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「エギングのリーダーって、結局どのくらいの長さを取ればいいの?」——これはエギングを始めた人がほぼ全員ぶつかる疑問です。ネットで調べると「1ヒロ」「80cm」「2m」とバラバラに書かれていて、かえって迷ってしまいますよね。
結論から言うと、エギングのリーダーの長さは「1ヒロ=約1.5m」を基準に、釣り場の状況で80cm〜2mの範囲で調整するのが正解です。まずは1.5m前後で組んでおけば、漁港でも磯でも大きく外すことはありません。
この記事では、なぜ1.5mが基準なのかという理由から、漁港・磯・遠投で長さをどう変えるか、長さとセットで決める太さ(号数)の選び方、初心者がやりがちな失敗と対策まで、釣り歴の長い先輩が隣で教えるつもりで順番に解説します。読み終えるころには、自分の釣り場に合ったリーダーの長さと号数が迷わず決められるようになります。
・エギングのリーダーの長さは「1ヒロ(約1.5m)」が基準になる理由
・漁港・磯・遠投で長さをどう変えるかの具体的な数値
・長さとセットで決める太さ(号数)の早見表
・長すぎ・短すぎ・太さ間違いで起きる失敗と対策
エギングのリーダーの長さは「1ヒロ(約1.5m)」が基準|まず覚える1つの数字

エギングのリーダーの長さは、まず1ヒロ(約1.5m)を基準に覚えてください。この1つの数字さえ押さえておけば、細かい状況判断はあとから足していけます。ここでは「1ヒロとは何センチか」「なぜ1.5m前後がちょうどいいのか」を、初心者がつまずくポイントに沿って整理します。
そもそも「1ヒロ」って何センチ?両手を広げた長さが目安
1ヒロ(ひとひろ)とは、両手を左右いっぱいに広げたときの指先から指先までの長さのことで、およそ1.5mを指します。釣りの世界では昔から使われる長さの単位で、メジャーがなくても手を広げれば現場でだいたい測れるのが便利なところです。身長が160cm前後の人ならほぼ1.5m、大柄な人なら1.6m近くになるので、あくまで「1.5m前後」とゆるく捉えて大丈夫です。エギングでは、この1ヒロを1本のリーダーの標準の長さとして最初に覚えておくと、釣具店で糸を組むときも、現場で結び直すときも判断が速くなります。逆に「◯cmきっかりでないとダメ」と神経質になる必要はなく、数十cmの誤差は釣果にほとんど影響しません。まずは手を広げた長さ、と体で覚えるのが近道です。
なぜ1.5m前後がエギングにちょうどいいのか
1.5m前後が基準になるのは、「根ズレへの強さ」と「キャストのしやすさ」のバランスが取れる長さだからです。エギング用のメインラインは細いPEライン(0.5〜0.8号が主流)で、これは引っ張り強度は高い一方、岩やテトラにこすれると一瞬で切れる弱点があります。そこで、根ズレに強いフロロカーボンのリーダーを先端に1.5mほど継ぎ足すことで、海底の障害物にラインが触れてもメインラインを守れます。1.5mあればアオリイカが海底付近でエギを抱いても、こすれる部分をリーダーでカバーできる計算です。短すぎると障害物に届く前にPEが露出し、長すぎるとキャスト時に結び目がガイドに引っかかりやすくなる。その中間として1.5mが選ばれている、というわけです。
短くても長くてもダメな理由|カギは「結束部の位置」
リーダーの長さで一番意識してほしいのが、PEとリーダーの結び目(結束部)がどこに来るかです。キャストの構えを取ったとき、この結束部がロッドのガイド内に巻き込まれていると、投げた瞬間に結び目がガイドに当たって飛距離が落ちたり、最悪ラインが切れてエギが飛んでいったりします。一般的な8.6フィートのエギングロッドなら、垂らし(穂先からエギまでの長さ)を50cm前後取ると、リーダーが1.5mのときに結束部がちょうどガイドの外に出やすくなります。長さを決めるときは「投げる姿勢で結束部がリールに巻き込まれていないか」を必ず確認しましょう。ここを意識するだけで、原因不明のライントラブルがぐっと減ります。
釣り場でメジャーがなくても、ロッドの長さを使えば大まかに測れます。8.6フィートのロッドは約2.6mなので、「ロッド全体の6割弱=1.5m」とイメージすると現場で長さを合わせやすくなります。手を広げる方法とあわせて覚えておくと便利です。
迷ったらこの長さで揃えればOK
結論として、初めての1本は1.5m(1ヒロ)で組んでおけば間違いありません。慣れないうちは細かく状況を読むより、基準の長さで釣りに集中したほうが上達も早いです。どうしても最初から数字を1つに絞りたい人は「1.2〜1.5mの間」で覚えておけば、漁港でも堤防でも対応できます。この長さで数回釣行し、「もう少し障害物が荒い場所に行きたい」「もっと飛距離が欲しい」と感じてきたら、次の章以降で説明する状況別の調整に進んでください。まずは基準を体で覚えることが、遠回りに見えて一番の近道です。
そもそもリーダーは何のためにある?直結を避けたい3つの理由
「PEラインにエギを直接結べば、リーダーなんていらないのでは?」と思う人もいるはずです。実際、直結で釣っている人もゼロではありません。しかしエギングでリーダーを入れるのには、はっきりした理由が3つあります。ここを理解しておくと、長さや太さを決めるときの判断がぶれなくなります。
理由1:PEラインは根ズレに弱く、一瞬で切れる
エギングでリーダーが必須になる最大の理由は、メインのPEラインが擦れにきわめて弱いことです。PEは超高分子量ポリエチレンを編み込んだラインで、まっすぐ引っ張る力にはナイロンやフロロの2〜3倍強い一方、岩・テトラ・貝殻などにこすれると繊維が削れて簡単に切れます。エギングはボトム(海底)を取る釣りなので、エギが根に触れる場面が必ず出てきます。そこで、根ズレに強いフロロカーボンを先端1.5m前後だけ継ぐことで、擦れる部分を守るわけです。0.6号のPEは強度こそ十分でも、岩に一度こすれれば号数に関係なく飛ぶことがあります。だからこそ、消耗品として先端に付け替えられるリーダーが要るのです。
理由2:PEは結び目で強度が大きく落ちる
PEラインに直接エギを結ぶと、結び目の部分で本来の強度の半分近くまで落ちることがあります。PEは表面がツルツルして結束が滑りやすく、しっかり締め込んでもすっぽ抜けたり、結節部から切れたりしやすい素材です。一方フロロカーボンは適度に硬く結びが決まりやすいため、エギのスナップやアイに結んだときの強度が安定します。リーダーを挟むことで「PE同士はFGノットなどでしっかり結束→フロロの先端でエギを結ぶ」という、それぞれの素材が得意な結び方に役割分担できるのです。結果として仕掛け全体の強度が底上げされ、良型のアオリイカが掛かってもラインブレイクしにくくなります。
ラインの素材によっては直結でも成立する釣りもあります。「どんな時にリーダーがいらないのか」を素材×釣種で整理した記事もあわせて読むと、リーダーの役割がより深く理解できます。

「釣りを始めたいけど、リーダーって必ず結ばないといけないの?」「面倒なノットを覚えなくても釣りはできる?」そんな疑問を持っている方は多いはずです。結論から言うと…
理由3:エギの動きと当たりの感度を損なわないため
リーダーはエギを自然に動かし、微妙な当たりを取るためにも役立ちます。フロロカーボンは水より重く(比重約1.78)沈みやすいので、エギを海中で安定させ、シャクったあとのフォール(沈む動き)をきれいに演出できます。またフロロは伸びが少なく感度が高いため、アオリイカがエギを抱いたときの「モタれるような重み」や「フッと軽くなる違和感」といった繊細な当たりを手元に伝えてくれます。もしPE直結だと、結び目の弱さやエギの動きの不自然さで、せっかくのチャンスを逃しかねません。長さを1.5m前後取るのは、この「動き」と「感度」を十分に活かせる範囲だから、という側面もあるのです。
長さは状況で変える|漁港・磯・遠投で正解が違う

基準の1.5mを覚えたら、次は釣り場に合わせた微調整です。エギングのリーダーの長さは、足場や狙う場所によって80cm〜2mの範囲で変えると釣りが快適になります。ここでは代表的な3つのシーンで、どのくらいの長さが向いているかを具体的な数値で紹介します。「釣りはじめナビ調べ」として状況別の目安を表にまとめました。
| シーン | おすすめの長さ | 狙い・理由 |
|---|---|---|
| 漁港・堤防(足元中心) | 80cm〜1m | 障害物が少なく、結束部のトラブルを減らして手返し重視 |
| 標準(迷ったら) | 1.5m(1ヒロ) | どんな場所でも大きく外さない基準の長さ |
| 磯・ゴロタ場(根が荒い) | 1.5〜2m(1ヒロ半) | 根ズレの範囲が広く、長めにして擦れをカバー |
| 遠投重視(飛距離優先) | 80cm〜1m | 結束部をガイドに巻き込まず飛距離ロスを防ぐ |
※釣りはじめナビ調べ。使用ロッドやキャスト方法で最適値は前後します。
漁港・堤防の足元中心なら80cm〜1mで手返し重視
足場のいい漁港や堤防で、目の前をテンポよく探る釣りなら、リーダーは80cm〜1mと短めが快適です。障害物が少ない場所では長いリーダーで根ズレをカバーする必要が薄く、むしろ短くして結束部をキャストのたびにガイドの外に置いたほうが、投げるたびのトラブルが減ります。手返し(1投ごとのテンポ)が上がるので、群れが回ってきた短いチャンスタイムを効率よく攻められます。ただし短くしすぎると、根がかりや障害物に触れたときにPEが露出しやすくなるので、最低でも50cmは確保してください。「足元の常夜灯周りをテンポよく」というスタイルの人に向く長さです。
磯・ゴロタ場の根が荒い場所は1.5〜2m(1ヒロ半)でしっかり守る
岩場やゴロタ(大きめの石が転がる場所)など、海底の障害物が多いフィールドでは1.5〜2mと長めにするのが正解です。こうした場所はアオリイカの好ポイントである一方、エギが根に触れる回数も増えるため、擦れる範囲をリーダーで広くカバーする必要があります。1ヒロ半(約2m)取っておけば、イカがヒットして海底付近でやり取りする間も、こすれる部分をフロロで守り切りやすくなります。号数も後述するように太めの2.5〜3号にすると安心です。デメリットは、長い分だけキャスト時に結束部の位置管理がシビアになること。垂らしを長めに取るなど、投げる姿勢での結束部の位置を毎回確認しましょう。
遠投して沖のイカを狙うときは80cm前後で飛距離をとる
広い漁港の沖や、遠くの潮目まで届かせたいときは、あえてリーダーを80cm前後に短くして飛距離を優先します。リーダーとPEの結束部がキャスト時にガイドを通過すると、そこで抵抗が生まれて飛距離が落ちます。リーダーを短くして結束部を最初からガイドの外(ロッドの先端側)に置いておけば、この抵抗を減らせるわけです。3.5号など重めのエギを遠投するシーンで効果を感じやすいテクニックです。ただし短いぶん根ズレへの余裕は減るので、足元に障害物が多い場所では無理をしないこと。飛距離を取るか、根ズレ耐性を取るかは、その日のポイントで判断してください。
リーダーの長さと同じくらい飛距離や操作性を左右するのがロッドの長さです。8.6フィートを基準にした選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

長すぎ・短すぎで起きる失敗と対策|初心者がハマる落とし穴
リーダーの長さは、間違えるとそのまま釣果とストレスに直結します。ここでは実際に初心者がやりがちな「長さ」の失敗を、原因と対策をセットで紹介します。先に知っておけば、同じ穴に落ちずに済みます。
失敗例1:長すぎてキャストのたびに結束部がガイドに絡む
ありがちな失敗が、「根ズレが不安だから」と2.5m以上の長いリーダーを組み、キャストのたびに結束部がトップガイドに絡むパターンです。結び目がガイドに当たると「バチン」と音がして飛距離が落ち、ひどいときは結束部から切れてエギごと飛んでいきます。原因は、リーダーが長すぎて投げる姿勢のときに結び目がガイドの内側に来てしまっていること。対策はシンプルで、リーダーを1.5m前後まで短くし、垂らしを調整して結束部をガイドの外に出すことです。どうしても長くしたい磯などでは、FGノットで結束部をできるだけ細く小さく仕上げると、ガイド抜けが良くなり絡みにくくなります。
「長ければ長いほど安心」と考えるのは危険です。2m以上のリーダーは根ズレに強くなる反面、キャスト時の結束部トラブル・飛距離ダウン・結び直しの手間がすべて増えます。長さは「必要なぶんだけ」が鉄則。迷ったら基準の1.5mに戻しましょう。
失敗例2:短すぎてPEが露出し、根ズレで高切れする
逆に、飛距離を欲張ってリーダーを30cm程度まで短くし、根に触れた瞬間にPEが擦れて高切れ(ラインの途中で切れること)する失敗もよくあります。リーダーが短いと、エギが海底の障害物に触れたときに擦れる部分がリーダーを超えてPE本体に達してしまいます。PEは擦れに弱いので、露出した部分が岩に一度こすれただけで切れることがあります。高切れするとリーダーもエギも一緒に失い、仕掛けを一から組み直す羽目に。対策は、どんなに短くしても最低50cm、障害物がある場所では1m以上を確保すること。飛距離が欲しくても、根の荒い場所での過度な短縮は避けるのが賢明です。
失敗例3:巻き込んだ状態で投げてトップガイドを傷める
意外と見落としがちなのが、結束部をガイド内に巻き込んだままフルキャストして、トップガイドのリング(糸が通る輪の部分)を傷めてしまうケースです。結び目がガイドを高速で通過するときの摩擦や衝撃で、ガイドのリングに微細な傷が入ると、そこにPEラインが引っかかって毛羽立ち、次第にラインが切れやすくなります。目には見えにくいダメージなので、原因不明のライントラブルが続くときはガイドを疑ってみてください。対策は、投げる前に必ず「結束部がガイドの外に出ているか」を目視すること。この一手間だけで、ロッドの寿命もラインの寿命も延びます。
長さとセットで決める「太さ(号数)」の選び方
リーダーは長さだけでなく、太さ(号数)も同じくらい重要です。細すぎれば良型に切られ、太すぎればエギの動きと飛距離が落ちます。ここでは基準の号数と、メインのPEラインに合わせた早見表を「釣りはじめナビ調べ」でまとめました。
基準はフロロ2.5号|まず1つ選ぶならこれ
太さで迷ったら、まずフロロカーボンの2.5号を選んでおけば大きく外しません。2.5号は強度と扱いやすさのバランスが良く、初めて行く釣り場や状況が読めないときの基準として多くのエギンガーが使っています。秋の新子(生まれて間もない小型のアオリイカ)から春の大型まで、幅広く対応できる太さです。もう少し繊細に攻めたい人は2号、良型が期待できる磯や春イカ狙いでは3号、という具合に基準からずらして考えると選びやすくなります。号数はメーカーによって1.5〜3.0号あたりで展開されており、1.75〜2.5号がスタンダードな範囲。まずは2.5号を1つ持っておくのがおすすめです。
PEの号数別・最適リーダー早見表
リーダーの太さは、メインのPEラインの号数に合わせて決めるのが基本です。PEに対してリーダーが細すぎると結束強度のバランスが崩れ、太すぎるとしなやかさが失われます。以下の早見表を参考にしてください。
| PEライン | リーダー号数 | 長さの目安 | 主な場面 |
|---|---|---|---|
| 0.4号 | 1.5号前後 | 1m前後 | 秋の新子・ライトな漁港 |
| 0.5〜0.6号 | 1.5〜2号 | 1〜1.5m | オールシーズンの標準 |
| 0.8号 | 2〜2.5号 | 1.5m | 良型狙い・やや荒い場所 |
| 1.0号 | 2.5〜3号 | 1.5〜2m | 春の大型・磯・ゴロタ |
※釣りはじめナビ調べ。目安であり、狙う魚のサイズや障害物の多さで前後します。
失敗例4:太さを間違えて切られる・飛ばなくなる
号数選びでの典型的な失敗が、「細ければ動きがいいだろう」と1号のリーダーで春の大型を狙い、根に潜られてあっさり切られるケースです。逆に、秋の新子相手に3号の太いリーダーを使い、エギの動きが硬くなって飛距離も落ち、アタリが遠のくこともあります。原因はどちらも「狙うイカのサイズと場所に太さが合っていない」こと。対策は、上の早見表のようにPEの号数と季節・場所で号数を決めることです。細さは感度と食い、太さは強度と根ズレ耐性というトレードオフを理解し、その日の状況に寄せて選びましょう。1つに絞るなら2.5号が無難、というのはこのバランスの中央だからです。
号数や素材の選び方をさらに掘り下げたい人は、ショックリーダー全般のおすすめと選び方をまとめた記事も参考になります。エギング以外の釣りにも応用できます。

「ショックリーダーって種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない…」。PEラインを使うルアーフィッシングやエギングを始めようとすると、必ずぶつかる壁がショック…
素材はフロロカーボンが定番|長さとの合わせ方
エギングのリーダーは、フロロカーボンを選ぶのが定番です。アンケート調査でもフロロを使う人が6〜7割を占めるほど。ここでは、なぜフロロなのか、デメリットはないのか、そして素材選びの意外な視点までを解説します。
なぜナイロンでなくフロロカーボンなのか
フロロカーボンが選ばれる理由は、「根ズレに強い」「沈みやすい」「感度が高い」の3点がエギングと相性抜群だからです。フロロは表面が硬く耐摩耗性が高いため、岩やテトラに擦れてもナイロンより切れにくく、リーダーの役割を存分に果たします。また比重が約1.78と水より重いので、エギを海中で安定させ、フォールをきれいに演出できます。さらに伸びが少ないぶん、アオリイカの繊細な当たりを手元に伝えてくれる感度の高さも魅力です。長さを1.5m前後取ることで、この根ズレ耐性と感度を最大限に活かせます。エギングでリーダーといえばフロロ、と覚えておいて問題ありません。
フロロのデメリットも正直に|硬さと巻きグセ
定番のフロロにも、「硬くて扱いにくい」「巻きグセがつきやすい」というデメリットがあります。フロロはナイロンより硬いため、細いPEと結束するFGノットなどが慣れないうちは組みにくく感じることがあります。また、スプールに巻いた状態のクセ(巻きグセ)が残りやすく、組んだ直後はクルクルとらせん状に癖がつくこともあります。対策としては、結束後にリーダーを軽く引っ張って伸ばす、しなやかさを売りにした製品を選ぶ、などがあります。硬さは根ズレ耐性の裏返しでもあるので、完全に消すことはできませんが、扱いに慣れれば気にならなくなります。デメリットを知った上で選べば、後悔しません。
実は…状況によってはナイロンや太さ違いも選択肢になる
意外と知られていませんが、すべての場面でフロロが唯一の正解というわけではありません。たとえば、表層をゆっくり漂わせて誘いたい状況では、比重の軽いナイロンリーダーのほうがエギをスローに見せられる場面もあります。また、極端に根が荒い磯では、あえて号数を1ランク上げて太いフロロを長めに取り、多少の飛距離ダウンを承知で根ズレ対策を最優先する、という割り切った選び方も有効です。「フロロ2.5号・1.5m」を基準としつつ、狙い方やフィールドによって素材や太さを動かせるようになると、対応力が一段上がります。定番はあくまで出発点、と捉えておきましょう。
エギングリーダーおすすめ3製品|長さ・号数の実例で選ぶ
ここまでの内容を踏まえ、実際に手に入るエギング向けリーダーを3つ紹介します。それぞれ長さ(巻き量)・号数・特徴が異なるので、自分のスタイルに合うものを選んでください。価格やスペックはメーカー公式情報にもとづいています。
| 製品 | 号数展開 | 巻き量 | 価格の目安 |
|---|---|---|---|
| ダイワ エメラルダス フロロリーダー X’LINK | 1.5〜3号(7段階) | 30m | 1,590円(税抜) |
| サンライン エギリーダーFC ハード | 1.5〜4号(8段階) | 30m | 1,700円 |
| シーガー フロロショックリーダー | 幅広いlb展開 | 15m/30m | 500円前後(要確認) |
中級者まで長く使える|ダイワ エメラルダス フロロリーダー X’LINK
迷ったら選びやすいのが、ダイワの「エメラルダス フロロリーダー X’LINK」です。フロロカーボン製で、独自のTOUGH RESIN(強靭樹脂素材)とX’LINK構造により、ダイワが結節強度の高さを打ち出しているエギング専用リーダーです。号数は1.5号・1.75号・2号・2.25号・2.5号・2.75号・3号の7段階と細かく、狙いに合わせて選べます。巻き量は全号数30m、価格は税抜1,590円。号数ごとにカラーバンドが色分けされているので、複数号数を持っていても取り違えにくいのが便利です。スプールには海洋生分解性樹脂を採用するなど環境にも配慮されています。まず基準の2.5号から入り、慣れたら号数を揃えていく使い方に向いた、初心者から中級者まで長く付き合える1本です。
根が荒い場所に強い|サンライン エギリーダーFC ハード
磯やゴロタなど擦れの多い場所を攻めるなら、サンライン「ソルティメイト エギリーダーFC ハード」が頼りになります。プラズマライズ技術によってフロロ表面にガラスのように硬いポリマー層を形成し、表面硬度を高めてスレ傷に強く仕上げているのが最大の特徴。藻や岩礁など外的要因の多い地形での使用を想定した設計です。号数は1.5号から4号までの8段階と幅広く、良型狙いの太号数まで揃います。巻き量は30m、希望小売価格は1,700円。初期の伸びが少なくエギへのアクション伝達率が高いので、シャクリの操作感を重視する人にも合います。根ズレが不安な場所ではこれを長めに組む、という使い分けがしやすい製品です。
コスパ重視の入門用|シーガー フロロショックリーダー
とにかくコストを抑えて始めたいなら、クレハ「シーガー フロロショックリーダー」が定番です。エギング専用ではなくルアーゲーム全般に対応するベーシックなフロロリーダーで、実売500円前後(購入時に要確認)と手に取りやすい価格が魅力。かさばらない薄型連結スプールとスプールバンド付きで携行性も良好です。ポンド(lb)表記で幅広く展開されているので、エギングなら8〜12lb前後を目安に選ぶとよいでしょう。専用品ほど号数の細分化やエギング特化の機能はありませんが、まず1本試してリーダーの扱いに慣れるには十分。慣れてから専用品にステップアップする、という順番もおすすめです。最新の価格・規格はメーカーや販売店でご確認ください。
レベル・予算別の選び方まとめ
最後に、予算と釣り場のレベルで選ぶ目安を整理します。まず【〜1,000円・入門】なら、シーガー フロロショックリーダーで扱いに慣れるところから。【1,500円前後・標準】で長く使いたいなら、号数展開が細かいダイワ エメラルダス フロロリーダー X’LINKが扱いやすい定番です。【根の荒い場所・磯中心】なら、表面硬度を高めたサンライン エギリーダーFC ハードを長め・太めに組むと安心感が違います。どれを選んでも、まずは「フロロ2.5号・1.5m」を基準に組み、通う釣り場の傾向に合わせて号数と長さを調整していけば失敗しません。道具は基準から入り、経験で微調整するのが上達の王道です。
まとめ|エギングのリーダーは「1.5m・2.5号」を基準に状況で動かす
エギングのリーダーの長さは、「1ヒロ=約1.5m」を基準にすれば、どんな釣り場でも大きく外しません。そのうえで、障害物の少ない漁港や遠投重視なら80cm〜1mと短く、根の荒い磯やゴロタでは1.5〜2mと長く、というように状況で調整するのが正解です。長さと同じくらい大切なのが太さで、迷ったらフロロの2.5号を基準に、PEの号数と季節・場所に合わせて号数を動かしましょう。フロロが定番なのは、根ズレの強さ・沈みやすさ・感度がエギングと相性抜群だからです。
長すぎれば結束部がガイドに絡み、短すぎればPEが露出して高切れする。太すぎればエギが動かず、細すぎれば良型に切られる。どちらの失敗も「基準から必要なぶんだけ動かす」という考え方で防げます。まずは基準の設定を体で覚えることが、遠回りに見えて一番の近道です。
・基準の長さは「1ヒロ=約1.5m」。迷ったらこれで組む
・漁港・遠投は80cm〜1m、磯・ゴロタは1.5〜2mに調整
・太さはフロロ2.5号が基準。PEの号数に合わせて1.5〜3号
・素材はフロロが定番(根ズレ・沈み・感度に優れる)
・長すぎ=結束部トラブル、短すぎ=高切れに注意
・結束部がガイドの外に出ているかを投げる前に必ず確認
・傷んだリーダーは釣行ごとにチェックして結び直す
最初の一歩は、手持ちのPEの号数を確認して、それに合ったフロロリーダーを2.5号を中心に1つ用意すること。あとは1.5mで組んで、実際に投げながら「結束部の位置」を体で覚えていけば、リーダーの長さで迷うことはもうなくなります。次の釣行で、ぜひ自分の釣り場に合った長さを見つけてみてください。
※本記事の製品情報・価格はメーカー公式サイト等をもとにした2026年7月時点のものです。最新の情報は各メーカー・販売店の公式サイトでご確認ください。

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