「釣りにフェイスガードって大げさじゃない?」と思うかもしれません。ところが、水面からの照り返しは地面の約2倍の紫外線量を顔に浴びせます。日焼け止めを塗っても汗で流れ、塗り直す手間で釣りに集中できない——そんな悩みを一発で解決するのが釣りフェイスガードです。この記事では、1,000円台から買える手頃な商品からダイワ・シマノの釣り専用モデルまで、価格帯別のおすすめ8商品と「曇らない・蒸れない1枚」の選び方を解説します。
・釣りフェイスガードが必要な3つの具体的な理由
・形状4タイプの特徴と選び方のチェックポイント5つ
・1,000円台〜3,000円台の価格帯別おすすめ8商品の比較
・サングラスが曇る・息苦しい問題の解決策
釣りフェイスガードが必要な3つの理由|日焼け止めだけでは防げないダメージとは

水面の照り返しで紫外線量は地上の約2倍になる
釣り場では頭上からの直射日光に加えて、水面で反射した紫外線が顔の下側から当たります。アスファルトの反射率が約10%なのに対し、水面の反射率は約20%。つまり、街中で歩いているときの約2倍の紫外線が顔に当たる計算です。特にヘラブナ釣りのように長時間同じ場所で座り続ける釣りでは、5〜6時間の釣行で夏場なら日焼け止めSPF50を塗っていても2〜3時間で効果が薄れます。フェイスガードなら塗り直しの手間がゼロで、物理的に紫外線をカットし続けられるのが強みです。ただし、フェイスガードで覆えない目の周辺はサングラスで別途カバーする必要があります。
虫刺され・飛んでくる仕掛けから肌を守るバリアになる
管理釣り場や野池の周辺にはブヨ・アブ・蚊が多く、特に朝夕のマズメ時に活発になります。顔を刺されると腫れが目立ち、仕事に支障が出ることもあります。フェイスガードは薄い布1枚でも虫が直接肌に触れるのを防ぐ効果があり、虫除けスプレーと併用すればさらに安心です。また、隣の釣り座からオモリやハリが飛んでくるトラブルも釣り場ではゼロではありません。布1枚あるだけで擦り傷や切り傷のリスクを下げられます。注意点として、目の細かい布ほど虫よけ効果は高いですが、通気性とのトレードオフになるため、メッシュ部分が口元にある製品を選ぶのがバランスの良い選択です。
日焼け止めの塗り直し問題をフェイスガード1枚で解決できる
日焼け止めは2〜3時間おきの塗り直しが推奨されていますが、釣りの最中に手を洗って塗り直すのは現実的ではありません。エサを触った手で顔に日焼け止めを塗ると肌荒れの原因にもなります。フェイスガードならUPF50+の製品を1枚着けるだけで、紫外線の97.5%以上をカットし続けます。1日の釣行でも塗り直し不要で、帰宅後は洗濯するだけ。日焼け止め代(1本1,000〜2,000円)を考えると、1,780円のフェイスガード1枚で数ヶ月使えるのはコスパの面でも優秀です。ただし、フェイスガードで覆えない額や首の後ろには日焼け止めが必要なので、完全にゼロにはなりません。
UPF(Ultraviolet Protection Factor)は衣類の紫外線カット性能を示す数値です。UPF50+は紫外線の97.5%以上をカットする最高ランク。釣り用フェイスガードを選ぶなら、UPF50+表記のある製品を選べば安心です。SPFは日焼け止めの指標、UPFは衣類の指標と覚えておくと混乱しません。
釣りフェイスガードは4タイプある|形状別メリット・デメリットを比較表で確認
ネックゲイター型は初心者に一番扱いやすい
筒状の布を首から引き上げて鼻まで覆うネックゲイター型は、釣りフェイスガードの中で最もシンプルな構造です。装着が簡単で、使わないときは首元に下ろしておけるため着脱のストレスがありません。価格も1,000〜2,000円台と手頃で、Wild Sceneなど人気ブランドの製品は1,780円で購入できます。首元の日焼けも同時に防げるのが利点です。ただし、耳が露出するため耳の日焼けは別途対策が必要です。また、鼻の高さで生地がずり落ちやすいモデルもあるため、耳掛けループ付きの製品を選ぶと安定します。管理釣り場でのヘラブナ釣りや堤防釣りなど、激しく動かない釣りには十分なカバー力です。
フルフェイス型は顔全体を隙間なくカバーできる
頭頂部から首まで一体になったフルフェイス型は、耳・頬・首を含めた顔全体をカバーします。シマノのAC-000Zのようにサンプロテクションクール素材を使った製品は、UPF50+で接触冷感機能も備えています。炎天下の磯釣りや沖堤防など、日陰がまったくない釣り場で威力を発揮します。デメリットは装着に手間がかかることと、帽子との組み合わせが難しい場合があること。頭からかぶるため髪型が崩れるのを気にする人には不向きです。価格帯は2,000〜3,500円程度で、ネックゲイター型よりやや高めです。
ハーフフェイス型はサングラスとの相性が良い
鼻から下だけを覆うハーフフェイス型は、偏光サングラスとの併用に最適です。額や目の周りはサングラスと帽子でカバーし、鼻から下をフェイスガードで守る分業スタイルです。口元にメッシュ素材を配置した製品なら、呼吸がしやすくサングラスの曇りも防げます。エサ釣りで頻繁にエサを付け替える場面でも、口元が開閉できるタイプなら飲み物を飲むのも楽です。デメリットは額が露出するため、帽子を忘れると額だけ焼けるアンバランスな日焼けになること。耳掛け式が主流で、価格は1,500〜2,500円程度です。
バラクラバ型は真冬の防寒と防風に特化している
目だけを出して頭部全体を覆うバラクラバ型は、冬の釣りでの防寒が主目的です。風を通さない厚手の素材で、体感温度が5℃以上変わるケースもあります。ワカサギ釣りや冬のヘラブナ釣りなど、じっと座って冷え込む釣りに向いています。夏場には暑すぎて使えないため、季節が限定されるのがデメリットです。また、視界が狭くなるため周囲の確認がしにくくなります。価格は2,000〜4,000円で、裏起毛付きの製品はやや高めの傾向です。通年使いたいなら、ネックゲイター型かハーフフェイス型を先に購入する方が汎用性があります。
| 比較項目 | ネックゲイター型 | フルフェイス型 | ハーフフェイス型 | バラクラバ型 |
|---|---|---|---|---|
| カバー範囲 | 鼻〜首 | 頭〜首全体 | 鼻〜あご | 頭〜首(目以外) |
| 通気性 | ○ | △ | ◎ | × |
| 夏の快適さ | ○ | △ | ◎ | × |
| 冬の防寒力 | △ | ○ | × | ◎ |
| 価格帯 | 1,000〜2,500円 | 2,000〜3,500円 | 1,500〜2,500円 | 2,000〜4,000円 |
| おすすめの人 | 初心者・万能 | 日陰のない釣り場 | サングラス併用派 | 冬釣り専用 |
失敗しない釣りフェイスガードの選び方|見落としがちな5つのチェックポイント

UPF50+の表記があるかを最初に確認する
UPF値は衣類の紫外線カット性能を示す国際規格で、UPF50+が最高ランクです。UPF50+なら紫外線の97.5%以上をカットします。安価な製品の中にはUPF値の記載がないものもあり、「UVカット」とだけ書いてあっても実際のカット率は30〜50%程度の場合があります。釣り場は街中よりも紫外線量が多いため、UPF50+を選ぶのが基本です。ダイワのDA-9725やシマノのAC-061R、Wild Sceneのフェイスカバーなど、釣り用として販売されている主要メーカーの製品はいずれもUPF50+対応です。購入前にパッケージやスペック欄で数値を確認しましょう。
口元の通気構造をチェックしないと息苦しさで外すことになる
釣りフェイスガードで一番多い失敗が「息苦しくて結局外してしまう」パターンです。特に夏場は呼吸で生地が口に張り付き、不快感が増します。口元にメッシュ素材を配置した製品や、鼻と口の部分に空間を作るノーズワイヤー入りの製品を選ぶと、この問題を大幅に軽減できます。Wild Sceneのフェイスカバーは口元がメッシュ素材で、サングラスが曇りにくい設計になっています。購入前に「メッシュ」「通気口」「立体構造」などのキーワードで製品の口元構造を確認するのがポイントです。
耳掛けループの有無でズレ防止力が大きく変わる
ネックゲイター型やハーフフェイス型は、首から引き上げるだけでは仕掛けを投げる動作や風でずり落ちやすいです。耳掛けループ付きの製品なら、耳にループを引っ掛けることでフィット感が格段に上がります。ループがないタイプで代用するなら、メガネのテンプル(つる)の上から被せるとある程度安定しますが、耳掛け専用設計にはかないません。釣り専用メーカーの製品は耳掛けループ付きが標準的ですが、汎用アウトドア用の安価な製品にはループがないものも多いので、購入前に確認しましょう。
「安いから」と通気構造を確認せずに購入すると、真夏に10分で外したくなるフェイスガードを掴むことがあります。500円以下の格安品はUPF値が未記載だったり、生地が分厚くて蒸れやすかったりするケースも。1,000円台でもWild Sceneのように口元メッシュ・UPF50+対応の製品があるので、最低限の品質ラインは守りましょう。
接触冷感素材かどうかで夏の快適さが段違いになる
接触冷感素材は、肌に触れたときにひんやり感じる機能を持った生地です。ダイワのICEDRY素材やシマノのサンプロテクションクール素材がこれに当たります。真夏の釣りでは気温35℃を超える日も珍しくなく、通常の生地では顔に布を巻いているだけで体感温度が上がります。接触冷感素材なら着けた瞬間にひんやりし、汗をかいても気化熱で涼しさが持続します。ただし、冷感効果は汗や水分で発揮されるため、乾燥した環境では効果が薄れます。水で軽く濡らしてから着けると、冷感効果を高められます。冬場は冷たすぎるため、季節に応じた使い分けが必要です。
洗濯のしやすさと速乾性は長く使ううえで地味に重要
釣りフェイスガードは直接肌に触れるアイテムなので、毎回の洗濯が前提です。洗濯機で洗える製品と手洗い推奨の製品があり、使い勝手に差が出ます。ポリエステル主体の素材なら洗濯機洗いOKで速乾性も高く、夜に洗って翌朝には乾いています。ダイワDA-9725の素材構成はポリエステル74%・ポリウレタン26%で、吸水速乾機能を備えています。釣りのハイシーズンは週に2〜3回使うこともあるため、2枚をローテーションで使うと衛生的です。洗濯時はネットに入れると生地の伸びを防げます。
【価格帯別】釣りフェイスガードおすすめ8商品を比較|1,000円台〜3,000円台
【1,000円台】コスパ重視ならWild Sceneフェイスカバーが鉄板
Wild Sceneのフェイスカバーは1,780円(Amazon価格)で、UPF50+・冷感素材・耳掛け式・口元メッシュと、必要な機能を一通り備えています。静岡県に拠点を置くアウトドアブランドで、釣り用途を意識した設計がされています。口元のメッシュ構造のおかげで呼吸がしやすく、偏光サングラスが曇りにくいのが人気の理由です。カラーも複数展開されているので、好みに合わせて選べます。初めてフェイスガードを試す人がまず1枚買うなら、この価格帯で十分な品質があります。デメリットは釣り専用メーカーと比べるとフィット感がやや緩めなこと。顔の小さい人は余りが出る場合があります。
【1,000円台】ALUBESフェイスカバーはUVカット率99%で低価格
ALUBESのフェイスカバーはUPF50+でUVカット率99%を謳う低価格帯の製品です。冷感素材と吸汗速乾機能を備え、釣りだけでなく登山や農作業にも使えるシンプルな設計です。ネックゲイター型で首元までカバーでき、引き上げるだけで簡単に装着できます。通販サイトでの実勢価格は1,000〜1,500円程度で、釣りフェイスガード入門としてのハードルが低い製品です。ただし、口元のメッシュ構造がないモデルでは、夏場に息苦しさを感じる可能性があります。釣り専用の細かい設計(ノーズワイヤーなど)は備えていないため、まずは試しに使ってみて自分の好みを把握するための1枚として適しています。
【2,000円台】シマノ AC-061R SUN PROTECTIONは釣り専用設計の安心感
シマノのAC-061Rは税別2,500円(通常カラー)で、釣り具メーカーが釣り人のために設計した専用フェイスマスクです。サンプロテクションクール素材を採用し、UPF50+の紫外線カットと接触冷感を両立しています。カラーはブラック・クールグレー・アイスブルーの3色展開で、カモ柄(ホワイトカモ・シェードカモ)は税別3,000円です。釣り具メーカーならではのフィット感の良さが特徴で、竿を振る動作でもずれにくい設計になっています。デメリットは汎用アウトドアブランドより500〜1,000円ほど高いこと。ただし、釣りに特化した作りの安心感を考えると妥当な価格差です。
【2,000円台後半】ダイワ DA-9725 ICEDRYは遮熱性能が際立つ
ダイワのDA-9725 ICEDRYネック&フェイスカバーは税別2,900円で、UPF50+・接触冷感・吸水速乾に加えて「遮熱性」を備えたICEDRY素材が特徴です。太陽の熱線を遮蔽して衣服内温度の上昇を抑える機能があり、真夏の直射日光下でも顔面が熱くなりにくい仕組みです。素材はポリエステル74%・ポリウレタン26%でストレッチ性があり、顔にフィットしながらも圧迫感が少ない着け心地です。カラーはブラック・ネイビー・ライトグレー・ホワイトヘイズカモの4色展開。サイズはフリーで男女兼用です。価格は今回紹介する中ではやや高めですが、遮熱機能は他社にはない強みです。
| 商品名 | 価格(税別) | UPF | 冷感素材 | 口元メッシュ |
|---|---|---|---|---|
| Wild Scene フェイスカバー | 1,780円 | 50+ | ○ | ○ |
| ALUBES フェイスカバー | 1,000〜1,500円 | 50+ | ○ | × |
| シマノ AC-061R | 2,500円 | 50+ | ○ | − |
| ダイワ DA-9725 | 2,900円 | 50+ | ◎(遮熱付) | − |
※価格は2026年5月時点の情報です。最新の価格は各メーカー公式サイトや販売店でご確認ください。
曇る・息苦しいときの対処法4つ|買い替え前に試したい工夫
サングラスの曇りはノーズワイヤーの調整で8割解決する
フェイスガードを着けると呼気が上に抜けて偏光サングラスが曇る——これが一番多い不満です。ノーズワイヤー(鼻部分の針金)入りの製品なら、鼻の形に合わせてワイヤーを曲げることで呼気が上に漏れるのを防げます。ワイヤーがない製品でも、フェイスガードの上端をサングラスの下に入れ込むように装着すると、呼気が横に逃げるため曇りが軽減します。それでも曇る場合は、サングラス側に曇り止めスプレーを塗るのが手軽な解決策です。曇り止めスプレーは釣具店で500円前後で売られています。口元メッシュ構造のフェイスガードなら、呼気が正面に抜けるため根本的に曇りにくくなります。
息苦しさは「生地を口から離す」工夫で解消できる
息苦しさの原因は、生地が口に密着して吸気時に口を塞いでしまうことです。対処法は3つあります。まず、立体構造やノーズワイヤー入りの製品に買い替えると、口と生地の間に空間ができます。次に、今の製品でできる工夫として、フェイスガードの内側にメガネのパッド(100均で購入可能)を鼻の位置に貼ると、生地が口から離れます。3つ目は、サイズが小さすぎないか確認すること。ピッタリサイズだと口に密着しやすいので、フリーサイズでも顔が大きめの人はXLサイズの製品を検討してください。Wild SceneにはXLサイズの展開もあります。
夏場の蒸れ対策は「濡らして使う」が最も効果的
接触冷感素材のフェイスガードでも、真夏の炎天下では時間とともに蒸れてきます。最も手軽で効果的な対策は、フェイスガードを水で濡らしてから装着すること。気化熱で体感温度が2〜3℃下がり、冷感素材の効果も増幅されます。管理釣り場なら水道で、野釣りならペットボトルの水で濡らせばOKです。30分〜1時間ごとに濡らし直すと涼しさが持続します。ただし、綿素材のフェイスガードは濡れると乾きにくく不快感が増すため、ポリエステル主体の速乾素材を選ぶことが前提です。ダイワのICEDRY素材やシマノのサンプロテクションクール素材は、この「濡らし使い」と相性が良い素材です。
実は、フェイスガードの「息苦しさ」は慣れの要素も大きいです。初めて着ける日は違和感があっても、3〜4回使ううちに気にならなくなる人がほとんどです。意外と知られていませんが、鼻呼吸を意識すると口元に生地が張り付きにくくなり、快適さが増します。「苦しいからすぐ外す」ではなく、まずは30分だけ着けてみて慣らすのがコツです。
ずり落ち防止はヘアバンドとの併用で安定する
耳掛けループがない製品や、引き上げ式のネックゲイターは、あご下からずり落ちやすいのが弱点です。解決策として、幅3cm程度のスポーツ用ヘアバンドをフェイスガードの上から巻くと、ズレが劇的に減ります。100均のスポーツヘアバンドで十分効果があります。また、帽子のツバとフェイスガードの上端を重ねるように装着すると、帽子が押さえになってずり落ちにくくなります。ヘラブナ釣りのようにじっと座っている釣りなら、頻繁にずれることは少ないですが、ルアーフィッシングなどキャスト動作が多い釣りではしっかり固定する工夫が必要です。
季節で使い分ける釣りフェイスガード|夏は冷感素材・冬は防風保温で選ぶ
4月〜6月は薄手のUVカット素材で紫外線シーズンに備える
春から初夏にかけては気温がそこまで高くないため、冷感素材よりもUVカット性能を優先して選びます。4月の紫外線量は実は8月の約7割もあり、「まだ涼しいから大丈夫」と油断すると春先に日焼けします。この時期は薄手のポリエステル素材でUPF50+のネックゲイター型が使いやすいです。朝晩はやや肌寒いこともあるため、首元を覆えるネックゲイター型なら薄い防寒も兼ねます。ヘラブナ釣りの新べら放流シーズンは秋ですが、春の乗っ込み(産卵期)で長時間釣り場にいることも多いため、この時期からフェイスガードを着ける習慣をつけておくと夏本番でも抵抗なく使えます。
7月〜9月は冷感素材+メッシュ構造が必須になる
真夏は接触冷感素材を選ばないと、顔に布を巻いているだけで熱中症リスクが上がります。ダイワのICEDRY素材(DA-9725、税別2,900円)やシマノのサンプロテクションクール素材(AC-061R、税別2,500円)のように、冷感と遮熱を兼ね備えた製品が適しています。口元のメッシュ構造も必須で、通気性がないと呼吸のたびに蒸気がこもります。この時期は「濡らして使う」テクニックが効果を発揮するので、速乾性の高いポリエステル素材を選ぶのが前提です。カラーは黒よりも白やグレーの方が熱を吸収しにくく、体感温度で1〜2℃の差が出ます。
10月〜11月は薄手と厚手の境目|気温で使い分ける
秋は日中と朝晩の気温差が大きく、1日の中でフェイスガードの快適さが変わります。日中は夏用の冷感素材でちょうどよくても、朝5時の釣り場では寒く感じることがあります。この時期は「夏用を持っていきつつ、薄手のフリース製ネックゲイターもバッグに入れておく」2枚持ちが便利です。10月はまだ紫外線量があるためUPF50+は必要ですが、11月後半からは防寒性を優先する時期に移行します。ヘラブナ釣りの秋は新べら放流で釣果が期待できるシーズンなので、防寒不足で早上がりにならないよう、厚手への切り替えタイミングを見極めましょう。
冬用のフェイスガードを夏に使ったり、夏用を冬に使ったりすると逆効果です。冬用の厚手素材を夏に着けると熱がこもって体温が上がり、体調を崩す原因になります。逆に夏用の薄手素材は冬の冷たい風を通すため防寒になりません。季節ごとに最低2枚(夏用・冬用)は持っておくのがおすすめです。
12月〜3月は防風・保温素材のバラクラバ型で寒さを防ぐ
冬の釣り場は体感温度が氷点下になることも多く、風を通さない厚手のフェイスガードが必要です。バラクラバ型なら頭部全体を覆えるため、帽子だけではカバーしきれない耳や頬の冷えを防げます。裏起毛付きの製品は肌触りが柔らかく、長時間の着用でも肌が荒れにくいです。冬のヘラブナ釣りやワカサギ釣りは動きが少ないため体温が下がりやすく、顔面の防寒は指先の防寒と同じくらい重要です。デメリットは視界が狭くなることと、飲食のたびに外す手間がかかること。口元が開閉できるタイプを選ぶと利便性が上がります。
組み合わせたい紫外線対策グッズ3つ
偏光サングラスは目の保護とアタリの視認性を両立する
フェイスガードで顔を覆っても、目の周りは露出したままです。偏光サングラスは紫外線から目を守るだけでなく、水面のギラつきを抑えてウキや水中の魚の動きが見やすくなる釣り専用の機能があります。レンズカラーはブラウン系が万能で、朝夕の光量が少ない時間帯でも視界が暗くなりすぎません。価格は2,000〜5,000円のものでも十分実用的です。フェイスガードとの併用で気をつけたいのは曇り対策。前述のノーズワイヤー調整や口元メッシュのフェイスガードを組み合わせれば、曇りストレスなく使えます。釣りにおいて偏光サングラスは「見える道具」でもあるので、紫外線対策とは別の実益があります。
つば広ハットは額と首の後ろを同時にカバーできる
フェイスガードは鼻から下をカバーしますが、額と頭頂部は帽子の役割です。つば広のサファリハットやバケットハットなら、前方の日差しだけでなく横と後ろからの紫外線もカットできます。つばの幅は7cm以上あると首の後ろまでカバーでき、フェイスガードと合わせるとほぼ顔全体が日陰になります。キャップ型は後頭部と耳が露出するため、フェイスガードとの組み合わせではつば広タイプの方が死角が少なくなります。ただし、風の強い日はつば広ハットが飛ばされやすいので、あご紐付きの製品を選ぶか、クリップ付きのハットストラップを装着しておくと安心です。
UVカットアームカバーで腕の日焼けも同時に防ぐ
フェイスガードで顔を守っても、半袖で腕が真っ赤に焼けては意味がありません。UPF50+のアームカバーはフェイスガードと同じ考え方で、物理的に紫外線をカットし続けます。冷感素材のアームカバーなら腕にひんやり感があり、日焼け止めの塗り直しも不要です。価格は1,000〜2,000円で、フェイスガードとセットで揃えても3,000〜4,000円。日焼け止めを毎回買い直すコストと比較すると、ワンシーズンで元が取れます。注意点として、アームカバーの端(手首側・二の腕側)に日焼けの境目ができやすいので、長めのサイズを選んでTシャツの袖と重なるようにすると均一に防げます。
まとめ|釣りフェイスガード選びで迷ったらまず1,000円台から試してみよう
釣りフェイスガードは、日焼け・虫刺され・飛散物から顔を守る実用的なアイテムです。日焼け止めの塗り直しが不要になるだけでも、釣りへの集中度が格段に上がります。水面からの照り返しで紫外線量が増える釣り場では、UPF50+のフェイスガードが最もコストパフォーマンスの良い紫外線対策です。
最初の1枚は高価な製品でなくても大丈夫です。1,000円台のWild SceneやALUBESで「フェイスガードがある釣り」を体感してみて、自分に合うタイプ(ネックゲイター型・ハーフフェイス型など)を見極めてから、ダイワのDA-9725(税別2,900円)やシマノのAC-061R(税別2,500円)のような釣り専用モデルにステップアップするのが賢い買い方です。
この記事の要点を振り返ります。
- 釣り場は水面の照り返しで紫外線量が街中の約2倍。フェイスガードで物理的にカットするのが最も確実な対策
- 形状は4タイプ。初心者にはネックゲイター型が扱いやすく、偏光サングラス併用派にはハーフフェイス型が向いている
- 選び方の基本はUPF50+・口元の通気構造・耳掛けループの3点チェック
- 価格帯は1,000〜3,000円台。Wild Scene(1,780円)、シマノAC-061R(税別2,500円)、ダイワDA-9725(税別2,900円)が主要な選択肢
- サングラスの曇り対策はノーズワイヤー調整と口元メッシュで解決できる
- 夏は冷感素材+メッシュ構造、冬は防風・保温素材のバラクラバ型と季節で使い分ける
- 偏光サングラス・つば広ハット・アームカバーと組み合わせると紫外線対策が完成する
まずは1,000円台のフェイスガードを1枚買って、次の釣行で着けてみてください。一度使うと「なぜ今まで使わなかったのか」と感じるはずです。顔の日焼けを気にせず釣りに没頭できる快適さは、たった1,780円で手に入ります。

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