人はGORE-TEXモデルも検討する価値があります。
釣り動作を想定した立体裁断で腕が上げやすい
ダイワの防寒着は、キャスティング(竿を振る動作)やタモ入れ(網ですくう動作)を繰り返すことを前提に設計されています。一般的なアウトドアジャケットは腕を前に出す動作を想定していますが、釣りでは腕を頭上に振り上げる動作が加わります。ダイワの防寒着は肩回りの生地に余裕を持たせた立体裁断を採用しており、腕を上げても裾がめくり上がりにくい設計です。堤防釣りで1日に100回以上キャストすることも珍しくないため、この差は肩周りの疲労感に直結します。アウトドアブランドの防寒着を流用すると、キャスト時に背中が引っ張られて動きづらいケースがあるので注意が必要です。
ウィンタースーツは上下セットだから「組み合わせに悩まない」
ダイワの防寒着の大きな特徴として、ジャケットとパンツが上下セットで販売されているモデルが多い点が挙げられます。たとえばDW-3524はジャケットとパンツのセットで28,400〜31,400円です。アウトドアブランドでジャケットとパンツを別々に揃えると、それぞれ2〜3万円ずつかかり合計5万円前後になることも珍しくありません。上下の素材・カラーが統一されているため、見た目のバランスもよく、釣り場で浮くこともありません。ただし、上下セットのデメリットとして「ジャケットだけサイズが合わない」というケースが起きます。体型によってはジャケットとパンツで別サイズが必要な場合もあるため、購入前に試着をおすすめします。
防寒着ダイワの3グレード|GORE-TEX・RAINMAX上位・RAINMAXスタンダードの違いを価格で比較
GORE-TEXグレードは5万円超え|磯や外洋で釣る人向け
ダイワの防寒着で最上位に位置するのがGORE-TEX搭載モデルです。代表的なDW-1924 GORE-TEX バーサタイルウィンタースーツはメーカー希望本体価格51,000〜56,000円、DW-1824 GORE-TEX コンビアップウィンタースーツは64,600〜67,100円です。GORE-TEXは世界的に信頼された防水透湿素材で、過酷な環境でも防水性と透湿性が長期間維持されます。磯釣りのように波しぶきを何時間も浴び続ける場面や、冬の外洋でのジギングなど、防水性能に命をかける釣りスタイルの人に向いています。DW-1824はフローティングベストと合体できる「コンビアップシステム」を搭載しており、磯場での安全性が高まります。価格は張りますが、週3回以上釣行するヘビーユーザーなら3〜5年使えるため、1回あたりのコストでは元が取れます。
RAINMAX上位グレードは3〜4万円台|バランス重視の本命
多くの釣り人にとって「ちょうどいい」のがRAINMAX上位グレードです。DW-3424 RAINMAX®ハイロフトウィンタースーツ(34,000〜36,000円)とDW-3224 RAINMAX®アングラーズウィンタースーツ(39,500〜41,500円)がこの価格帯に入ります。特にDW-3424は中綿を通常の1.2倍に増量しており、真冬の釣りでも安心の保温力があります。さらにサスペンダー付きでパンツがずり落ちにくく、止水ファスナー搭載のポケットで雨の日もスマホが濡れません。袖口にはカフスが内蔵されていて、キャスト時の水の侵入を軽減してくれます。「月2〜3回の釣行で、真冬も含めてオールシーズン使いたい」という人にはこの価格帯がベストバランスです。デメリットとしては、GORE-TEXモデルに比べると素材自体の経年劣化がやや早い点が挙げられます。
RAINMAXスタンダードグレードは3万円以下|入門にぴったり
釣りを始めたばかりで「まずは1着持っておきたい」という人には、DW-3524 RAINMAX®ウィンタースーツ(28,400〜31,400円)が最適です。表地・裏地・中綿すべてがポリエステル100%で構成されており、軽量で扱いやすいのが特徴です。2重袖口(ゴムシャーリング)で冷気や水の侵入を防いでくれるため、堤防釣りや管理釣り場での使用なら十分な防寒性能を発揮します。上下セットで3万円前後に収まるため、ロッドやリールにも予算を回せます。注意点としては、上位モデルのDW-3424と比べると中綿の量が少ないため、氷点下の環境では中間着(ミドルレイヤー)をしっかり着込む必要があります。
| 比較項目 | GORE-TEX (DW-1924) |
RAINMAX上位 (DW-3424) |
RAINMAXスタンダード (DW-3524) |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 51,000〜56,000円 | 34,000〜36,000円 | 28,400〜31,400円 |
| 防水透湿素材 | GORE-TEX | RAINMAX® 2層 | RAINMAX® |
| 中綿量 | 標準 | 1.2倍増量 | 標準 |
| サスペンダー | モデルによる | あり | なし |
| おすすめの人 | 磯・外洋のヘビーユーザー | 月2〜3回の釣行 | 釣り入門者・堤防釣り |
ダイワの防寒着で失敗しないサイズ選び|釣り用は普段着と1サイズ違う?

釣り用防寒着は「インナー込み」でサイズを考える
ダイワの防寒着を選ぶとき、もっとも多い失敗が「普段着と同じサイズを買ったらキツかった」というパターンです。釣り用の防寒着は中にフリースやダウンベストなどのミドルレイヤーを重ね着することが前提です。そのため、普段のTシャツサイズではなく「中間着を着た状態の胸囲・ウエスト」でサイズを選ぶ必要があります。ダイワの公式サイトにはサイズチャートが掲載されているので、メジャーでミドルレイヤーを着た状態の胸囲を測ってから照合するのが確実です。普段Mサイズの人がLサイズを選ぶケースは珍しくありません。逆に大きすぎると風が入り込んで寒くなるため、ゆとりの目安は胸囲+5〜10cm程度に留めましょう。
腕を前に出したときに突っ張らないかチェックする
サイズ選びで見落としがちなのが「腕の可動域」です。釣りではキャスティング時に腕を頭上に振り上げ、リール巻き取り時に腕を前方に伸ばし続けます。試着するときは、両腕を前に突き出して「背中が引っ張られないか」を確認してください。さらに腕を頭上に上げて「裾がめくり上がらないか」もチェックポイントです。店頭で試着する際は、釣り用の中間着(フリースなど)を持参するか、店にあるインナーを借りて着込んだ状態で確認するのがベストです。通販で購入する場合は、返品・交換対応のあるショップを選ぶと安心です。
WM〜4XLまで展開|体型に合わなければ別メーカーも視野に
ダイワの防寒着はWM(ウィメンズM)から4XLまでサイズ展開が豊富です。女性向けのWMサイズがあるのは、ファミリーフィッシング需要が増えている近年のダイワの特徴です。ただし、モデルによってサイズ展開は異なり、上位モデルほどサイズバリエーションが少ない場合があります。購入前にダイワ公式サイトで該当モデルのサイズ展開を確認しましょう。また、身長が170cm前後で腕が長い人はMサイズだと袖丈が足りないケースがあります。その場合はLサイズにして、身頃の余りはベルトやサスペンダーで調整するのがコツです。DW-3424はサスペンダー付きなので、こうした調整がしやすいモデルです。
普段着の感覚でMサイズを購入→中にフリースを着たら肩周りがパンパンで腕が上がらない→キャストのたびに背中が引っ張られ、半日で肩がバキバキに……。防寒着は「ミドルレイヤーを着た状態」で試着するのが鉄則です。通販で買う場合は返品交換OKのショップを選びましょう。
予算別おすすめ|ダイワの防寒着を3万円以下・3〜4万円・5万円以上で厳選
3万円以下で選ぶならDW-3524 RAINMAX®ウィンタースーツ一択
予算3万円以下でダイワの防寒着を探すなら、DW-3524 RAINMAX®ウィンタースーツ(28,400〜31,400円)がベストな選択です。上下セットでこの価格帯に収まるのは、ダイワの現行ラインナップではこのモデルだけです。RAINMAX®による防水透湿機能は上位モデルと同じ素材系統を使用しており、堤防釣りや管理釣り場で使うぶんには機能面で不足を感じることはありません。2重袖口のゴムシャーリングが冷気の侵入を防いでくれるため、風の強い堤防でも手首から冷えにくい構造です。カラー展開も複数あり、釣り場だけでなく普段のアウトドアにも使いやすいデザインです。初めてのまともな釣り用防寒着としては理想的な1着と言えます。
3〜4万円で選ぶならDW-3424 RAINMAX®ハイロフトウィンタースーツが本命
「もう少し予算を出して、真冬でも安心の保温力がほしい」という人にはDW-3424 RAINMAX®ハイロフトウィンタースーツ(34,000〜36,000円)がおすすめです。最大の特徴は中綿を通常の1.2倍に増量している点で、12月〜2月の厳寒期でもミドルレイヤーを薄めにできます。サスペンダー付きパンツはしゃがんだり立ったりを繰り返す釣りの動作でもズボンがずり落ちず、腰回りの隙間風を防いでくれます。止水ファスナーのポケットは雨の日にスマホや車のキーを入れておくのに安心です。袖口の内蔵カフスは、キャスト時に袖口から水が侵入するのを防ぐダイワ独自の工夫です。コストパフォーマンスを重視するなら、このモデルが現行ラインナップで最もバランスがよいと言えます。
5万円以上ならDW-1924 GORE-TEX バーサタイルウィンタースーツで長期投資
5万円以上の予算が確保できるなら、DW-1924 GORE-TEX バーサタイルウィンタースーツ(51,000〜56,000円)が長期的にはお得です。GORE-TEXは防水性・透湿性・耐久性のすべてでRAINMAX®を上回ります。特に耐久性の差は使い込むほど実感でき、RAINMAX®モデルが2〜3年で撥水性能が落ちてくるのに対し、GORE-TEXモデルは適切なメンテナンスをすれば5年以上性能を維持できます。週1回以上釣りに行く人なら、3年間で150回以上着用することになり、DW-1924の場合1回あたり約370円です。頻繁に釣行する人にとっては、RAINMAX®モデルを2着買い替えるよりもGORE-TEXを1着長く使う方がトータルコストが下がる計算になります。ただし、年に数回しか釣りに行かない人にはオーバースペックです。
磯釣り専門ならDW-1824 GORE-TEX コンビアップウィンタースーツも候補に
磯釣りがメインの人には、DW-1824 GORE-TEX コンビアップウィンタースーツ(64,600〜67,100円)も選択肢に入ります。このモデルの最大の特長は「コンビアップシステム」で、対応するダイワのフローティングベストと合体できます。磯場では足元の視界確保が安全に直結するため、ベストとウェアが一体化して裾のバタつきが抑えられる構造は大きなメリットです。表地には磯での使用を想定した厚手のGORE-TEX Products 2層素材が採用されており、岩場での擦れにも強い耐久性があります。価格は6万円台後半とダイワの防寒着の中で最も高価ですが、磯釣り師にとっては安全装備としての意味合いも大きいモデルです。堤防や管理釣り場がメインの人にはここまでの性能は不要です。
ダイワの防寒着は毎年9〜10月に新作が発表され、11月から店頭に並び始めます。旧モデルは新作発表後に値下がりすることが多く、型落ちを狙えば定価の20〜30%引きで購入できるケースもあります。モデルチェンジでもカラー変更のみで機能は同等ということも多いため、最新モデルにこだわらない人は旧モデルが狙い目です。
防寒着ダイワを10年使うためのメンテナンス・洗濯・保管術
使用後の洗濯は「ぬるま湯+押し洗い」がダイワ公式推奨
ダイワのアパレルチームが推奨する洗濯方法は「バケツや洗面台にぬるま湯を張って押し洗いする」方法です。釣りの最中にウェアに付着した塩分・魚の粘液・エサの汚れは、サッと水で流して干すだけでは落ちきりません。ぬるま湯で押し洗いすることで、生地の繊維に入り込んだ汚れをしっかり押し出せます。洗剤は家庭用液体合成洗剤を規定量よりやや少なめに使うのがポイントです。洗剤が生地に残ると撥水性能が低下する原因になるため、すすぎは通常より多めに行ってください。柔軟剤・芳香剤・漂白剤はすべて使用禁止です。これらの成分が防水膜を傷めてしまいます。洗い終わったら水を切って陰干しします。
撥水性能が落ちたら「乾燥→撥水スプレー」の2段階で復活
使い込んでいくと、水をはじかなくなる「撥水性能の低下」が起きます。まず試してほしいのが「しっかり乾燥させる」ことです。防水透湿素材の表面には撥水基という微細な突起があり、汚れや圧着で寝てしまった撥水基が乾燥によって再び起き上がり、撥水性能が復活します。乾燥だけで復活しない場合は、摩擦などの外的ダメージで撥水剤自体が剥がれてしまっている状態です。この場合は撥水スプレーを塗布する必要があります。ダイワ純正の「ウエアーガードⅡ」はGORE-TEXにもRAINMAX®にも使える撥水復活剤で、スプレーするだけで撥水性能を取り戻せます。市販の撥水スプレーでも代用できますが、フッ素系のものを選んでください。シリコン系は透湿性を損なうことがあります。
シーズンオフの保管は「ハンガーにかけて風通しのよい場所」が鉄則
冬が終わって防寒着をしまうとき、折りたたんで袋に入れるのはNGです。ダイワのアパレルチームによると、生地が折り曲げられた状態で長期間保管すると、折り目の部分にダメージが蓄積し、そこから防水性能が低下する原因になります。正しい保管方法は、ハンガーにかけて風通しのよいクローゼットに吊るすことです。直射日光が当たる場所は紫外線で生地が劣化するため避けてください。また、防虫剤は生地に直接触れないように配置しましょう。次のシーズンで着る前に、撥水テスト(水をかけてはじくか確認)をしてから使い始めると安心です。
海釣りの後、防寒着を車のトランクに入れっぱなしにして翌週まで放置→塩分が繊維に固着して撥水膜を破壊→雨の日に水がしみ込むようになった……というケースは少なくありません。海釣りの後は帰宅したらすぐにぬるま湯で押し洗いして塩分を落としましょう。
シマノの防寒着は何が違う?|5つの視点で比較
独自素材の方向性が違う|RAINMAX® vs ドライシールド
ダイワとシマノはどちらも独自の防水透湿素材を持っています。ダイワがRAINMAX®、シマノがドライシールドです。どちらも「GORE-TEXより安価に防水透湿性能を提供する」というコンセプトは同じですが、ダイワのRAINMAX®はしなやかさと軽さに特徴があり、シマノのドライシールドは生地の厚みによる耐久性に特徴があると言われています。ただし、実釣で体感できるほどの差はほぼなく、同価格帯のモデルであれば性能差を気にする必要はありません。すでにダイワのロッドやリールを使っている人はダイワで揃えた方がデザインの統一感が出ますし、シマノユーザーも同様です。
価格帯の幅はダイワの方がやや広い
ダイワの防寒着は28,400円(DW-3524)から67,100円(DW-1824)まで幅広い価格帯をカバーしています。シマノも同様の価格帯でラインナップしていますが、ダイワの方がRAINMAXシリーズの中で3段階(スタンダード・ハイロフト・アングラーズ)に分かれており、3万円台の中でも細かく選べるのが特徴です。「上位モデルは手が出ないけど、最安モデルよりは機能がほしい」という中間のニーズに応えるモデルが揃っている点は、ダイワの強みと言えます。一方でシマノは、ウォームアップスーツなど「防水性はないが保温性に特化した」低価格帯のウェアも充実しています。
デザインの方向性|ダイワはアウトドアカジュアル寄り
近年のダイワはアパレルブランドとのコラボや街着にも使えるデザインに力を入れています。カラーリングもアースカラー系のおしゃれな配色が増えており、釣り場帰りにそのまま食事に寄っても違和感がないデザインが多いです。シマノはどちらかというと「釣り道具然とした」機能的なデザインが中心で、釣り人からの信頼は厚い一方、街着としては使いにくいモデルもあります。見た目のこだわりが強い人や、釣り以外でも着回したい人はダイワの方がフィットする傾向があります。ただし、これは好みの問題であり、機能性には差がありません。
| ダイワの防寒着の強み | ダイワの防寒着の弱み |
|---|---|
| RAINMAX®シリーズの価格帯が3段階で細かく選べる アウトドアカジュアル寄りのデザインで街着にも使いやすい 上下セットのウィンタースーツが充実 |
低価格帯(2万円以下)のラインナップがやや少ない RAINMAX®は長期使用での撥水低下がGORE-TEXより早い モデルによってサイズ展開にばらつきがある |
さらに暖かくするレイヤリング術|インナー+ミドラーの正解
ベースレイヤーは「吸湿発熱+速乾」素材を選ぶ
防寒着の性能を最大限に発揮するには、中に着るインナー(ベースレイヤー)の選び方が重要です。おすすめは吸湿発熱と速乾の両方を備えた化繊素材のアンダーウェアです。ダイワからもアンダーウェアが発売されていますが、ユニクロのヒートテックエクストラウォームのような市販品でも十分に機能します。避けたいのは綿100%のインナーです。綿は汗を吸うと乾きにくく、冬場は汗冷えの原因になります。釣りでは意外と汗をかく場面があり、特にポイント移動で歩くときや大物とファイトするときに発汗量が増えます。汗冷えは低体温症のリスクを高めるため、インナー選びを軽視しないでください。
ミドルレイヤーは気温に応じて「フリース」と「薄手ダウン」を使い分け
ミドルレイヤー(中間着)は気温に応じた使い分けが大切です。目安として、気温5〜10℃ならフリースジャケット1枚、0〜5℃ならフリース+薄手ダウンベスト、氷点下ならフリース+薄手ダウンジャケットの組み合わせが快適です。ダイワのDW-3524のようなスタンダードグレードの防寒着は、中綿量がやや控えめなため、ミドルレイヤーの厚みで保温力を調整する必要があります。一方、DW-3424のハイロフトモデルなら中綿が1.2倍なので、ミドルレイヤーはフリース1枚で対応できる場面が増えます。ポイントは「動いたときに暑すぎない」こと。汗をかくと帰り道に一気に冷えるため、暑ければ脱げる重ね着が正解です。
意外と見落とす「首・手首・足首」の3首対策
実は意外と知られていないのですが、防寒着をどんなに高性能にしても「首・手首・足首」の3つの首が露出していると体感温度はぐっと下がります。首元はネックウォーマーかバラクラバ(目出し帽)で覆い、手首はグローブの袖口と防寒着の袖口が重なるようにします。DW-3524の2重袖口(ゴムシャーリング)やDW-3424の内蔵カフスは、まさに手首の隙間を埋めるために設計されています。足首は防寒ブーツと防寒パンツの裾をしっかり重ねることで風の侵入を防げます。これら3首対策をすると、防寒着のグレードを上げなくても体感の暖かさが1〜2段階アップします。高いウェアを買う前に、まず3首を塞ぐ方がコスパは良いです。
ベースレイヤー(肌着):吸湿発熱+速乾素材。綿は避ける
ミドルレイヤー(中間着):気温5℃以上→フリース、5℃以下→フリース+ダウン
アウターレイヤー(防寒着):ダイワのウィンタースーツ
+ネックウォーマー・グローブ・防寒ブーツで3首をカバー
関するよくある疑問をQ&Aで解消
ダイワの防寒着は普段着やアウトドアにも使える?
結論から言えば、ダイワの防寒着は普段着やアウトドアにも十分使えます。特に近年のダイワはデザイン面に力を入れており、アースカラー系の落ち着いた配色のモデルが増えています。DW-3524やDW-3424はシルエットがすっきりしているため、釣り以外のアウトドアシーン(キャンプ・ハイキング・犬の散歩・通勤など)でも違和感なく着用できます。ただし、上下セットのウィンタースーツを上下そのまま着ると「作業着感」が出てしまうため、普段使いではジャケットのみを私服のボトムスに合わせるのがおすすめです。RAINMAX®素材は防水透湿なので、雨の日の通勤にも活躍します。1着で釣り・アウトドア・日常の3役をこなせるのは、専用ウェアならではの強みです。
夏用の防寒着もあるの?|レインスーツとの違い
「夏用の防寒着」は存在しませんが、ダイワには中綿なしの「レインスーツ」があります。レインスーツは雨を防ぐシェル(殻)の役割だけに特化したウェアで、防寒のための中綿は入っていません。春〜秋の雨天時に使うほか、冬場でもレインスーツにインナーダウンを重ねることで防寒着代わりにする上級者もいます。この「レインスーツ+インナーダウン」の組み合わせは、気温に応じてインナーを脱ぎ着できる柔軟性がメリットですが、中綿入りウィンタースーツに比べると厳寒期の保温力ではやや劣ります。初心者は素直にウィンタースーツを1着買う方が失敗がありません。レインスーツは2着目として春秋用に買い足すのがおすすめです。
型落ちモデルと現行モデルの違いは大きい?
ダイワの防寒着は毎年モデルチェンジしますが、年ごとの変更はカラーリングの変更やポケット位置の微調整が中心で、素材や基本機能が大幅に変わることは少ないです。たとえば2024年モデルと2025年モデルでRAINMAX®素材そのものが変わることはなく、防水性・透湿性・保温性はほぼ同等です。そのため、型落ちモデル(旧シーズン品)を定価の20〜30%引きで購入するのはコスパのよい選択肢です。注意点としては、3年以上前のモデルだと在庫サイズが限られている場合が多く、欲しいサイズが見つからないリスクがあります。また、保証やアフターサービスの対象期間が短くなっている可能性もあるため、購入前に確認してください。
※ダイワ防寒着の最新ラインナップや詳細な仕様はDAIWA公式サイト|防寒レインウェア製品一覧でご確認いただけます。
まとめ|ダイワの防寒着は「素材×予算×釣り場」で1着に絞れる
ダイワの防寒着は種類が多くて迷いがちですが、「素材グレード」「予算」「メインの釣り場」の3つを軸に考えれば、自分にぴったりの1着が見えてきます。初めての1着ならRAINMAX®スタンダードのDW-3524(28,400〜31,400円)、コスパと保温力のバランスならDW-3424(34,000〜36,000円)、長期投資として高耐久を求めるならGORE-TEX搭載のDW-1924(51,000〜56,000円)を選んでおけば間違いありません。
この記事のポイントを振り返ります。
- ダイワの防寒着はGORE-TEX・RAINMAX上位・RAINMAXスタンダードの3グレードに分かれ、価格は28,400円〜67,100円まで幅がある
- RAINMAX®はダイワ独自の防水透湿素材で、GORE-TEXの約半額の価格帯ながら堤防や管理釣り場では十分な性能を持つ
- サイズ選びは「ミドルレイヤーを着た状態」で測るのが鉄則。普段着より1サイズアップが目安
- DW-3424はサスペンダー・止水ファスナー・内蔵カフス付きで、3万円台のモデルとしてはコスパが高い
- 洗濯は「ぬるま湯で押し洗い」、保管は「ハンガーにかけて陰干し」がダイワ公式推奨
- 撥水性が落ちたら乾燥→撥水スプレー(ダイワ ウエアーガードⅡ推奨)の2段階で復活させる
- 防寒着のグレードを上げる前に、首・手首・足首の3首対策とレイヤリングの見直しでコスパよく暖かさを底上げできる
まずは自分のメインの釣り場と釣行頻度を振り返って、3グレードのうちどこに当てはまるかを確認してみてください。釣具店で試着するときは、必ず中間着を着込んだ状態で腕を上げ下ろしして可動域をチェックしましょう。快適な防寒着が1着あれば、真冬の釣り場が「寒さをガマンする場所」から「冬だけの特別な釣りを楽しむフィールド」に変わります。
※記事中の価格はメーカー希望本体価格であり、販売店によって異なる場合があります。最新の在庫状況や価格は各販売店・ダイワ公式サイトでご確認ください。
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